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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2018年05月25日

いつから・・・だった? 10:気管支鏡検査

 咳が止まらなくなってきた



 咳が止まらなくなってきてからは 息苦しいのが倍増し
 検査本番前だというのに 涙が出てきた


 吹きかけられる麻酔薬も にがいし 苦しいし


 舌を引っ張り出したままの間抜けな姿勢で
 少し間を開けながら 4〜5回麻酔をスプレーされた




 そして・・・やっとのこと 検査のためのベッドに乗るように促される 


 この頃には 姿勢を変えるだけでも咳き込みが激しくなり
 涙と 鼻水と よだれとで 顔面は悲惨なことになっていた


 血圧計や 酸素濃度計測の指クリップ
 鼻に酸素のチューブを付けられ 
 アイマスクのように ガーゼを被せられた

 そして 軽く体を固定される



 マウスピースをはめられ いよいよ 気管支鏡挿入!!!



 もうーーーー 最初っから無理!!!

 苦しいし 痛いし 咳はますます酷くなるし・・・




 看護師さんが
「咳き込むと 気管支鏡が上手く入っていかないので
 できるだけ呼吸を深くして 力を抜いてください!」と



 ・・・んなことできる状態ではございません!!!!!


 そいつが入っていくのがハッキリとわかるのだから!


 これって 麻酔効いてる??って文句言いたかったくらい


 咳き込みが激しく 喉を通すだけでもすごい騒ぎ!




 「血圧196!!! ゆっくり深呼吸してください!!!」



 深呼吸なんて できるものならとっくにしてるわ!!!(怒)


 身体をよじって逃げ出したいほど

 実際 よじったようで 看護師さんに押さえつけられた



 喉元過ぎれば・・・・って 

 そこからも気持ち悪かった


 右の鎖骨の下あたりを 気管支鏡が入っていくのがわかる



 「はぁい 取りまぁ〜す」(何を?あ、組織か)

 「はぁい 擦過しまぁ〜す」(ゴシゴシ)




 このゴシゴシが 気持ち悪かった!

 体の中なのに ハブラシで擦られてるように
 ハッキリとした感覚があった

 骨にも響くというか・・・

 頭の中 パニック・・・・・・・・




 「はい 無事に終わりました 抜きますね」



 気管支鏡を戻す時も えずくような感覚






 咳き込み 泣き喚いた(実際には声は出せない)
 悪夢のような時間が やっと終わった







野菜をMotto!!レンジカップスープ






美容医療の医師が監修した日本製「日焼け対策サプリメント」







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タグ: #気管支鏡
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2018年05月24日

いつから・・・だった? 9:気管支鏡検査

検査当日


私は 午後に検査予定だったので
朝食は通常通り

午前10時からは 飲食は一切禁止となる



水も飲めないんだ・・・と思っていたが
しっかり 点滴につながれた

何か体に入れてもらっている、と思っただけで
喉の渇きもそれほど感じなくなる(現金www)



担当の看護師さんが迎えに来る

おぉ〜〜 車イスだ!
点滴しているだけで何ともないのに
乗せていってもらっていいのだろうか?


初めて「患者」になった気分


何だか「ハイ」になってしまい
検査室に向かうまで 看護師さんに向かって
おしゃべりし通しだった




検査室に入ると 「メガネ男子」とでも
呼びたいくらい 若い先生が近づいてきた


「これから麻酔をします。 麻酔といっても
 もちろん全身麻酔ではなく 喉の部分のみになります」



自慢じゃないが 内視鏡の類は経験がない


昨夜 一連の流れの説明は受けたはずだったが
ここにきて 若干の恐怖心


看護師さんがきて 腕に筋肉注射

は?これ麻酔じゃないよね?





「はい 口を大きく開けてください
 それから 舌をご自分で引っ張る感じで 
 前に出していてくださいね
 麻酔薬を 喉奥に スプレーで噴霧していきます」



スプレー???  噴霧???


そんな感じの麻酔って言われてたっけ?



