あ、ドラム講師、カホン講師講もしています。
レコカス/リアルウッドは本当にリアルな音です。
写真は2010年にYD9000AJという神保彰さんモデルのドラムセットで色はリアルウッドです。
このリアルウッドは初期のレコカス(YD9000の時?)もリアルウッドという設定があり、初期のほうがもっとリアルなウッドっていう肌触りって思います。
リアルウッド、復刻版とはいえ僕ら世代は初めて扱うカラーでした。
出荷する手前の最終検査の方(ドラマーであり、10年以上も検査員として勤務)が、
『リアルウッド、響き方が全然違いますよー』
検査は外観、部品等の緩みがないか?不具合がないか?をチェックしながら
打痕が残らないようマレットで叩きつつチューニングもしていました。毎日、多い時で200台ほど同じようなことをしてた人が『全然違う』って、何が違うねん!?
通常のレコカスと部品は同じ。違いがあるとしたら塗装やー!
初期の時より復刻版リアルウッドのほうがしっかり塗ってる感はあります。こちらの他の塗装ドラムに比べて、塗装はちょっと違うところがあるんですね。
前回、塗装工程を説明しましたが、ちょっと説明不足のところがありました。細かいことを言うのは割愛しますが、塗装ドラムは簡単にいうとドラム胴体そのものに塗料を染み込ませる、、練りこむ、、って感じかな。
それに対し、リアルウッドは『フワッ』ってのせるという感じです。
ウエスや刷毛、ヘラなどの道具を使わず、スプレーだけで塗っています。
そこだけの違いですが、木材に染み込ませているより、表面的に色が付いているっていう状態。
ですので、軽めについてる?って感じです。実際、重量を量ったわけではないので推測です(笑)
結果としては、音の響きがオープンになってる。響きがいい!という話なので、おそらくこの塗装が違うってことになると思います。
もっと詳しく言えば納得感があるかもしれませんが、そこは割愛させていただきますね。
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新レコーディングカスタムのリアルウッドは2010年度版よりも色が少し濃いらしいですが、基本的には同じと思います。
レコカスのリアルウッドは2010年より前になると、、かなり昔です。正確にはわかってないですが(笑)70年代ころのはずです。たまに中古で出回ると思いますので、興味ある方はチェックしていただければいいと思います。
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新レコーディングカスタムは旧レコーディングカスタムに比べ部品は変わっているようですね。
胴体の厚みもすべて6プライ(6mm)ですので、バスドラは薄くなりました(旧レコカス、最終形は7プライの7mm)
新たにデザインされたハイテンション・ラグ
以下、 YAMAHAドラムホームページから抜粋
レコーディングカスタムの象徴ともいえるハイテンション・ラグのデザインを一新。伝統的な要素を受け継ぎながら改良し、バーチ材のタイトで中低音域の響きを損なわないように、ラグの重量を増量。ミュートを使用しなくても不要な倍音をカットし、切れ味良くまとまりのあるサウンドにパワフルな音量を実現しました。
以上、ホームページより。
そんなわけで、現在のレコカスは音をコントロールされた現代にマッチした音になっていると思います。
音は好みですので、すべての人が良いと思うといわけではないでしょうけど、新しいレコカスも『レコーディングカスタム』という名前にふさわしい音だと思います。
ここまで読んでいただき、考えられるのは、木材に何かしらのもの(接着剤とか染料など)を染み込ませている量が少ない方がいいかも?(例えば、、プライ数が少ないとか)
究極、、くりぬきドラムがいいのか?(笑)
塗装しないほうがいいのか?(笑)
くりぬきドラムはコストが高くなるし、塗装してないと汚れやひび割れなど、、心配。。
『どーすりゃいいねん!』(メーカーの声?)
スネアに関していうと、合板ではないスネアっていうのはあります。
やっぱり、合板の場合は音の振動の効率が悪いってことは自覚あるんですね。。(誰が!?笑)
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一部のメーカーでは単板スネア、ステイブスネアなど発売しています。
昔、SAKAEというメーカーでもステイブスネアを作っていましたね。
次回、そのへんも含めて書きたいと思います。
あ、カバリングと塗装、どっちがいいのん?っていう答えですが。。
最終的には個人の好み、、繊細なアコースティックなJAZZなどであれば反応のいいオープンポア仕上げがいいと思うし、ある程度の音量のロックであれば見た目で選ぶでいいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。