自治会 vs 子供会
自治会の実態
少子高齢化で急速に人口構成が変わってきている日本において、
私が居住する地域の自治会館は、
高齢者や車椅子の方でも入りやすいようにと出入口のバリアフリー工事を行いました。
それからというもの、
毎週のように、昼の明るい時間から自治会館に高齢者が集まっては、
参加する女性に料理をさせて、酒を飲み、カラオケを楽しみ、
自治会費を飲み食いで食いつぶしています。
集う面々は常に決まっており、
心優しい、おとなしいお爺ちゃんやお婆ちゃんは、
こういった場所が苦手なのか、あまり参加しているように見えません。
また、ここに集う方々や、自治会長、副会長、太鼓持ちと呼ばれている人達は、
夏の地蔵盆、秋の地区運動会、敬老会などでは、常にテント、テーブル、イスが揃った
良い席を陣取り、ここでも酒を飲んでは、若い母親達を小間使いのように働かせています。
さらに、季節毎にバスツアーが行われるのですが、
老人好みの旅先ばかりで、高齢者ばかりが参加する偏った形になっています。
それと、地域内の子供会の運営費は自治会からの配分以外に、
古紙回収によって行われています。
この大切な古紙回収ですが、
アルミ缶や古新聞の盗難が相次いだ為、
自治会が盗難防止用にと、網を手配してくれたのですが、
今になって、網を手配したのは老人会だから、
古紙回収で得た金を寄越せと言って来る始末です。
それ以外にも、日赤への寄付を強要したりと、
最近の逸脱した行動には目に余るものがあります。
各地の状況
町内会長日記74 町内会が補助金を出している、老人会は社会貢献をしているのか!!
30代の町内会長が奮闘する様を書き綴ってくれています。
会計報告もない老人会の実態が浮き彫りになっています。
子供会と自治会の関係について
教えて!gooにも質問があがっていたようですね。
やはりどこの地域でも発生しているようです。
自治会の実態!
Yahoo!知恵袋でも見つけました。
人間嫌い 2 私の関わっている老人会の実態
会長の私物化に困っている様子がみてとれます。
町内会【ウィキペディアより】
どうする?自治会・町内会【朝日新聞デジタルより】
各地色々な形態があるようです。
場所によっては、自治会長に「定額210,000及び1,200×行政区世帯数で算定した額」の報酬が支払われているケースもあるのですね。
しかしながら、正しく機能しているところもあれば、まったく役に立っていないところもあるようです。
二極化する高齢者
自治会そのものが不要かというと、
実はそうではなく、行政との橋渡しとして立派に役立つのが自治会。
行政に巣くう何もしない市議会議員もいるため、
本来なら市議会議員が行うべきではと思う活動を代行している方もいるため、
一概に自治会が不要とはいえません。
特に、小学校に通う子供達を見守り、
登下校時には、低学年を自宅まで送り届けてくださるキッズサポーターの方々は、
雨の日であっても休むことなく、一生懸命子供達を守ってくれています。
また、自宅に子供達を集めては、
お手玉や手芸、書道や読み書きなどを
教えてくださったりと、
夫婦共働きが当たり前の「ご時世」。
このような心優しい高齢者のボランティア活動は、
本当にありがたいものです。
それに比べると、
このキッズサポーターに参加しない高齢者達。
自治会館を私物化し、無茶な要求をする様は、
まさに高齢者の二極化といえそうです。
自治会の運営規則
京都市が発行しているマニュアルがよかったので、
ここにリンクしておきます。
自治会・町内会、運営・活動の手引き - 京都市
京都といえば、町の顔役さんがしっかりしていることで有名です。
そのためか、他地域と違って町中が結束して盛り上げるので、
年中ある多数の行事を難なくこなしています。
世界一の観光都市となった京都市、
それは、観光だけでなく、自治会などの任意団体の活動も世界に誇れるものなのかもしれませんね。
町の腐敗がもたらすもの
『老害』がもたらすものが、町の腐敗とするなら、
町の腐敗がもたらすものは何でしょう?
以前の記事の
【日本の社会を考える】本当の意味での老害
でも書きましたが、一部の高齢者が原因となり、悪い慣習を根付かせています。
国や行政は、選挙のために、高齢者に対して非常に甘い政策をとるので、
これらに期待することもできないでしょう。
やはり、京都市のように、自治会の活動の手引きなどを明確にし、
それに従って正しく運営することが一番重要なのだと思います。
そして、全ての高齢者が悪いわけではなく、
一部の高齢者によって引き起こされているものなので、
そういった人達を排除していく努力も必要です。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image