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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2018年08月24日

ガンマナイフ:施術日 2


 待機室に戻ると ほどなく昼食が運ばれて来た



 フレームが付いた重い頭部での食事か・・・




 フレームの固定具は 
 ピンというより太いボルトのようなものだ

 電動ドリルみたいなもので取り付けていた


 それはそうだ
 この重いフレームを落とさないよう固定するのだから


 麻酔をしていたからあの程度の痛みで済んだが
 頭にめり込み 締め付けられている


 見た目が 改造途中のフランケンシュタインのよう



 重いばかりでは無く 視野も狭くなっているし
 フレームのラインが 鼻下にかかっている


 食べ物を口元に持って行こうとしても
 どうも うまくいかない



 視野が狭いと 色々と不便なんだな・・・と実感

 ゆっくりと食事を済ませた




 それからがまた長い!!!


 一度連絡があり 呼ばれるのはおおよそ 
 2時を過ぎた頃だろうとのこと



 お昼寝しちゃおう! 昨夜 あまり寝てないし!

 ・・・と思ったはいいが これがまた辛い


 フレームが グルっと回っているので
 普通に横になって 頭を枕につけて眠れない

 特に 後方のピンの部分は 
 首に近い下の方に付いているので
 横になると どうしても当たってしまう


 ピンを打ったところが ジンジンと痛い



 仕方ないので ソファに座り
 背もたれにフレームごと体重を預け
 姿勢を調整しながら そのまま休んだ






 ウトウトしたところで 電話がなり
 地下の放射線科へ

 2時どころか 3時少し過ぎたあたりだった


 このタイミングで 夫が仕事に戻らなければならず
 1人で 治療室へ




 そこからは 治療台に横になって照射が始まる



 体位調節しながら 照射すること4回



 それ自体は痛くも痒くもない・・・が


 照射位置を変えるたびに 
 フレームごと頭を持ち上げられる感覚


 ”ピン打ちされてるとこが 痛いっちゅうねん!!”
  と心の中で関西弁で突っ込んでた





 やっと 終わった!!!

 1時間半を少し超えたくらいの時間だった



 アァーーー やっとフレームから解放される!




 先生や 技師さんらしき方2人と 看護師さんが
 4人がかりで 順に外してくれるのだが
 これが 何だか痛い!


 局所麻酔が切れて来ているからなのか とにかく痛い



 右側が 前後共 出血が止まらず 
 何やら色々処置されて
 大きめのガーゼをたくさん貼られた




 ちょっと格好悪いなぁと思ったが
 ま、バスで帰るんだからいっか!と(笑)




 地下から バス乗り場へ行くまで

 他の患者さんやら来院した方々に 
 振り向かれながら 入院棟へ帰った



 そりゃそうだ!



 右後頭部のガーゼは 出血が続いていたらしく
 きれいな赤い色になっていたから




 病棟に帰ってから 担当看護師さんに
 きれいに処置し直してもらった


 同室の皆さんには 
 「お帰りなさい」の声で迎えられ

 夕食時は 談笑しながら 味わった





 けれど 翌朝 枕が部分的に赤く染まるくらい
 寝ている間も 出血していた 











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2018年08月23日

ガンマナイフ;施術日 1


 ナースステーションで 夜中 ずっと叫んでいる
 おばあさんの声を聞きながらの 一夜が明けた


 入院当時から 昼夜が逆転している方らしい


 施術前の妙な緊張感からか 
 ゆっくり眠るという気分でもなかったので
 それほど気になることもなかった


 むしろ 何と言っているのか理解しようとして
 緊張を紛らわせていたほど



 当日 10時過ぎに 夫が到着

 そこからまた待たされて 11時近くに
 やっと お呼びがかかった



 このM病院は いくつかの棟に別れている


 私が入院した一番古い脳外科の入院棟から
 治療をするクリニック棟まで マイクロバスで

 いくつかの入院棟を経由して 
 患者さんをピックアップしながら行く

 一般道をまたぐ形になるので いくら近いといっても
 病衣姿での移動はダメということだ





 PET検査を受けている いつものクリニック棟に着いた


 歩いて来た夫と共に 地下の放射線科の受付へ



 「前の方の照射時間が 思ったよりもかかっているので 
  待機室でお待ちくださいね」


 そう言われて エレベーターで
 クリニック棟の最上階へ案内される



 ” は? ここはホテル?”って感じで ビックリ!


 1泊の人間ドッグや検査の方が泊まるフロアとのこと

 エレベーター降りたら フカフカの絨毯だし!


 降りて右奥に目をやると 並んだドアの雰囲気で 
 VIPの方々が泊まるところかな・・・・と


 私は当然のことながら 
 左側の 普通のドアが並んでいる方へ(笑)



 普通のビジネスホテルのシングルルームより
 ゆったりと広い!