ヨダレ出ちゃうじゃん、と突っ込もうとしたら
頭を斜め上にされ ガーゼやら何やら巻かれた


そして ガーゼを持たされ 滑らないように
そのガーゼで舌を挟んで 引っ張り出す


これだけでも 苦しくなって来るんですけど



「唾が出てきても 飲み込まずにティッシュに
 吐き出して取ってくださいね。
 はい! スプレーします! 息を吸って〜〜〜」


おもむろに 
シュコッ! シュコッ! シュコッ!


” なんだこれ?”


言われた通り 視線を斜め上にキープしながら
喉の奥に向かって スプレーされてる車イスの自分



先生の指示通り 「吸って 吐いて〜」を繰り返す

段々と 喉が腫れて来るような感覚!


え???  息苦しいんですけど!!!

今すぐ下を向いて 色々吐き出したいんですけど!




歯医者で麻酔をされ 歯茎がすごく腫れ上がって
感覚がなくなって来る あの感じが喉の奥に・・・



息が苦しいーーー!!!
もうやだーーーー!!!!!





苦痛なく検査を受けるための麻酔で
すでに 苦痛まみれになっていく自分



落ち着いていたはずの咳が 止まらなくなってきた








野菜をMotto!!レンジカップスープ





お祝いや内祝に!【ヨックモック】






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2018年05月23日

いつから・・・だった? 8

2011年のクリスマスも終わる頃

気管支鏡の為に総合病院に入院

紹介からの診察・PET検査とバタバタした初診時から
時間を置いたせいか 特に緊張もしなかった


咳と嗄声(させい:声枯れ)が落ち着いてきたことが気持ちを
楽にさせていたのかもしれない

その他には 自覚症状らしいものは感じていなかった




入院初日は 血液検査・CT検査、栄養士さんとの面談
全て 終わってから 翌日の検査日程の詳細説明



出産以来の入院なので 少々気負っていたところもあったが
栄養士さんに「好き嫌い・アレルギー」等を聞かれる頃には
すっかり リラックスできていた



「いちじくがお嫌いなんですね?」と
若い栄養士さんにニッコリと確認された


その時 自分の中での一番食べられない物が
「いちじく」しか思い浮かばなくて(笑)

小さい頃 いちじくの木に触れただけで
身体中に蕁麻疹が出たことがある

触れただけで酷い思いをしたのに
それを口にするなんて 自殺行為でしかないと
いまだに思い込んでいる

家族や友人たちは 皆いちじくが大好きなのに・・・

食べられないなんて可哀想、とまで言われているのに・・・




栄養士さんが笑ったのは その日の夕食に
「いちじくのコンポート」が出るはずだったので
確認できて 安心したからだそう


その一点だけで もう私は「ラッキー!!!」と
大喜び!



好き嫌いはほとんど無いと自覚しているが
調理法によっては食べられない物もある中 
” ポンっ”と「いちじく」の名前が浮かんだのだから




何か 見えないものに守ってもらっているのかも?




特に 信心深くも無いはずの自分の発想に驚いた



























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2018年05月21日

孫に会ってきた


今月で初孫も2歳を迎えた


とっても元気な女の子
次男である息子にそっくりで
なかなかのお転婆さん(笑)



2012年に 右肺の上葉を取った後は
” 何年生きていられるのかな・・・?”
なんて ドラマで見たような感覚になってた


喉の奥が詰まってしまったような
呼吸が半分しかできていないような

毎日何となく 息苦しさを覚え 
言葉には表せない精神状態だった



まさか こんなにも長く そして元気で
生きていられるなんて 考えもしなかった



ただ 孫娘を追いかけるのにも
すぐ息が上がってしまうのも事実
・・・年のせいもあるのだろうけど



今年の11月には 二人目の孫にも会える予定

なんてうれしいこと!!!



今月初めの 定期検査は 何事もなかった

来月初めには また別の検査がある



一つ一つ きちんと検査して
乗り越えていこう!


大丈夫!

きっと来月以降も 楽しく 笑えてる!!!



















