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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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2018年07月27日

同室の患者さん 1


 個室から戻った大部屋

 手術前とはメンバーが変わっていた



 入れ替わりがはげしいな

 手術になった人 退院した人

 理由は様々だ




 ある日

 隣のベッドに40歳そこそこだろうと思われる
 清楚な美人さんが入院してきた


 乳ガンを 3年前に 手術で切除したという

 術後の定期検診で 肺に転移が見つかったのだと




 廊下の休憩スペースで たくさん話をした


 早期の段階で 乳ガンを克服したと思っていたので
 いざ 転移を言われて ピンと来なかったと


 特に 自覚症状もなく 仕事も普通に続けていたし
 咳き込むとか 息苦しいとかもなかったのに・・・と
 首を傾げていた


 私と同じだ  自覚症状がほとんど無かった



 明るく 可愛らしい笑顔で話してくれたが
 お子さんが まだ小学5年生の娘さんだという


 それを聞いただけで 何だか 私の方が胸苦しくなった


 私の子供達は 皆 高校生以上になっていたし
 もし仮に 万が一の事があったとしても 
 乗り越えてくれるだろうと思っていたので




 彼女はとても明るかった

 「腫瘍は 胸腔鏡手術で対応できるくらい 小さいものだそうです」

 「よかった!!! それなら 大丈夫! 
  私は大きな開胸手術だったけど 綺麗に取ってもらって
  こんなに元気になったし! 痛いけど(笑)」



 2度目の手術

 それも 乳ガンからの肺転移 本当はどれほど不安だったろう・・・

 夕方になると面会に来る ご主人と娘さん

 彼女は 娘さんと冗談を言い合って楽しそうだった




 自分の手術後1ヶ月検診の時

 無事 彼女と再会できた!!!  

 よかったぁ〜〜〜! 心底 ホッとした



 彼女は 本当に綺麗で 背筋がビシッと伸びて 
 キャリアウーマンそのものの 凛とした立ち姿だった


 まだ少し残る痛みを庇って 
 猫背気味だった私は恥ずかしかった



 彼女を見習わなくては! と思わず背筋を伸ばした




















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