 それはそうだ! 
 車椅子の患者さんでも 楽に移動できるようになってる

 清潔なバストイレ 優しい色調の家具が置かれた個室

 病室がこんなだったら 快適だったのに・・・




 それから1時間近く待たされて ようやく
 地下の放射線科からお呼びがかかる


 さぁ いよいよだ!!!



 何度聞いても「ガンマナイフ」とは
 怖い言葉だ! 
 だって ”ナイフ” ですから(笑)


 200本弱の微量のガンマ放射線を 
 一点に集中して照射することで
 患部を治療するというものだ

 K先生から 説明を受けたし パンフレットも
 いただいてはいたが やはり不安だ



 局所麻酔をされ 鎮静剤を打たれる

 特殊なフレームを 
 頭部に4ヶ所ピンを打つ形で固定された


 鎮静剤でボーッとしていた間に固定されたフレームは
 意外に重くて そのまま立ち上がったりしたら
 頭から転びそうなほどだ



 フレームをつけた状態でMRIを撮る


 あらためて 病変(腫瘍)位置の確認をして
 正確な照射範囲・照射線量等の治療計画を
 コンピューターで 計算するためだ



 MRI撮影が終わると 頭にキャップを被せられ
 今度は車椅子で また 最上階の待機室へ



 「ここで昼食をとっておやすみになっていて下さいね。
  時間が来たら お呼びしますので。」



 ” はい? 
  フレームが顔の真ん前に来ているのに
  この状態で 食事ですか?”  



 頭が装着されたフレームの重さで 
 文字通り グラグラしていた











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2018年08月22日

ガンマナイフ:入院


 5月もそろそろ下旬に入る頃

 またもや1時間弱のドライブでM病院へ


 夫は仕事で送れないというので
 病気持ちの私自身で運転しましたよ(笑)





 手続きを済ませて 病室へ

 6人部屋だが とても広くて開放感がある明るい病室

 今回は 左の一番奥の窓際のベッドだ

 担当看護師の方も優しい方でホッとする




 いつも思うのだけれど 女性の病室は
 お互いの症状が それほどの時間をかけずに把握できる


 特にここはカーテンが開いたままの上に
 ベッドの間が少し広めだったので

 お互い話しかけるのに 少々声が大きくなるようで

 先に入院していた方達の 手術の話やら薬の話やらが 
 聞くとはなしに耳に入ってくる





 私の目の前のベッドにいた 活発な感じの美人さんは
 1カ月半も意識がなかったそうだ

 小学生のお子さん2人と自宅にいる時に
 突然倒れて 別の救急病院に運ばれたとか

 原因がどうしてもわからず転院してきたという

 何と 一見脳とは無関係の 子宮が原因の病気だったとか

 そんなに長い間 意識がなかったとは思えない方で
 こちらが面食らってしまった

 まもなく退院されるそうで とてもうれしそうだった




 斜め前の方は ガンマナイフもしたし 
 開頭手術も 複数回経験なさっているとかで

 「頭皮にパッチワークのような傷があるのよ」と
 こちらがビックリするような経験を話してくれた


 もう おばあちゃんという感じのお年だったが
 にっこり笑う表情は とても穏やかで 
 脳外科の手術をしたとは思えないほどだった

 とても癒される笑顔で 自分もこうありたいなと感じた



 お向かい一番右のドア側の方は 
 2.3日で退院予定とのこと

 少し足に麻痺が残ってしまったので 
 自宅をリフォームしている最中とのこと

 退院後の生活指導を毎日受けてるのよ、と
 これまた 穏やかにうれしそうに話していた




 私の側は 一番ドア側は空きベッドで
 お隣が時間差で遅れて入院してきた
 18歳くらいのお嬢さん

 ご両親がもう心配でたまらないようで
 思わず親御さんの方に 
 大丈夫ですかと 声をかけたくなるほど


 私だって 娘が脳外科に入院!という事態になったら
 出来ることなら 是が非でも代わってあげたいと思うだろう

 ご本人は 気丈に振る舞ってはいたが
 やはり 不安は隠しきれない様子だった




 夕食の時間もそろそろ・・・という頃

 「ニャンままさんは どうして入院してきたの?」

 お向かいのベッドの美人さんに聞かれた



 今までの経過と
 肺腺ガンからの 転移性脳腫瘍だということ

 明日が ガンマナイフ施術日だということなどを
 ざっと話した



 予期せぬ事に お向かいさんが
 とても悲しそうな顔をした

 「???」とポカンとした私に向かって


 「ガンマナイフで腫瘍が治療できても
  また ガンが転移するかもしれないの?」と





 右肺上葉を取った後 安心していたところに
 左副腎と脳への転移



 そうか 
 ガンマナイフをしても 治るわけではなかったんだ!


