手術後は
日に日に薄れていく痛みと同時に
これで もう本当に大丈夫なんだろうか?と
喉に何か引っかかったような
漠然とした不安を抱えていた
先生から
切除した組織の病理検査から
肺腺がんに相違なく
今の所 他組織への転移は見受けられない
と告げられた時には 心底ホッとした
手術直後 夫に聞いておいた事がある
「取り出した右肺上葉って どんなだった?」
「うーん うまく言えないけど 原型はわからなかった」
「そのまま 取ってくれたんだから 袋状じゃないの?」
「いや、そんなじゃなかったよ がん組織がよく見えるようにって
少し切り開いてくれてたから」
「え? わかったの? どんなだった?」
「本当に そこだけ白くて ゴルフボール位の大きな球形だったよ」
PET検査でも 綺麗に丸く光ってたもんなぁ
5.7センチくらいある、と言われてたけど
本当にそんなに育ててしまったんだな・・・
放っておいたという現実が
今更ながら 後悔と 恐れとを運んできた
そんなに大きな腫瘍になるような
ある意味 ガン細胞にとっては快適な住処だったのか?
もしかしたら もうすでに 身体中に
がん細胞が行き渡ってしまっているのかもしれない
先生に 転移はないといっていただいたのに
不安な気持ちの方が 大きくなりそうな自分だった
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