はじめに
あなたは人工知能(AI)といわれて何を連想しますか?
バビル2世のコンピュータ、エヴァンゲリオンのマギシステム、キャシャーンや鉄腕アトム。
あくまでも、マンガやアニメの世界の話だったので、
子供の頃は、「ロボットに宿題をさせたいなぁ」と、
自分勝手な妄想をしていました。
そして、あれから何年もの年月が経ち、
今やソフトバンクの感情認識パーソナルロボットPepper(ペッパー)が発売と同時に売切れるなど、
人工知能やロボットの世界が本当に実現される日がやってきました。
まだまだ自分の代わりに宿題をさせるレベルではないのでしょうが、
高齢者の話相手になるなんて、凄いじゃないですか!
25年前のロボットブーム
思い返せば、このような人工知能搭載型のロボットブームは過去にもありました。
まだまだ可愛がっていらっしゃる方も多い、SONYのAIBO。
1999年の発売当時、25万円もの高額製品ながら、20分で完売したとTVニュースでも報道され、
当時大きな話題となりました。
このAIBOの成功をきっかけにして、
ペットロボットというジャンルが確立され、
ヒーリングパートナー もっとおはなし「ダッキー」、
セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」なんて、
癒し系のロボットも誕生していきます。
人工知能の産みの親
「人工知能」という名前は1956年にダートマス会議でジョン・マッカーシーにより命名されました。
■ジョン・マッカーシー
【人工知能研究への根幹的貢献とプログラミング言語「LISP」の発明】
人工知能(AI)の分野でその創成期から現代までリーダーの役割を続け、「人工知能の父」と呼ばれている科学者。計算機科学の世界における今世紀最大の発明と言われる、記号処理用プログラミング言語「LISP」を創造した。
シンギュラリティ
人工知能やロボットの発達に対し、
未来においては私たち人類の脅威になりうると、
警笛を鳴らす学者も存在しているようです。
※2045年には人工知能が知識・知能の点で人間を超越し、
科学技術の進歩を担う技術的特異点(シンギュラリティ)が訪れるとする「2045年問題」を唱える学者もいる。
下記のブログで分かりやすくまとめられています。
ITは人の仕事を奪うのか?シンギュラリティから労働者の未来を考える(paiza開発日誌)
IT企業による人工知能の取り組み
私たちが所有するコンピュータで、
生活に最も影響を与えているのがスマートフォン。
そのスマホで人工知能の熱き戦いが勃発しています。
まずは、無償OSのAndroidで世界をリードするGoogle社。
最新OSのAndroid 6.0 Marshmallow(マシュマロ)に搭載された「Now on tap」が凄いです。
下記のブログの説明が分かり易いです。
Google Nowの新機能「Now on Tap」の使い方まとめ。アプリ内で知りたい情報をGoogle検索に切り替え不要でテキストをタップやホームキーのロングタップ等で教えてくれる便利な機能。
そして、Google社と熾烈な戦いを繰り広げるApple社。
iPhone6Sのテレビコマーシャルでも中心として露出を高めている「Siri」です。
公式サイトの説明です。
Siri
Googleに出遅れた感もあるApple社ですが、
9月には、人工知能関連の開発者の求人を出し、
10月には人工知能のベンチャー企業を買収するなど、
反転攻勢に打って出たようです。
Appleは人工知能と機械学習関連のエンジニアの採用を強化する予定
Apple、人工知能ベンチャーを2社連続で買収——“Apple Car”への布石か?
で、かなりの遅れ感があるMicrosoftといえば、女子高生人工知能「りんな」ですよね、
りんな
口コミでじわじわ人気 マイクロソフトの女子高生人工知能「りんな」、LINE公式アカウント向けに法人提供
9月には、不倫サイト「アシュレイ・マディソン」ハッキングで個人情報流出 が
世界中で話題になりましたが、その不倫サイトに登録されているはずの女性会員が、
実はソフトウエアで作られた会話ロボットだったということで、さらなる話題となっています。
男性の相手は「会話ロボット」、不倫サイトが見せた技術力
シンギュラリティを乗り越えるもの
なんだか、人工知能の使い道が女子高生チャットだったり、不倫サイトのロボットだったりと、
思ってもみなかった分野での利用が際立っているように思えますね。
そういえば、過去を振り返ってみると、
IT技術を含む技術の発展にはエロが欠かせなかった気がします。
代表的なものとして一番にあげられるのがビデオです。
当時、家庭用ビデオの規格としては、VHSとベータマックスの2種類があり、
VHSは日本ビクター、松下電器産業、シャープ、三菱電機、日立製作所、船井電機が製造販売
ベータマックスはソニー、東芝、三洋電機、NEC、富士通ゼネラル、アイワ、パイオニアが製造販売していました。
どちらかといえば、ベータマックスの方がVHSより画質や温室が良かったのですが、
VHS陣営がアダルトソフトへの採用を積極的に行ったことで、爆発的な広がりとなり、
最終的にはベータマックスは市場からの完全撤退となりました。
そしてインターネットの普及もエロがあってこそでした。
アナログ回線、ISDN回線時代はビジネス用途だったインターネットでしたが、
Yahoo!BBのADSLの登場と共に、アダルトビデオのオンデマンド配信やダウンロード配信などのサイトが出現し、
それらへの接続利用によるトラフィック量の急増が、
回線増強、サーバー増強へと繋がり、現在の安定した高速通信が実現しました。
次に急速に広まったのがスマホです。(今はココの段階ですね)
スマホの利用目的として一番多いのがSNS。
年齢層別にみると、10代、20代を中心にSNSが主となり、
他年代はナビや検索、動画視聴となっています。
まぁ、これはリアルなコミュニケーションを男女間で容易に行えるようになったことが一番の理由ですね。
特に、Lineの普及にかなりの影響を与えていそうです。
では、人工知能は私たちにとって脅威の存在になりうるのでしょうか?
答えは「NO」です。
これまでの技術の進化の影にあった「エロ」こそが、
この問題を解決する糸口になると思います。
もしも、あなたがタイムマシンで過去に行けたら何をしますか?
未来に行けたら何を一番最初に知りたいですが?
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