今回は1985年10月20日に発売された「セガ・マークIII」と1983年7月15日に発売された任天堂社「ファミリーコンピュータ」を簡単にご紹介したいと思います。
なぜ今になって「SEGA MARK?V」?
短問直入に言えば「セガマーク?Vミニ」も作っていただきたい!
「セガマーク?Vミニ」も名作はあるんです。
その思いを込めて簡単にレビューしたいと思います。
最近、再販したばかりの「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ=ファミコン」が大人気でレトロブーム再燃のきっかけとなりました。
実は1980年代の家庭用ゲーム機は「ファミコン」だけじゃないんです。
「ファミコン」以外にセガ社「セガ・マーク?V」、エポック社「スーパーカセットビジョン」と存在していました。(ウィキペディアより画像引用)
当時「ファミコン」世代には「3台ハード戦争」があったのですが「セガ・マーク?V」と「スーパーカセットビジョン」はあまり目立たなく、おもちゃ屋さんでも置いてあるところが少なかった。
「セガ・マーク?V」は「セガ・マスターシステム」と「SG-1000/SG-1000II」を融合し良いところを全部引き継いだ集大成とも言えます。(ウィキペディアより画像引用)
それでは「セガ・マーク?V」の魅力をお伝えしたいと思います。
「セガマーク?V」と「ファミコン」のスペック
簡単にスペック表を作成しました。
外箱
外観
「セガマーク?V」と「ファミコン」の比較
コントローラーの違い
セガマーク?Vのキラーソフトは目立たなかった!
オススメのゲームはないの?
総評
関連商品
コンソール名 | ファミリーコンピュータ | セガ・マーク?V |
CPU | 1.79MHz | 3.58Mhz |
RAM | 2KB(16KB-SRAM) | 8KB |
VRAM | 2KB(16KB-SRAM) | 16KB |
画面表示 | 256×240 | 256×192 |
色数 | 52色 | 64色中の16色 |
性能は後出しの「セガマーク?V」に軍配が上がります。
世界販売累計台数
ファミコン・・・6191万台
セガマーク?V・・・780万台(SC-1000からマスターシステムまで全て合わせて)
販売台数の桁が違いすぎます!
「ファミコン」は大衆に馴染みやすい「おもちゃ感」がありますが「セガマーク?V」は真逆でクールスタイリッシュな「コンピューター感」が漂います。
本体に接続するための付属パーツ類は「ACアダプター」や映像出力の「RFスイッチ」は「ファミコン」と、ほぼ同じ構成です。
「ファミコン」のソフトはオリジナルが主として「セガマーク?V」はゲームセンター「アーケードゲーム」からの移植が多くアーケードファン(高年齢層)には根強い人気がありました。
例えば「アフターバーナー」は「セガマーク?V」と「ファミコン」にも移植されました。
「AC」版
いかにもハイテク感が満載のデザインでとてもクールでカッコいいです。
方向キーのトップはネジ式になっております。
「上下左右」の入力は問題ないのですが「斜め入力」が押しにくい。
そこで任天堂社の特許である「十字キー」はまさにコントローラー革命をもたらしました!
任天堂の「ファミコン」の「十字キー」はとても画期的で非常に「斜め入力」がしやすいので「操作性」「耐久性」「快適性」の全部をリードしてしまいました。
「ファミコン」のキラータイトルと言えば「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」シリーズが有名ですね。
また任天堂を大いに貢献してきたマスコットキャラクター「マリオ」シリーズも有名でした。
そのまま現在に至り「マリオ」ファミリーは世界中で大活躍しています。
一方、「セガマーク?V」では「アレックスキッド」や「ワンダーボーイ」シリーズが牽引してました。
「アレックスキッド」や「ワンダーボーイ」シリーズは欲しくても当時はネット通販すら普及してないので自力で「セガマーク?V」を取り扱っている店を探すしかない。
その為、ファミコンブーム時に「セガマーク?V」の存在すら知らない方は多かった。
またゲームセンターではセガが体感ゲーム(アフターバーナー、スペースハリアーなど)のパイオニアとしてアーケードゲーム業界を一気に築いてきましたが、当時は家庭用ハードスペックが力不足もあり家庭用ハードへ移植の際には完成度が低くゲームセンターのクォリティーには及ばなかった。
そのせいで「ファミコン勢」は「アーケードゲーム」はゲームセンターで遊び、ゲームセンターにないゲームは「ファミコン」で遊ぶという割り切りが出来てしまい「セガマーク?V」は持っている人は少なかった。
そしてゲーム戦争は「ファミコン=家でゲーム派」と「セガマーク?V=アーケード派」と「2極化」することなく、ひっそりと消えてしまった。
しっかりあります!
まず、これから「PS4」にて配信予定の「ファンタシースター」と「アレックスキッド ミラクルワールド」などあります。
左「ファンタシースター」、右「アレックスキッド ミラクルワールド」
例えば「PS4」のゲームタイトル「北斗が如く」のゲーム内容に「セガマーク?V」版の「北斗の拳」が組み込まれています。
「セガマーク?V」版
左「セガマーク?V」、右「ファミコン」
「セガマーク?V」版のケンシロウは腕に「テーピング」を巻いて肩には「肩パッド」が描かれており芸が細かいです。
原作のキャラを忠実に再現してます。
クォリティー高いのが分かります。
アーケードゲームも負けません!
軽快なサウンドと可愛らしいキャラクターで大人気の「バブルボブル」を比較します。
「セガマーク?V」版の「バブルボブル」はアーケードゲームからの移植でこのクオリティーは非常に高いです。
「AC」版
「サウンド」「動作」「再現度」全てにおいて「セガマーク?V」が勝っていました。
しかし「キラーソフト」に恵まれず「セガマーク?V」はひっそりと消えていきました・・・。
とても惜しかったです。
1980年代のファミコンブームの影に「セガマーク?V」はハイクオリティーながらも知られることはなかった。
当時「アーケードゲーム」が熱い中、「ファミコン版」への移植の決定の時は歓喜したことでしょう。
しかし発売してゲームをしてみると・・・「アーケードゲーム」と「ファミコン版」への移植のクオリティーの差に愕然としたことは少なくないはず。
そこで「セガマーク?V」は「ファミコン版」に負けない「再現力」で闘いました。
「セガマーク?V」を知らない「おっさん世代」にも「セガマーク?V」の魅力がお伝えできたらと思いレビューをさせていただきました。
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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