先日から読んでいた本書を読了しました。
内容
日本では一二〇〇万人以上が悩んでいると言われている男性型脱毛症や、男女を問わずある日突然始まる円形脱毛症。皮膚科学の中でも遅れをとっていた毛髪についての研究だが、分子生物学の研究が進歩した恩恵で「なぜ髪が抜けるのか、薄くなるのか」という謎が解き明かされつつある。男性型脱毛症や円形脱毛症の改善には現在どのような治療法があり、どの程度の治療効果が得られるのか。研究の最前線にいる専門医が抜け毛・薄毛のメカニズムをやさしく解説しながら、最新の治療法を紹介する。
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著者情報
板見 智(いたみ さとし)
一九五二年生まれ。大阪大学医学部医学科卒業。大分医科大学皮膚科助手、マイアミ大学皮膚科学教室研究員、大分医科大学皮膚科助教授、大阪大学医学部皮膚科助教授を歴任して二〇〇六年より大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座教授。編著書に『毛の悩みに応える皮膚科診療—毛髪最前線』(南山堂)など。
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薄毛・抜け毛は病気！だから治る！
髪が抜けるというのは自然現象でどうにもならないものかと思っていました。
でも、病院の皮膚科で診察の対象になる「病気」である場合もあり、薄毛・抜け毛が起こる病気には様々な種類があることを本書を読んではじめて知りました。
具体的には男性型脱毛症や円形脱毛症などといった病気にはそれぞれ有効な治療法が確立されており、皮膚科医師の著者も実際に薄毛の治療にトライした、治療前後の写真も掲載されています。結果はもちろん薄毛が改善して見えていた頭皮が隠れるほど発毛していました。
女性の薄毛・抜け毛の病気は原因が様々で、治療法は男性と異なります。
主な病名は以下の通りです。
- 女性の男性型脱毛症
- 慢性休止期脱毛症
- 性腺刺激ホルモン女性ホルモン分泌異常による脱毛症
- 過度なダイエットによる脱毛
- 鉄欠乏性貧血
- 膠原病全身性エリテマトーデス（ＳＬＥ）
また、「髪についての誤解や思い込み」の章はホントに今までの考えを改めさせられました。
このトピックについては今後、記事に書いていきたいと思います。
本書の大きなポイントは、症状に対する適切な医学的治療によって、病気が改善し髪が元通りになるということです。
さて、実際のところ具体的にはどうしたらいいの？
薄毛・抜け毛の病気の治療について、本書では 脱毛症外来のある病院の皮膚科をまずは受診する ことをすすめています。
抜け毛、薄毛（うす毛）対策【AGA-news】｜MSD株式会社
製薬会社MSD社による男性型脱毛症についての解説・情報サイト。
男性型脱毛症（AGA・エージーエー）について相談できる病院・医院情報が検索できます。
当ブログでは先日『 全国最大規模のクリニック展開数で、充実の発毛・育毛の治療が受けられる「AGAスキンクリニック」のブースに行ってみた ]という記事を掲載しました。
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