写真は作業途中ですがフォークを抜く直前です。
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作業としては以前のステムベアリングの整備と平行して行います。
事前に幾つかのボルト類を緩めますが、力がかかるので前輪が接地している状態で行います。
0.フォークの突き出し量を測っておく
この車体は15mmでした
1.車体状態によってはハンドルを外す 10mmスパナ
工具類が干渉する場合に適宜行います。
2.フォークのトップゴムキャップを外す
はめ込んであるだけのゴムキャップなのでマイナスドライバなどで抜き取ります。
3.フォークのトップキャップを緩める 1/2インチ角
フォークを抜き取った単体だとこれを緩めるのは大変なので先に緩めておきます。
もし勢い余って完全に抜いてしまったら、半締め程度に戻しておきましょう。
この角穴は一辺1/2インチ=12.7mmなのですが専用の工具はないようです。
なので、トルクレンチを購入し、流用しました。
トルクレンチはいくつか寸法があるので購入時は1/2インチのものを選びましょう。
参考までに今回購入したのは藤原産業 ETR4-200です。ホムセンで3600円程度でした。
これで今後は正確なトルクで締め付けできます! といってもサービスマニュアルが無いと意味ないんだよなあ・・・
4.フォークホルダ上下のボルトを少しだけ緩めます。 12mmと14mmスパナ
5.ブレーキキャリパーを外し、前輪を外す準備としてボルト類を緩める
以降は車体を浮かせて行います。
1.前輪を外す。
2.フォークフォルダ上下のボルトを緩めてフォークを抜き取る。
ボルトを緩めると意外にあっさりフォークがストンと落ちてくるので下にぼろきれや段ボールなどを敷いておきましょう。
3.フォークのトップキャップを外す。
スプリングの力で押されているのでキャップとワッシャーが飛んでいかないように注意。
4.フォークを逆さにしてオイルを抜きます。
スプリングが落ちてくるので注意。
5.しばらく放置し、オイルが抜けきった頃に、オイルを入れます。
純正KAWASAKI G10 片側380ml 入れました。
6.ゆっくりフォークを上げ下げしてエア抜きを行う
7.その後、しばらく放置してエア抜き
8.トップキャップを締める
フォーク単体ではちゃんと締められないのでできるだけでよい。
9.車体に取り付け後、トップキャップをしっかり締める。
10.前輪、ブレーキキャリパー、メーターケーブル、ハンドルなどすべて元に戻す。
非常に重要な部位で作業漏れがあると事故につながりますのでしつこいほど指差し呼称確認を行います。
●おまけ
今回、ひび割れているダストシールを交換しようと思っていましたが・・・、固くて入りません。
フォークブーツもつけようと思い購入しておきましたので、ダストブーツはそのまま流用しました。
ダストブーツ内周はまだひび割れていないのと、フォークブーツがあればそもそもホコリと雨は入らないので大丈夫かな、と思います。また次の冬にでも開けて様子見てみようと思います。
フォークブーツはYAMAHA SR400用として通販しているものですがぴったりでした。
完成品はこちらです。
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