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2022年02月18日

【ゲーム性能はハイエンドクラス!】INTEL社 Alder Lake「core i5 12400F」をレビュー

IMG_2626.1.jpg
今回ご紹介するのは2022年1月5日に発売されたIntel社Alder Lake「core i5 12400F=以下、12400F」です。

「core i5 12400F」の価格は「24,800円」で発売中です。

ゲーム性能は旧世代ハイエンドモデル「core i9 11900K(発売当初77,800円)」や「Ryzen9 3900XT(発売当初64,800円)」よりも優れているというリーク情報が挙がっていました。

リーク情報通りなら「もうこれで良いよ!」と納得できるCPUとして期待されています。

「12400F」の登場によって再び風向きがインテルに流れるキッカケとなるライトユーザー向けCPUの立役者となるか?!

では早速、Alder Lake「core i5 12400F」をレビューしていきます。

ゲーム性能は旧世代王者「11900K」よりも強い!


「12400F」がゲーマーに選ばれる理由は25,000円と低価格ながらゲーム性能は「11900k」よりもスコアが高いとリーク情報がありました。

情報通りなら「もうこれで良いじゃん!」と頷いて「AMD派」もインテルに乗り換える方は少なくないと思います。

最近のAMDのCPU市場はハイエンドモデルからミドルレンジモデルを中心に扱っています。

現状、ローモデルは「3300X」以来、ラインナップから消えてコスパの良いCPUが実在しないのが寂しいところです。

「Alder Lake世代」はCPU内部構成が一新されて、全CPUの性能が飛躍的に進化したと報告が多く挙がっています。

それを確かめるべく「12400F」を購入してみました。

まずスペックを見てみます。

CPU Core i5 12400F Ryzen7 5700G core i911900K Ryzen9 3900XT
コア数
6 8 8 12
スレッド数
12 16 16 24
ベースクロック
2.5 GHz 3.8GHZ 3.5 GHz 3.8 GHz
ブーストクロック
4.4 GHz 4.6GHz 5.3 GHz 4.7 GHZ
L3 cache
18 MB 16MB 16 MB 64MB
対応メモリ
DDR4-3200 / DDR5-4800 DDR4-3200 3200MHz DDR-3200
PCI Expressバージョン
PCIe 5.0 PCIe 3.0 PCIe 4.0 PCIe 4.0
TDP
65W 65W 125W 105W

せっかくなので、かつてのハイエンドCPUを並べてみました。

「L3」は「18MB」と歴代のローモデルの中ではかなり大きいです。

参考に挙げると「10400F / 11400F」は「12MB」です。

単にスペックを見ただけでは「12400F」はパッとしませんが新設計「PCIe5.0」「DDR5」がどのような恩恵を受けるのか気になるところです。

注目すべきポイントはズバリ「ハイパフォーマンス」かつ「低熱量」が「12400F」の強みです。

後ほど「12400F」のスコアを見ていきます。

開封の儀


DSC03148.jpg
DSC03154.jpg
DSC03161.jpg
DSC03169.jpg
内容物(12400F、LGA1700純正クーラー、マニュアル)

外観


DSC03177.1.jpg
DSC03184.1.jpg

「core i5 12400F」のスコア検証


【CPU】INTEL社「core i5 12400F」

【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」

【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」

【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」

【PSU】クーラーマスター社「V850 SFX GOLD」

【AIO】ASUS社「ROG RYUO 240」

マザーボードの設定では「Resizeable BAR」を有効にしています。

「Resizeable BAR」とは「CPU」からグラフィックボードの「VRAM」へ、アクセス時のボトルネックを解消できる技術です。

詳しくは こちら にて解説しています。


12400F-SPEC.jpg
(BMW V2.90)は数字(秒単位)が少ないほど速い(良い)ということになります。

blender(BMW V2.90)ー「CPU」
blender-bmw.1.jpg

12400F-スコア比較表(Blender BMW2.90)画像.jpg


Cinebench R20ー「CPU」
CinebenchR20.jpg
「CPU別」
12400F-スコア比較表(CinebenchR20)画像.jpg


Cinebench R15ー「CPU」
cinebenchR15.sc.png
「CPU別」
12400F-スコア比較表(CinebenchR15)画像.jpg


3D MARK
3D.MARK.ロゴ.png
GPU別スコア
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(3D-MARK)画像.jpg