 この時 改めて またこの病気のことを
 突きつけられた気がした












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2018年08月21日

入院準備


 先生から日程を決めていただいて
 脳内レントゲンを撮って帰宅した



 また仕事の調整だ!


 仕事といっても 正社員ではなくパートで  
 スケジュールは月ごとに決めるシフト制だ


 シフト制なので 調整がうまくいけば
 比較的 急な変更でも通るのが心強い


 長年お世話になっている職場なので
 なんでも相談できる環境なのが とても助かる


 この点では 本当に感謝している


 けれど いくら病気治療や手術のためとはいえ
 そうそうお休みをいただける職場はない 



 2月の手術の時も
 術後1ヶ月のお休みをいただいたばかり


 2泊3日の短期入院だが、一応内容は
 報告しないと・・・・


 職場としては 入退院を繰り返すようなら
 他の若い人を雇ったほうがいいだろうし




 2月の手術の内容は 上席者には話してあった

 なので 「転移性脳腫瘍」の治療だ、と
 伝えたところ とても驚かれた


 が、上司は直ぐに 

 「痛みがあるような治療でなくてよかったですね。
  お休みは 2泊3日分だけで大丈夫ですか?」

 と聞いてくれた!



 私は 本当に周りの人たちに恵まれている!!!

 病気が判明してから 日々実感していたことだが・・・





 迷惑をおかけする分 1日でも早く治って
 完全復帰を果たしたい!と強く思った
















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タグ: #入院

2018年08月20日

脳外科K先生との話


 画像データを見て すぐにガンマナイフの施術日を
 決めていただいたので

 ホッとした反面 展開が急すぎる気もした




 私の不安げな表情を見て K先生が話し始めた



 「肺腺がんから脳に転移した患者さんは 大抵とても落ち込んで
  自分自身で 気持ちを奮い立たせることが難しくなっています。


  確かに 治療を急ぐ必要はありますが 
  手足に麻痺が出るなどの症状は そんなに急には現れませんよ。


  腫瘍の位置にもよりますが 適切な処置を早めに行えば
  脳腫瘍からくる症状は かなりの確率で防ぐことができます。



  事実、私が担当した40代後半の女性は
  ガンマナイフを2回行う経過を辿りましたが 
  宣告されてから6年間、仕事もこなし元気な状態でしたよ」



  その言葉を聞いて

  肺がんでも6年生きられるんだ!という思いと

  やっぱりシビアだな・・・頑張って6年か・・・との
  思いが 胸の中に広がっていった




  ひとしきり 話し終えると


  「最近 自転車に乗りましたか?
   立っているときにふらつくことはありますか?」

  と先生から質問された



  腫瘍の1つが 小脳の近くにあるようで
  症状が出始めているなら ガンマナイフが難しいらしい



  「自転車には乗っていませんが ふらつくような事はないです」


  胸を張って答えたものの 実は少々気になるところがあった


  階段を上る時 左足が抜けるというか 足を上げているつもりが
  うまく段差に乗れない時があったのだ



  普通に歩けているんだし 毎回同じ状態になる訳ではないので
  大丈夫だろうと 自分自身で納得させた











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2018年08月17日

転移性脳腫瘍の治療へ


 K先生は穏やかだった


 声も落ち着いていて 動作も優雅で

 失礼ながら「脳外科」のイメージの先生ではなかった




 「肺腺がんからの脳転移は 比較的よく見受けられます。
  なので 大げさに重い症状だと構えなくても大丈夫ですよ。」


 O先生からも言われていたので その点については
 自分なりに受け止めていた


 「個数に関しても 大きいものが1つだけの方とか
  あなたのように 大きさや位置がばらけいる方など
  色々なパターンがあります。
  この点についても 特に重大な心配はないと思われます」



 そういうと K先生はおもむろに手帳を開いた


 「では 来週の月曜日から 2泊3日の入院で
  ガンマナイフの治療をしましょうね」



 来週??  また 仕事のシフト調整だ



 けれども ぐずぐずしている場合ではないようだ


 腹を決めて 治療していただこうじゃないの!!!

















