〜投資対象研究その2 証券コード1326 SPDR ゴールド・シェア〜
作成:2016年12月9日
結論として、円建てなので米ドル/円の為替による影響もあるので、アメリカ本国のGLDとSPYの相関関係まではいかなくとも、安全資産であるゴールドは長い目で見て1557 SPDR S&P500のリスクヘッジのひとつとしてもよいのではないかと思います。
ゴールドや1326 ゴールド・シェアの特徴などは世に溢れているかと思いますので割愛させていただくとして、まずアメリカ本国のSPDR GLOD TRUST(GLD)とSP500の関係である図1を見てみましょう。
補足として
1326 SPDR ゴールド・シェアはアメリカ本国のSPDR GLOD TRUST(GLD)を円換算してものです。
1557 SPDR S&P500はアメリカ本国のSPDR S&P500 Trust ETF(SPY)を円換算したものです。
図1は3ヶ月のGLDとSP500のチャートですが、SP500の上昇に対し、GLDは対照的に下落しており、逆相関(相関性が低い)といえると思います。
次に米ドル/円とGLDの関係である図2を見てみましょう。
図2では図1のGLDとSP500の関係と似たようにGLDは米ドル/円と相関性が低く、逆相関といえるかと思います。
参考までにSP500と米ドル/円の関係である図3を見てみましょう。
アメリカの大統領選挙の結果、トランプ氏の就任が決まり、その後円安傾向となっています。
次にSP500と1557、米ドル/円の関係である図4をみてみましょう。
アメリカ本国のSP500に対して円換算された1557は円安の影響を受け、本国のSP500よりも大幅に上昇しています。
次にGLDと1326の関係である図5をみてみましょう。
アメリカ本国のGLDが右肩下がりであるのに対し、円換算された1326は円安の影響を受け、価格を押し上げています。
最後に1557と1326、米ドル/円の関係である図6を見てみましょう。
円換算されている1557と1326はアメリカの大統領選挙の後の円安の影響を受けており、局部的にはアメリカ本国のSPYとGLDの関係である図1のようなきれいな逆相関とはなっていません。
図6は3ヶ月であるのに対し、期間を1年にした図7で再度見てみると、2016年の1月の1557の暴落時や円高の際などに長い目で見ると1326は1557と比較的相関関係が低いのではと思います。
1326は短期(短気でもダメですね)ではなく、気長に長い目で投資をしていく場合には効果を得やすいのではないでしょうか。
補足
1326 SPDR ゴールド・シェアは
1、東証に上場している銘柄であり、国内株と同様に売買が出来る。
売買単位は1口であり小額からも投資が出来る。
2016年12月9日終値現在で1口あたり12,730円。
2、日本円のまま売買が出来る。(円転、ドル転の必要が無い)
3、松井証券を利用すると1日あたり10万円までの現物株の売買手数料が無料。
4、たくさん売買したい場合はGMOクリック証券にてGMOアドパートナーズ(証券コード4784)など
GMOクリック証券のグループ企業の株主優待を使うと売買手数料の節約につながる。
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