2月2日の手術まで どうやって過ごすんだろう?
入院してすぐに疑問に思った
入院前に できうる限りの検査は済ませてあるはずだし・・・
手術前日まで入浴可能と聞き
あ、それがお仕事じゃん!と(笑)
前もって持たされていた(買わされていた)
呼吸器訓練のための「スーフル」という筒状のもの
この訓練も真面目にした
手術で 肺の一部を切除してしまう上に
術後 呼吸器が萎んだ状態になりがちになるので
酸素を十分に取り込めるようにしておかないといけない
合併症の危険を回避するためにも 呼吸器訓練は大事だと
鼻をつまんで(洗濯バサミのようなものが付いてた)
その筒の中に ゆっくりと完全に口から息を吐き出す
そして その吐いた息をまた口に吸い込む
自分の吐いた息をもう一度吸う事で 血中のCO2濃度が高くなり
呼吸中枢が刺激され より深い呼吸が可能になるそうだ
息を吐いた時に 筒の一番下にある調整弁が
その強さによって 音を出す仕組みになっている
簡単なようで これが意外に辛かった
3段階の負荷?があり
一番低いレベルから訓練する
ゆっくり上手に息を吐けると
「ブゥオ〜〜〜」という音が出る
それがまた そこそこ大きい上に
ホラ貝の鳴り損ねのような なんとも言えない音だった
病室はフロアの一番端だったので
そこから手術室等に繋がる廊下まで行き
1日に 最低3回はホラ貝を吹こう!と決めた
20回1クールを1日5回が理想と言われたが・・・
なかなか上手に吹けなくて
間抜けなホラ貝の音がしばらく続いた
その廊下は、ドクターばかりではなく
看護師さん達もグループでよく通る所だったから
「良い音になって来ましたね」等々
時折 励ましの声かけもしていただいた
初めてアルトサックスを吹こうとしている
出来の悪い中学生にでもなった気分だった
でも 術後に酸素がきちんと吸えなかったら?
肺が充分に膨らまなかったら?
などと考えると
自然に集中して訓練できるようになっていた
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