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2018年08月16日

検査結果を受けて


 金曜日にO先生に結果を聞き

 月曜日にはPET検査でお世話になっている
 M病院の脳外科に来た

 またまた 1時間弱のドライブだ




 PETの時も感じてはいたが
 とにかく 放射線治療関係全体が
 とても混んでいる


 世の中に こんなに病気の人がいるんだな・・・と


 もっとも ここは設備・治療機器も
 最先端のものが揃っているので

 県内ばかりではなく 全国 そして
 近隣の諸外国からも 患者さんが押し寄せる


 駐車場の3分の2は 他都道府県のナンバーだったし





 初めての 脳外科!
 やっぱり 緊張する(汗)



 迎えてくれたのは 60代近い
 細身で 眼鏡をかけた K先生だった



 にこやかに促され 椅子にかける



 「画像データを拝見しました
  確かに腫瘍がありますね。

  右前頭葉と小脳の近く・・・

  比較的大きめのが3つ
  小さいのが2つほどですかね・・・」



  えぇ? そんなにあるの?



  ただただ 驚いた!!!


















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タグ: #脳外科 #転移

2018年08月15日

検査結果やいかに!?


 爽やかな連休明け 


 新緑というには少し遅いが 太陽が
 まだ穏やかなこの時期 


 そんな季節なのに 気持ちはどんより



 O先生の病院でのMRIは初めてだ


 前の総合病院の機種と違うのか
 頭に響く音が 少し違うような気がした



 予約時間通りに終わったが
 外来待合が 相変わらずの混み具合だった



 PETの結果はどうだったんだろう?
 そして 今しがた終わったMRIの結果は?


 頭の中は 色々なシチュエーションで
 グルグルと 台風の渦のようだった





 いよいよ O先生の診察


 「結果をお伝えします」


 心臓が鳴ってる!!!



 「PET検査で 転移している場所がわかりました。
  左副腎です。
  大きさはそれほどではないので心配しないで。」


 「さて、MRIの結果ですが・・・・
  脳内に転移性腫瘍が見つかりました。

  こちらもあまり大きくはないけれども
  2〜3ヶ所 見受けられますね。

  脳腫瘍は PETをお願いしている病院の
  脳外科の先生に診察をしていただきますね。

  ガンマナイフの治療になると思いますが・・・

  こちらが最優先なので 週明けに診察可能かどうか
  今 確認してみます」






  まるで 台本でもあったかのように
  先生は すぐにそちらの病院へ
  電話をかけ始めた




  私は ただ
  ボーーっと 座っているだけだった





  「予約取れましたからね。

   おかしな言い方かもしれないけれど

   肺腺がんから 副腎や脳に転移するのは 
   教科書通りの転移の仕方だから 

   あまり 深刻に考えないようにね。」



   深刻に考えるな、と言われても
   転移は転移ですよね・・・と突っ込みたかった

   まして 脳内に腫瘍なんて・・・



   私の表情を見て 先生が少し微笑んで言った



   「左肺に転移してなくて 何よりだったね」





















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2018年08月14日

PET検査結果待ち


 今回のPET検査結果は 
 GW明けまでに主治医の方に 郵送します
 ・・・との事だった


 病院からの帰宅途中
 遅咲きの八重桜がたくさん咲いている 城跡を通った


 ソメイヨシノとは違い はっきりした色がとても綺麗だった


 自分は あと何回 桜を見ることができるのかな?

 少し 感傷的になった  





 連休も明け 毎日仕事に勤しんでいた頃

 O先生から連絡があった



 「PET検査の結果がきましたので 
  次の金曜日に来院して下さい。

  前回話したMRI検査の予約を同日に取りました。
  同意書を忘れずに午前10時までに
  検査室に入って下さいね」



 にわかに胸騒ぎがしてきた



 手間がかからないように
 PET検査と MRI検査の結果を合わせて
 伝えていただけるのだろうけど・・・




 とてつもなく 覚悟がいるのではないだろうか?

 少なくとも 何かあった時のために
 心構えはしていかないと!




 ダメだ

 その電話があってから 緊張が解けなくなった


















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タグ: #PET #O先生

2018年08月13日

2度目のPET検査


 一度来ただけなのに もう慣れてしまった病院


 相変わらず 検査前絶食が辛い

 どれだけ 大食漢なのやら・・・・




 前回は 肺腺ガンの大きさと場所の確定だったが
 今回は 何処にあるのかわからない
 転移しているであろうガンを見つけ出すのだ!


 ・・・といっても 全身を撮るPETなので
 検査過程は 全く同じであるが(笑)


 医療の進歩は 
 ニュースやドキュメンタリー等で見てもピンとこないが 
 患者当事者になると 本当にありがたいことだ



 微動だにしない状態は少々辛いが
 寝ているだけで 全身くまなく撮影していただけるのだ


 たった一度の経験で慣れてしまった私は
 ほとんど 眠る手前の状態でリラックスして受けられた




 何処にあるの? ガンちゃん


 知りたいという気持ちと
 腫瘍マーカーは 気まぐれに上昇しただけだったんだ、との
 結果を期待している気持ちと



 自分の中では まだ半分半分だった


















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タグ: #PET
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