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タグ: #孫

2018年05月20日

いつから・・・だった? 7

空腹だったはずなのに 帰宅後は食欲がない

いや 感じなくなったのか・・・



PCとのにらめっこが始まる


「肺腺ガン」

・肺がんの中の ”非小細胞性”と分類される
・喫煙との因果関係は弱い
・男性より女性の方がかかりやすい傾向
・重い肺の疾患にかかった人はリスクが高い
・自覚症状が出にくい


どのサイトを見ても おおよそこのようなことが書いてあった





確かに 私は喫煙経験は全くない(遊びでくわえた事すらない)

肺結核等の重い肺の病気にもなった事はない(小児喘息は経験したが)

自覚症状らしいものもない
 (この時はそう思っていたが 実は関係ないと思っていた症状があった!)




いくら原因が特定できないからって 何故・今・私なの?



大学生 高校生二人の3人の子供達


乳幼児や小・中学生よりは大人とは言え  まだまだ別れたくない


それぞれの道が 大まかにでも見える時期までは生きていたい



大きくなっていても やはり大好きな子供達




子離れできない親なの?私   なんて考えてしまった















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2018年05月19日

いつから・・・だった? 6 :呼吸器科での診断


MRIを終え 呼吸器外来受付で待つこと15分ほど


前の順番の患者さんが 神妙な顔で出てくる

途端にドキドキしてきた




先生は 画像を見ながら 唐突に
「年が明けたら 別の病院で PET検査 を受けてください」と



いやいや、MRIの結果が知りたいんですけど、と言おうとすると
やや 被せ気味に

「来週あたり 検査入院して欲しいので 都合つきますか?」

「あ・・・それは大丈夫です(汗)」



当時 ブラックペアンのドラマがあったら
「担当医(教授)命令とあれば」とボケたかった!



それから 担当医の説明が続いた



・前の内科のレントゲンフィルムから 肺腺ガンの疑いがあること
 (先生としては確信していた様子 分かり易い先生だった 笑)

・肺腺ガンだとすると 脳に転移しているケースがあるので
 念のため MRIを撮ったが 脳転移は今の所無いとのこと

・他臓器転移の有無の確認、ガンのより正確な大きさを知るために
 PET検査をすること

・来週の入院時は 気管支鏡の検査をすること



ざっと こんな感じで 飄々と話をされた




肺腺ガンなら どんな治療になるのか 手術は
いつどんな感じでやるのか?など
私が確認したいことは 全くハッキリしない状態




何だか ピンと来ないし まるで他人事のよう


ま、とにかく 今日どうこうする訳では無いし
とにかく お腹が減って仕方がないので
売店でパンを買って 帰宅した























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タグ: #呼吸器科

2018年05月18日

いつから・・・だった? 5:MRI検査


一度帰宅し 疲れたので少し休む



” MRIって 何の為にするんだろう?
影があるのは肺なのに どうして脳???
先生は 何のために撮るか言ってくれなかったし・・・”
頭の中は ぼぉーっとしてた



病気に関して まして「肺がん」に関してなど
なんの知識も持ち合わせていなかった私は
なんとなくざわざわした心持ちでいた




予約の午後1時半!

呼吸器外来から すぐ検査室へ

” 広い部屋  あ、廊下のポスターにあった機械だ”




細い治療台(ペイシェントテーブルというらしい)に
横になり ヘッドフォンをつけられた!



『大きな音が出ますからね!気にならないように
 ヘッドフォンを付けますね」

治療の最中はそれを付けたままになる



後から移った病院2ヶ所でもMRIを何回も撮ったが
いつもヘッドフォンからは 色々な音楽が流れてた

けれど この病院では 音楽が流れてなかった(笑)






「では 行きます」

治療台が ゆっくりと筒状の装置の中に入って行く



” あ これは閉所恐怖症の人には ホント駄目なやつだわ”
自分は不思議と 恐怖心はなかった
好奇心がむくむくと、という お気楽な感覚だった



「では 開始です! 大きな音が出ま〜す」



すると ウィンウィーンと何かが回り始めた気配
そのうち ガンガンガン カンカンカン コンコンコンコン
ゴォーーー ウィーン カポッカポッカポッ  



頭の回りを鉄板ごしに叩かれてるような
ミキサーの中に入れられたの?みたいな
音の連続攻撃!!!





” 打出し鍋でも 作ってるんかい!”



