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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2020年07月30日

2017年 1月後半 3


 脳内転移している サイバーナイフの治療になる、と
 夫に伝えたら  案外しおらしい反応だった(笑)


 3月の治療日には 出張を入れないで休みを取るとまで


 ほんと 夫が何かやらかし始めると
 必ずと言っていいほど 体のどこかに変調が出る



 翌25日は O先生のところでCT撮影

 ・・・だとわかっていたのに
 前日のMRIの時の造影剤がまたまた影響しているのか

 朝から本当にだるくて起き上がれず
 娘と夫の朝食すら用意できなかったほど


 予約時間には間に合うように どうにか病院へ



 このころのO先生は 会うたびに表情が柔和になっていっていた

 S総合病院にいた頃は 手術に明け暮れていて
 その表情は いつも引き締まり怖いくらいの時もあった

 もちろん 外来診療の時には優しかったが
 今の穏やかな表情とはまた違った柔らかさだった


 やはり 患者さんの命に直結する手術は
 素人の自分が想像することもできないほどのプレッシャーなんだろうな



 そんなことをぼんやり考えていた時に
 先生はにこやかに言った


 「肺・右腎臓があったところなど 気になるところは
  画像を見る限り とてもきれいで落ちついていますね

  K先生のところでは いかがでしたか?」



 どうやら 転移したらしいことを話すと

 「1ヶ所だけでしたら 何の心配もありませんよ

  ましてや サイバーナイフでの施術でしたら
  ガンマナイフよりも負担はありませんしね」

 と いつもの笑顔で言ってくれた



 そして続けてこうも言ってくれた


 「今日の採血結果ですが 
  放射線治療の効果が確実にあらわれていますよ」


 そう言われて数値を見ると
 確かに前回よりもCEAの数値が下がっていた

 ・・・と言っても まだ5近くあるが



 ん???

 本当に脳内転移していたとしたら 
 この数値で収まっているのだろうか?


 今までの例なら 数値幅はそれほどでなくとも
 必ずCEAの数値は上昇していたけれど・・・



 少し釈然としない思いもあったが
 もう サイバーナイフでの治療予約も済んでいるし

 3月のその日まで 体調管理をよりしっかりしていこう!!








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