病院に行って薬をもらう時、漢方薬を処方されたことはありませんか?
漢方薬は効かなそう、と思う人もいるかもしれません。今日は漢方についてです!
漢方とは
中国が起源の、日本で独自に発展した「漢方医学」で使われるくすりのこと
植物や動物、鉱物などの薬効となる部分を「生薬(しょうやく)」と称し、
基本的には2つ以上を組み合わせてつくられています
漢方薬は体のバランスを整えたり、巡らすといった考え方が基礎にあります。
一般的に漢方薬は、「効果が現れるのがゆっくり」というイメージがありますが
風邪薬などの漢方薬は効き目が早く現れます!
また基本的に病名に合わせて薬を選ぶのではなく、症状に対して使用するため、
「隣の人が効いたから私も効く」とは限らないのです
漢方薬と西洋薬
漢方薬と西洋薬は、“治し方”に対する考え方が違って、
漢方医学は、長い伝統と豊富な経験から作られてきたもので、
体本来のもつはたらきを高めるように作用して、体自身の力で正常な状態に
戻そうとするものです
病気の人全体を見て、心身全体のひずみを治していく治療だと言えます。
その人ごとに違う個人差を大切にし、具合が悪く病院で検査をしても数値は悪くない
といった症例にも対応していくことができます
一方、西洋医学は、症状として起きている現象に対して、局所的に対応するもので、
本来体がするべきはたらきを薬が代わりにし、そのはたらきが切れると元の状態に
戻ってしまうこともあります。病気を診る場合、客観性が重視されるため、
自覚症状だけでなく、他覚症状や検査数値が重視されます
ただ、漢方薬、西洋薬、どちらが優れているというわけではないので、
それぞれの得意分野を組み合わせ、併用することも有効です
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