21/1/28 栗東TC
27日は軽めの調整を行いました。
28日は栗東坂路で追い切りました
(53秒9−38秒5−25秒3−12秒6)。
「週末競馬場でミルコと改めて話をしたのですが、
川崎記念へ乗りに行く兼ね合いから
水曜日はハロー明けなどの良いタイミングで
コンダクトレスに乗ることができなそうということだったんです。
それならばこちらで対応するかと一度は思ったのですが、
競馬は日曜日ですし、
一度競馬へ向けて仕上げていたこともありますから
そこまで強い負荷をかける必要もないと考え、
“木曜日でも構わないからミルコ乗れる?”
と改めて確認したところ乗れるという返事をもらえたので、
追い切りは今朝行うことにしました。
なぜ続けてミルコを乗せたかったかというと、
僕の感覚では
ミルコは気持ちで乗ってくるタイプでもあると思っています。
そんな彼が2週続けて乗って馬を把握してくれると
より状態を分かってくれるし、
より気持ちを込めて乗ってくれるのではないかと思ったからです。
以前ロードクエストで重賞を勝った時も
同じような過程だったものですから、
そのイメージを持って
今回のレースへ向かえればと思って拘らせてもらいました。
それで私も現地へ入り、
ミルコが来るまでの間は私が運動から乗りました。
正直に言うとその時は“う〜ん、こんな感じか…”と思ったんです。
いちばんいい時はドシッとしてズンズンズンと歩けていたので、
そこと比較すると“もうちょっとだな。
体の張りが残っているな”という感じがしていたんです。
担当者に改めてそのことを伝えると、
こちらが捉えている以上に来た当初はちょっとしんどかったようです。
それがやっと先週あたりから
良くなってきたところということでした。
確かに、馬体、特にお尻などは美浦にいるときよりも
ちょっといいかなという感じになってきています。
理想を言えばトモをもうちょっと使えて
肩回りの動きもよりいいものになればいいなとは思いますが、
そのままじっくり動かしていると段々と歩きが変わってきました。
その後角馬場へ行くとさらにもうちょっと良くなってきていたので、
こういう変化も見せられるようになっているんだなと
感心していたところでミルコにバトンタッチしました。
前を行くロードクエストを見る形で、
併せず、近寄らず、あくまでも目標にして
そのままスーッと上がってほしいとリクエストしたところ、
思惑に近い形で乗ってきてくれました。
見ている限り悪くないなと思え、
ミルコに感想を聞いたところ“”先週よりもいい“”と言ってくれました。
僕らが受ける印象とジョッキーが受ける印象に
差があることは良くあることですが、
やはり馬の気持ちの入り方も違うというもあるのでしょうね。
逍遥馬道での運動から角馬場へ移る中での変化を見ても
そういうところはあるのだろうと思えました。
プラスして“どう?いいの?”とミルコに聞いてみたところ
“”先週よりも気持ちが乗ってきているし、
良いとも思う。勝てる。勝ちたい!“”と言ってくれましたよ。
この後のことが正式に決まっているわけではありませんが、
番組を見ても、時期を考えても
今回がおそらくラストになるでしょう。
3勝クラスの壁というのは2勝クラスまでとは
だいぶ異なりかなり厚い壁だとも思っているので
そう容易いことではないのですが、
ミルコがそう言ってくれているのは嬉しいですよね。
それに、ミルコに今回騎乗依頼した理由の一つが
デビューとラストをミルコが締めてくれないかなという
ドラマティックな展開にも期待したからなので、
厳しい戦いとはわかっていても楽しみにしたいですね。
体は484キロと大きく増えることはなく
状態は良化途上中かもしれませんけれど、
除外後やれることをやってきたつもりですし、
悪くない形で向かえるはずです。
展開や馬場などいろいろとあるでしょうが、
この馬だけで考えると逃げにこだわるわけではないけれど
前々で押し切るような
この馬のスタイルでいい競馬を見せてもらえたらと思っています」
(小島師)
31日の中京競馬(美濃S・芝2200m)
にM.デムーロ騎手で出走を予定しています。
21/1/31 栗東TC
31日の中京競馬ではスタートこそ速くなかったが、
ホームストレッチを活かしてポジションをじわーっと上げ、
縦長の展開のなか3番手につける。
徐々に勢いをつけながら直線へ向いてそこからも長く脚を使うが、
前2頭にやや遅れて3着まで。
懸念していた馬体重は陣営の計画と入念な調整によって
見事プラスで臨むことができました。
スタートで後手を踏んだ時はヒヤッとしましたが、
上手くあいた進路を活かしてスッと位置を上げ、
理想に近い形で先行することができました。
先頭が離して逃げ、2番手とも少し距離を置いた3番手からという
難しい形ではあったものの、
人馬の信頼があって焦らずじっくりと進めてくれていたように思います。
直線へ向くときには力が入りましたし、
外から伸びてきた馬と体を並べて
もうひと伸びしようとする姿を見たときにも
声が出てしまうほど頑張ってくれたように思います。
結果こそ最良のものではありませんでしたが、
充実感のあるレースを見せてくれたのではないでしょうか。
この後は美浦トレセンへ戻る予定になっており、
今後につきましては後日改めてご報告させていただきます。
レースは3着でした。
おそらくラストランであろうレースで勝利は出来ませんでしたが
小島調教師には感謝したいですね。
デビューとラストをM.デムーロ騎手にお願いするという、
サプライズは出資者としては本当に嬉しく思いました。
M.デムーロ騎手でのあの新馬戦での勝利が無ければ、
晩成タイプのコンダクトレスは
未勝利戦脱出も難しかったかもしれません。
小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)に書いてありますが
新馬戦後も
M.デムーロ騎手に何回か騎乗依頼はされたみたいですが
先約があったり、他場で騎乗だったり
なかなかコンビを組むことはできなかったみたいです。
新馬戦勝利から3年半経ちましたが
ラストランであろうレースに騎乗してくれるのは嬉しいですね。
レースはスタートでちょっと出遅れて、
この馬の良さを出せる展開にもっていけそうにないな
と思って見ていたところ、M.デムーロ騎手が空いたところを
上手く先行させ、3番手で1コーナーに入っていきました。
この時点でひょっとしたら勝利もあるかなと思ってみてました。
最後の直線に入ってからは
残念ながら1、2着馬とは離されてしまいましたが、
なんとか3着を確保してくれました。
M.デムーロ騎手ありがとう。
そしてコンダクトレス、お疲れ様でした。
無事にレースを終えて一安心ですね。
後は母親になるために、春までゆっくり休養して欲しいですね。
そして子供がキャロットクラブで募集される事を願ってます。
何年か後にはこの夢の続きが見れると思うと楽しみですね。
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