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CajonDrumerTetsuya
2017年に倒産したドラムメーカーでドラム職人、カホン職人をしていました。その後、新しく立ち上げたカホンメーカーに合流後、現在は木工職人、ドラム講師、カホン講師、演奏者、ドラムサークルファシリテーター等で活動しています。
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posted by fanblog

2020年08月08日

ドラムメンテナンス

こんにちは。元ドラム/カホン職人のTetstuyaです。
先日、購入したビーチカスタムアブソリュートの中古セット
ぼちぼちペースでこのドラムのメンテナンスをすすめています。

ドラムを全くメンテナンスをしない人もいますが、たまにはしたほうがいいです。ネジが緩んでいる場合もあるし、ボルトが欠落してたり、ドラムの中に埃がたまっていたり、、(笑)
ヘッドを外してドラムを拭いて、部品の状態もチェックしましょうー。

盆休みというのもあるし、活動自粛期間というのもあるなら今の期間を利用して、まずはドラムのヘッドを外しましょうー。

先日はバスドラのフープを修理をした ブログを書きました>>

今回はその続き。バスドラムのフロントヘッドを仕上げました。YAMAHAロゴをヤマハカラーのバイオレットで、商標の音叉をくわえた鳳凰、キックポートを装着しました。
P_20200806_193107.jpg

先日、ブログでも書いたようにバスドラの損傷がひどかったのですが、やはりヘッドもキズなどがあり、当然ながら交換も考えました。
しかし、今現在、このドラムセットを使用する予定がなく、、、どんなジャンルで使うのか、あるいは練習用とか、、まったくの未定、、あと、、ぶっちゃけバスドラムのヘッドって高い(笑)

とはいえ、最初は迷いました。フロントヘッド、穴が空いて無い方がいいし『ヤマハロゴ』の入ったヘッドがいいと思って、定番の
REMOパワーストローク3


このパワーストローク3はリングミュートが最初からついており、けっこうチューニングが楽です。
最初はこのヘッドを表も裏もつけると、どんなドラムも同じ音になるやん。。って思ってましたが、どちらにしてもバスドラはミュートするので最初からミュートしていると楽ですよね。
場合によってはミュートが効きすぎる場合があるので、たとえばフロント側だけノーマルのヘッドをつけるっていうのもいいと思います。

いろいろヘッドを見て迷いながら最終的には購入時に付いていたヘッド、工場出荷のままの
YAMAHA純正のレモエボニーパワーストローク3(フロント)打面側はパワーストローク3クリアー。
これをカスタマイズして使用することにしました。

たまたま知り合いからもらった『シルエットCAMEO』(カッティングマシン)でヤマハロゴを作成することにしました。
P_20200804_163403.jpg
今は4代目まで進化しています。



こちらを使ってヤマハロゴ、それだけでは寂しいので鳳凰マークも作成。しかし、初めての作成で上手く貼れなかった、、難しかったです。。
最後は気合と根性で貼りました(笑)

まずは
P_20200721_174502.jpg
最初の状態はヤマハのロゴにもキズがあって、あまり見栄えのいいもんじゃないんで塗装することにしました。
まずは全体的にざっくりとペーパーをかける
P_20200721_175301.jpg
#240くらいでいいと思います。僕は電動サンダーでペーパーがけをしましたが、ハンドサンダーなどあれば便利ですね。


アクリルラッカースプレー(色:ベージュ)を塗ってステッカーを貼り、上からクリアーラッカーを塗るという工程。最後にクリアーラッカーでコーティングしないと、ステッカーが剥がれたり、何かにひっかけてキズが付きやすくなるでしょう。

また、塗装自体はミュートにもなります。打面側も裏側からベージュのみを塗っています。
P_20200808_173923.jpg

フロントは厚めに塗装しミュートを多めに、打面側は適度な塗装で軽めにミュート。
フロントはヘッドが分厚くなるので低音が効いた音になる(はずだ!)

最初っから穴が開いていたので、キックポートというのを初めて使ってみることにしました。

キックポート KP-5  バスドラムに

価格: 6,710円
(2020/8/8 17:45時点)
感想(0件)




僕は白を購入。KICKPORT(キックポート)は『バスドラムの鳴りをミュートすること無く低域を強調できます』というのがウリです。上記のようにヘッドをカスタマイズしたんで、さらに低音は増強したはずだー。

ヘッドを貼る前にはグリスアップをしました。グリスはなんでもいいんですが(笑)
P_20200808_151433-COLLAGE.jpg
僕はヤマハの管楽器用スライドグリスを使用しました。



バスドラムの脚ゴムも2つ購入。
P_20200808_150546-COLLAGE.jpg
写真下側は新しいものと今までついていたものの比較。今までついてたものは硬化もしているし、かなりくたびれた感じです(笑)
ここには黄色いボンドを使います。(僕の世代では小学校のとき使ったことあるやつ)


こちらのボンド、知ってる方は知っていますが、塗った後にある程度乾かしてから接着します。
P_20200808_152818.jpg
これで生き返りました。

ヘッドを貼って完成!
P_20200808_191305.jpg

音は家の中では本気で叩けないですが、ビーターで軽く叩いた感じでは、『ホントに18インチ?』っていうくらいの低音(もちろんノーミュート)打面側は場合によっては少しミュートしたほうがいい感じ。
僕としてはこれくらいが好きで、あとからミュートする余地を残しておいた方が扱いやすいと思っています。
僕のバスドラムのミュートの仕方はペダルとバスドラムの間にタオルを挟み込むというスティーブガッド氏もしていたミュートの仕方です。(確か、、昔ドラムマガジンで読んだことある、、)
サイズはハンドタオルくらいがちょうどよく、微調整もしやすいんでお気に入りです。

まだタムタム類は何もしてないんでまだ試奏ができないんですが、試奏したら動画と共に感想をブログに書きたいと思っています。
ドラマーはけっこう雑な人多いんで(笑)メンテもめんどくさがってやらない方も多いんですが、たまにはしてくださいね。楽器演奏でお金をもらってる方ならなおさら、、、自分の相棒として愛をもって扱ってくださいませー。
今回はメンテについて書きました。少々不十分な内容ですが、、ヘッドを外して掃除して、胴体を乾拭きして、部品に緩みがないか確認して、グリスアップして、、ていう内容でした。
ヘッドを替えるときがあれば是非これくらいはしてほしいというメニューを紹介させてもらいました。

あ、もしラグまで外すことをする場合はネジやラグの中に入ってるラグナットなど紛失をしないように注意しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょうー。
この記事へのコメント
いつも楽しく読ませて頂いております。
私も、この休みに30年モノのYD9000RCをメンテすることにします。ラグを外してみたら、中はサビサビ、ゴムはカピカピでしたが……ステージホワイトなので、日焼けもよく分かってしまいました……
Posted by visor at 2020年08月11日 20:33
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