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posted by fanblog

2015年03月25日

体感治安が悪化している原因を考えてみた

実証的刑事政策論——真に有効な犯罪対策へ




はじめに


「子供を育てやすい安心な社会を望んではいけないのだろうか」 では、
物騒な犯罪が増えているため子育て支援は重要といった意味合いの文章を書いたところ、
「物騒な犯罪の数は統計的には年々減っていますよ。「体感治安」は「実際の治安」を反映していません。」
というコメントを頂きました。

「本当にそうなのだろうか?」と疑問に思いインターネットで色々と調べてみたところ、
人が感覚的に感じている治安の善し悪しは重要では無いといった意見を散見します。

確かにテレビや新聞だけでなく、インターネットの普及に伴いさまざまな情報の入手が容易になり、
今まで知り得なかった事やセンセーショナルな映像などを見る機会が増え、
犯罪を身近に感じるようになっているだけで、実際の治安とは別なのかもしれません。

とはいえ、凶悪犯罪は減少しているとした統計上の数値とは相反する不安感の増大は隠し様のない事実で、
統計上の数値だけでは語れない何かがあるように感じます。

そこで今回は内閣府、警察庁、統計局等が公開している資料を元に
人口推移、犯罪推移などを絡めて不安感増大の原因を追究してみたいと思います。

統計資料から読み取る


まず我が国では、総人口に占める65歳以上の老年人口が増大し、
労働人口(15歳以上で、労働する能力と意思をもつ者の数)への負担が増し
子孫繁栄に必要な環境の悪化によって少子化が進行するといった
少子高齢化が大きな問題点になっています。

内閣府が公開している 「平成26年版高齢社会白書」 をみると、
総人口は1億2,730万人(2013年10月1日現在)。
65歳以上の高齢者人口は3,190万人。
総人口に占める割合(高齢化率)は25.1%となっています。
昨年は24.1%でした。

男女別に65歳以上の高齢者人口をみると、
男性は1,370万人、女性は1,820万人で、
男性対女性の比は約3対4となっています。

また、高齢者人口のうち、
「65〜74歳人口」は1,630万人で総人口に占める割合は12.8%、
「75歳以上人口」は1,560万人で総人口に占める割合は12.3%です。

人口推移.png

上の図をみると平成22年(2010年)から人口が減少し、65歳以上の高齢者人口が増えているのがわかります。
平成22年(2010年)から完全な少子高齢化社会に突入したということになります。

Wikipediaによると、
「日本は、国勢調査の結果では1970年(昭和45年)調査(7.1%)で高齢化社会、1995年(平成7年)調査(14.5%)で高齢社会になったことがわかった。
また、人口推計の結果では、2007年(平成19年)(21.5%)に超高齢社会となった。
日本は、平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードという三点において、世界一の高齢化社会といえる。
総務省が発表した2013年9月15日時点の推計人口によると、65歳以上の人口は3186万人となり、
総人口に占める割合は25.0%と過去最高を更新、人口の4人に1人が高齢者となった。
日本の少子高齢化の原因は、出生数が減り、一方で、平均寿命が延びて高齢者が増えているためである。
日本の人口構成を人口ピラミッドで見ると、第1次ベビーブームの1947-1949年(昭和22-24年)生まれと
第2次ベビーブームの1971-1974年(昭和46-49年)生まれの2つの世代に膨らみがあり、
出生数の減少で若い世代の裾が狭まっている。
また、第1次ベビーブームのいわゆる団塊の世代が、2012年から2014年にかけて高齢者の定義である65歳に到達するため、
高齢化のスピードが最も早まる。それ以降は徐々に高齢化のペースは弱まるが、
2020年(平成32年)には高齢化率は29.1%、2035年(平成47年)には33.4%に達し、人口の3人に1人が高齢者になると推計されている。」

となっており、団塊の世代が高齢者となった今、
少子高齢化が「体感治安の悪化」と何らかの因果関係があるのかもしれません。




次に実際の犯罪数が減っているといった世論の根拠はといえば、

一般検挙推移.png

を見る限り、一般刑法犯の検挙人員の総数は平成16年から減少しています。
しかし年齢別にみた場合、単純に減っているとは楽観視できなさそうです。

ここで注目すべきなのは60歳以上の検挙人員数です。

高齢者による犯罪が激増している


以下は14歳から39歳、40歳から59歳、60歳以上と3グループに分けて、
それぞれ年次毎の構成比を昭和50年から平成25年分までを表にしたものです。
※人口推移に合わせるため抜けている年があります。


年齢別犯罪数推移.png

年齢別犯罪数推移グラフ.png

グラフにしてみると分かりやすくなるのですが、これをみると39歳以下の犯罪数が大きく減少(-26.98%)しており、
40歳から59歳に犯罪数は微増(+6.89%)、60歳以上の犯罪数が大きく増えている(+21.33%)のがわかります。