思わず 頭の中で突っ込んでた
















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タグ: #MRI

2018年05月17日

今の自分

病気が判明して 様々な治療を経て

今現在 とても元気に楽しく 毎日を暮らしています



これからも 順を追って綴っていきますが
私は本当に 運が良かったと思っています


初診時から 先生方のタイミング良い治療への取り組みや
転移を繰り返す中での 新しい病院と先生方との出会い

そして その度ごとに解決して来た種々の問題



肺がん(正確には 肺腺がん)であったことは
自分にとってはラッキーだったとまで思えるのです



「自覚症状がない」

自分がここまで来られたのは まさにこの一点のおかげです


親類や入院時に知り合った方々
そのほとんどが 病いの「痛み」と戦ってらしたから




現在では「ペインクリニック」等 痛みを軽減させる治療も
耳なじみがあると思います


医療はまさに 日進月歩です


肺がんの治療も 多くの選択肢があり
そのタイプ・症状・ステージで 患者に最も適した
治療を受けられるようになってきています




私自身 いつ何時また転移するやもしれません


けれども 主治医は
「大丈夫 何かあったら最適な治療の組み合わせを考えるから
 一緒に頑張っていきましょう!」

定期検診に行くたびに こう言ってにっこり笑ってくれます




この先生のおかげで
「今日も 楽しく 笑えてる」自分がいます




















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2018年05月16日

いつから・・・だった? 4:呼吸器科へ

「近くの総合病院の呼吸器科に紹介状を書きますから
 これから直ぐに行って下さい」

「午前の診察のラストには診てもらえるギリギリの
 時間ですが・・・」



先生のそんな言葉も 「はぁ」としか聞けず

せっかくの点滴治療中 病院変わっちゃうの?
面倒じゃん!(怒)とまで考えてた情けない自分

(そこは本来 循環器が専門の内科医院だった)





採血データやらレントゲンフィルムやら持って
急ぎ 総合病院へ!


11時半をとうに過ぎてるのに 呼吸器科 すごい混んでる!

先生から電話があったらしく 10分ほどお待ちくださいとの案内

早退して来てくれた夫と合流



呼吸器科の先生は レントゲンを見ながら
少しだけ 小首をかしげる


「はっきりとした診断をしたいので 午後イチに
 脳のMRIを撮りたいのですが?」



あの〜〜 肺炎の診断から何故に「脳のMRI」の
話になってしまうんでしょうか?????
(脳内に?マークが千手観音のように浮かんだ!)


訳がわからなかった自分だけど 先生の真剣な顔を見て
やっぱりまずい状態なんだ・・・と


こうなったら 一刻も早く 本当の状態を知りたい!


「わかりました。昼食は摂らずにですね?
 では、1時半に伺います」



空腹も忘れて 一度自宅に戻った
























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2018年05月15日

いつから・・・だった? 3

翌日の日曜日から 午前9時と午後7時の2回
点滴に通った


水曜日が休院の所だったので 間をおかずに
治療できてラッキーだったと思っていた

咳も治まって来ているし 声枯れもマシになって来た



火曜日  
「明日が休院になるので 念のためレントゲンで確認しておきましょう」


その後 診察室に入ると ドクターから一言

「影が全く小さくなっていません」
「は?」


「改めて見ると ここ最近できた影ではないね」



えぇーーー?
肺炎だって言ってたのに!
何それ?  誤診?  どういうこと?
改めて見ると・・・って 土曜日は混んでたから
サッとしか見てなかったの?
一体何なのーーー???


「最近の市民検診の結果に異常はなかったの?」


う、うーーーん(汗)
市民検診って・・・・最後に行ったのは3年前だ!


そういえば、 「要精検」 のハガキ来てた!!!!!

夫が単身赴任中で 何かあっても入院なんて出来ないし
自覚症状なんて一切ないから 大丈夫 大丈夫って
病院には行ってなかった!


小児喘息の時の影が写ってただけだった、と
言っていた友人がいたので 自分のもそれかも?と
勝手に思い込んでたんだ!
8〜10歳くらいまで喘息で苦しんでたからなぁ・・・って




やらかした!!!!!


















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タグ: #やらかした
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