「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
アサシン-ヴァルハラ画像.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ヴァルハラ)画像.jpg


「ファークライ5」−「デフォルト設定」
ファークライ5.タイトル.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ファークライ5)画像.jpg


ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント・タイトル.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ブレイクポイント)画像.jpg


ディビジョン2−「デフォルト設定」
ディビジョン2.3.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ディビジョン2)画像.jpg


SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(シャドウ)画像.jpg


RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
tomb rader sc.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ライズ)画像.jpg


デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
deus sc.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(DEUS)画像.jpg


strange brigade−「スケール150%」
StrangeBrigade.ロゴ.jpg
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ST)画像.jpg


ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
ゴーストリコン ワイルドランズ.1.png
「平均フレームレート」
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ゴーストリコン)画像.jpg


ベンチマーク中の消費電力(Watt)
12400K-RTX3090スコア比較表(消費電力)画像.jpg


トータルスコア
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(TOTAL)画像.jpg


ゲームスコア
12400F-5700G-11900K-RTX3090-SAM別スコア比較表(ゲームスコア)画像.jpg
追記:22.01.11

「12400F」のレンダリング処理は「11900K」「RX3900XT」には及びませんが、軽い編集作業なら問題ないでしょう。

ゲーム性能は「ハイエンドクラス」を凌ぐスコアを叩き出しました。

ゲーム専用機として割り切るなら「12400F」の一択です。

メインPCとしても十分、役目を果たせるでしょう。

以上「core i5 12400F」のスコアでした。

使ってみた感想


ゲーム性能は旧世代のハイエンドモデルよりも高いスコアを出しました。

「12400F」が凄いと感じたところは最低フレームレートが「12900K」と同等のパフォーマンスを持っているので高負荷の瞬間でも立ち直りが速くて、とても快適にゲームが楽しめます。

「第11世代」とは一体、何だったのか?と疑いたくなるほど「第12世代=Alder Lake」は下位モデルも強いです。

しかも「CPU温度」がゲーム中では、ほぼ50℃台をキープしています。(室温12℃)

12400F-CPU-温度.1.jpg
ストレステストをしても「60℃台」に収まっていて最薄ロープロファンでも十分に対応できます。

とても扱いやすいので小型Mini-Itx PCケースに収めるのに最適です。

良かったところ


?シングルスレッドは断然に強いです。

ゲーム性能は1〜2年前のハイエンドCPUよりも高いスコアが出せます。

?高いパフォーマンスながら低発熱なので最薄ファンで小型PCなど収めるのに最適です。

?価格がご祝儀価格で25,000円スタートなので時期が落ち着いたら2万円くらいになりそうです。

値下がりのスピードはゆっくりと予想しますが欲しいくなったら、すぐ買っても良いと思います。

?新規格「PCIe 5.0」の性能を試せる。

もちろん旧規格「PCIe 4.0」と互換性があるので既存のシステムにアップグレードが可能です。

?「10nm」プロセスを採用しているので高いパフォーマンスながら低発熱のワットパフォーマンスは抜群に良いです。

?純正クーラー付属

残念な点、注意する点


?新規格マウント「LGA1700」では旧規格「LGA1200」と互換性がないので新規でCPUクーラーを購入する必要があります。

マザーボードメーカーによりますが「LGA1700」と「LGA1200」が併用できる場合があります。

筆者のオススメは「ASUS」が良いので各自、確認してみてください。

?マルチスレッドはハイエンドCPUには及びませんが3〜4万円クラス相当のパフォーマンスを持っているので軽い画像編集の用途には「12400F」で対応できるでしょう。

?本格的な画像編集やレンダリング処理等には「12400F」では厳しいと思います。

?「12400F」では「Pコア=高性能コア」「Eコア=高効率コア」を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用していない。

総評


「12400F」は「ゲーム性能」に特化したコスパ重視のCPUです。

さらに低発熱&高パフォーマンスといった性質を持ちながら「2万円前半」で買えるのは「12400F」が歴代最高コスパCPUです。

久々にテンションが上がるCPUなので「12400F」で新しいPCが創りたくなりました。

これから自作PCチャレンジャーにもピッタリなCPUなので、この機会にご検討してみませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

AD: N.K



主な仕様


ソケット形状 -LGA1700
コア数-6コア
スレッド数-12
クロック周波数-2,5GHz
最大動作クロック周波数-4.4GHz

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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます




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