いつまで経っても診察室には呼ばれない
予定通り3時半にMRI撮影は終わっているのに・・・
夫は 隣の椅子に掛けているが
何も言わず 持ってきた文庫本を熱心に読んでいた
午後5時半になろうという時 やっと順番が来た!
K先生は また画像とにらめっこしていた
「ニャンままさん
前回2月に O先生のところで撮ったMRI画像を見てください
そしてこちらが 今回ダイナミックMRIで撮影した画像です」
先生の指し示したところを ジッと見てみる
言われてみれば 周辺とは少し色が違って見える
ポツンと白く抜けている感じだ
輪郭はそれほどハッキリはしていないが 意外と大きいかな?
夫も必死に見比べてはいたが 今まで一緒に見たことが無いので
脳内の画像そのものに興味があるようだった
つまり 比較云々以前の問題だ(笑)
先生が 口を開いた
「以前にも一度ありましたが
今度はどうやら 2度目のガンマナイフの痕跡のようです
一度 綺麗に見えなくなりましたが また浮腫みとして
確認できるほどになって来たようです
照射した場所の近くにありますし まずそれで間違いはないかと」
思いっきり力が入っていた肩が ストン!と落ちた
「じゃあ 入院とかサイバーナイフの施術とかはないんですか?
左半身に麻痺が出てくるような事も心配ないんですか?」
K先生は やっと穏やかな表情になって言った
「この分だと 急変とか転移とかはまず心配ありませんよ」
身体全体の緊張がほぐれて グニャグニャになりそうだった
「O先生からの採血データも 極端な数値の上昇ではないですし
私の所見では またしばらく様子見で大丈夫かと!
もし 転移性脳腫瘍ならば
前回よりも もう少し大きくなっているはずですし
自覚症状も見られませんので 心配することはありませんよ
とにかく今回 しっかり確認できて私も良かったです」
心底 ホッとした!!!
このタイミングで転移だったら 正直立ち直れなかったかもしれない
夫がまたまたこんな状態だし
5月には " 初孫誕生 " が控えていたので!
何はともあれ 時間はかかったけれども
目下の心配事のうちの 一つが解消された!!!
そして6時半近く やっとその日の最後の患者として会計を済ませた
お腹も減って 気力もなかなか出なかったが
帰り道には大事な仕事が残っているので頑張らなくては!
そう!!!
また悪いことをし始めた夫に対して 警告を与えなければ!!!
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