本来なら65歳以上の統計数値でみたかったのですが、昭和50年から60年の数値が平成のものとは違った集計値になっていましたので、
以下に平成2年からのグラフを別に作ってみました。

年齢別犯罪数推移グラフ2.png

これをみると、60歳から64歳の犯罪数も微増していますが、65歳以上の犯罪数が平成2年と平成25年を比べると14.42%増えている事がわかります。
65歳以上の高齢者の人口増加率は5.13%ですから、高齢者人口が増えるスピードより高齢犯罪者が増えるスピードが勝っていることになります。
平成32年(2020年)には高齢化率は29.1%、平成47年(2035年)には33.4%に達し、人口の3人に1人が高齢者になると推計されていますので、
それを勘案すると、年2%のペースで増え続ける高齢犯罪者は平成32年(2020年)には34%、平成47年(2035年)には44%となります(えっ!本当に?)


では増え続けている高齢犯罪者が起している犯罪にはどのようなものがあるのでしょうか?
高齢犯罪者の特性と犯罪要因に関する調査 によると、
窃盗や占有離脱物横領といった財産犯が多数で、殺人や強盗,放火といった凶悪犯も上昇しているほか、
暴行、傷害、脅迫、恐喝などの粗暴犯の上昇も見られます。
また、性犯罪のうち強制わいせつも、検挙人員、犯罪者率ともに増加しているようです。
窃盗のうち著しく増加しているのが非侵入盗で、その大半が万引きのようです。


犯罪の種類が変化している

これまでは、高齢者による犯罪が増えていることが見えてきましたが、
新聞やテレビ、ネットのニュースを見る限り、高齢犯罪者だけでなく、
年齢を問わず色々な犯罪が増えているように感じます。

調べてみたところ、ストーカー、ネットワーク利用、コンピュータ犯罪が
年々増えているようです。

ストーカー犯罪.png

ストーカー犯罪は年々増えているのは知っていましたが、
平成24年と平成25年が他の年に比べて激増しています。

ネットワーク利用犯罪.png

ネットワーク犯罪は詐欺、児童買春、児童ポルノが激増しています。
これは携帯電話やスマートフォン、SNSの普及によって、
それらの機器やサービスが犯罪利用される機会が増えているのだと思います。
※これについては調査して後日公開したいと思います。

コンピュータ.png

コンピュータ、インターネットの普及に伴い、
ホームページにアクセスしたり、メールを受信するだけでウイルス感染し、
このウイルスを通してネットバンキングに利用しているIDやパスワードが流出し、
不正に預金を引き出されるといった犯罪が年々激増しています。
これは中国や韓国などの国家レベルで引き起こされている可能性も指摘されており、
被害の増加とともに、加害者の正体が明らかにされていくものと思います。
※これについても調査して後日公開したいと思います。



まとめ


確かに犯罪総数は減少しているのですが、
体感治安が悪化しているような気がするのは、
これまでとは違った犯罪が多くを占めるようになったからのようです。

恋愛関係にあった人と別れた途端、相手がストーカー行為を繰り返し、
挙句の果てに家族もろとも殺害。

学校教員が児童にいたずら
警察官や役所の人間がストーカーや痴漢
年老いた親が子供を殺傷(逆もあります)
大手金融機関勤務の職員がお客の預金を横領
ネットバンキングを狙った不正送金
児童虐待やいじめ...

信頼、信用していた警察官、教師、銀行マン
だけでなく、これまで国家を支えてきた高齢者による
犯罪が増えているのですから、
自分達の身近なところで犯罪が発生していると思うのは当然です。

それを犯罪総数や凶悪犯罪数が統計上減っているというだけで、
体感治安は実際の治安を反映していません。
って片付けるのは乱暴な気がします。

今回の調査にように、公開されている統計数値を色々な側面から照らし合わせて
みることで、体感治安の悪化は決して見過ごせないものだとわかります。

ゆえに、私達は身近に迫り来る犯罪に対しての防御、防衛をきっちりと行い。
自身や家族の安全を確保する必要性があります。
さらに、これ以上犯罪者を増やさない為にも、
犯罪を起させない環境を作ることも重要です。
それは、社会保障の充実だけでなく、
心理的なケアが必要なのかもしれません。

高齢者が何故犯罪を起すのかは
他の色々なところで、さまざまな事がいわれていますので、
ここではあえて割愛しますが、
戦争や経済の流れと共に教育や道徳、
あるいは宗教が与える心理的な変化も問題視されています。

2025年には高齢者が人口の30%を占めると言われています。
高齢犯罪者の増加だけでなく、高齢者を狙った犯罪も増えてくるでしょうし、
犯罪自体もますます巧妙な手口になってくると思います。

また、高齢者に対して憎悪をもつ世代が生まれないともいいきれません。

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この記事へのコメント
実証的刑事政策論をおすすめします
Posted by とおりすがり at 2015年08月06日 13:55
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