ご訪問頂き有難うございます。感謝致します。
夏と言えば…皆様は何を思い浮かべますでしょうか?
海・プール・キャンプ・バーベキュー・花火・盆踊りと色々あります。日差しと熱中症、水分不足には気をつけられてご予定されているイベントを楽しんで下さいね。
このブログを読まれている方はもう私の厄介肌をご存じだと思うのですが、この厄介肌は小さい頃の方が一層酷く厄介でした。蚊に刺されて26歳まで病院へ行く肌です。蚊に刺されて熱を出し小学校を休んだ経験、皆様にはおありでしょうか?
お医者さんによく言われたのは「蚊に刺されないようにするしか方法が無いね」ですが、子供ながらにそんな方法あるならこっちが教えて欲しいと思っていました。
でも蚊に刺されてハチが刺したかのように腫れ上がるなんて、誰も信じてくれません。3か所も4か所も刺されたら痒みと痛みで地獄を見ます。なので課外授業の山でのキャンプは行かなくて良いと母も言ってくれていました。キャンプで蚊に刺されたら、家に帰ってからが熱を出し世話する母が大変だからです。
なのに…見学旅行は喘息でことごとく行けなかったのに不思議とキャンプは全て参加したんですよね(遠い目)なんでなんだろう…今考えても私自身にも分かりません(笑)小学生時代、キャンプの課外授業は4年生からしかないので4年生〜6年生までの3回経験しました。
夏の山は侮れません、蚊やブト(地域によってはブユやブヨ)や見た事の無い虫だらけ。ムカデやカメムシ含め毒虫も一杯です。
刺されない子は刺されないのに、なぜか厄介肌の私をピンポイントで狙う虫たち。そして虫にいくつも刺されて痒くて痒くて。暑いし痒いしおかしくなりそうでした。キャンプファイヤーで歌っていても痒くて痛くて気もそぞろです。キャンプファイヤーどころじゃ無い状態でした。虫よけスプレーをしても刺されるのは、きっとカレーを作ったりして汗をかき、汗の臭いが強くなっていたせいもあるのかと思います。
そして夜になりテントに班の女子3人で休むのですが、汗でベタベタで蚊に刺されたところが酷く痒くて痛くて熱が出ています。当然、眠れるわけありません。本当に一睡も出来ないのです。寝る場所が変わるだけでも寝れないのに、蚊に刺された部分が腫れ上がり熱も出ているしで朝までの数時間は自分との闘いの時間でした。本当に辛くて、目を閉じてもその頃の事が目に浮かびます。暗いテントの中でただひたすら耐え続ける自分…シュールです。
私はなぜかテントで休む時、一番奥になります。3人の女子で「川の字」に並んで休むのですが私が一番奥で、私の横に1人、テントの入り口前に1人という感じで並んでいます。2人はすぐに眠ってしまい、私は夜が明けるまで苦しいなと考えていました。ふと視線を感じ、テントの入り口のネットの所を見ると暗闇の中で顔があります。真っ暗なのに、顔が青白く見えるんです。ブーッ!と吹き出したいのを我慢しつつ、ゆっくりと目を閉じるように薄目にして観察しました。
最初に思ったのは「なんで顔が?」です。体は無く、顔だけあるんです。まるで顔だけテントの中を覗き込んだような、そんな感じです。先生が夜間で見回りとかではありません。先生は眠っている時間でしたし、ネット部分もテントも開いたりめくれたりしていません。
そしてふと気が付きました。「あ〜、これはアレだな。目を合わせちゃいけないやつだな」と。地縛霊とかでは無く、浮遊霊という感じでしょうか。悪霊的なものではないけれど、目を合わせたらいけないタイプです。目を開ければきっと向こうから目を合わせてきそうなので厄介だと判断し、薄目で少しだけ観察をし、そしてゆっくりと背を向けました。30分〜40分くらい静かに息をひそめて、そろそろ良いだろうかと寝返りをうつようにして体を入り口のネット側に向けるといなくなっていました。
もしかしたら顔だけではなく体もあったのかもしれませんが、テントを覗いたのは顔だけなのでテントの外側から見れば体もあったのかもしれません。顔だけであろうと、体があろうと別に問題は無いのですが(笑)霊に変わりはありません。
気が張っていたのでその間は気になりませんでしたが、それから朝までは痒みと痛みで太ももや腰など刺された部分をポリポリ掻きむしりつつ過ごしました。
これは小学4年生時代の出来事ですが、5年生の時も6年生の時もキャンプ時はテントの中やキャンプファイヤーでも霊を見たり感じたりしていました。慣れたもので、霊を見たりするより毒虫の方がよっぽど嫌なくらいです。高校1年生時代はキャンプで私以外の人も見えてくれて嬉しい経験もしました(笑)
高校生時代のキャンプファイヤーのお話は長くなりますのでまた次回にでも。
虫刺され用の市販薬も肌に合わず、本当に子どもの頃は苦労しました。喘息でも肌の弱さでも苦労しましたが今も厄介肌は健在です(笑)子供の頃と違うのは私も大人になり、蚊に刺されて痒いからと掻きむしったりしなくなった点くらいでしょうか。あと最近はクリームタイプじゃなく液体とかジェル状の薬だとある程度被れなくなってきました。昔の市販薬は肌に強すぎたのかもしれません。
ちなみに朝になりテントにいた2人のクラスメイトの女子には「顔の霊」の話はしませんでした。怖がらせるのも信じて貰えないのも嫌なので、黙っていたんです。家に帰りシャワーを浴びて氷で刺された患部を冷やしながらその事を母に話しました。「なんでテントに顔を突っ込んでいたのかは、目が合う相手を探していたからだよ」と言うと、母は「そうね」で終わりました(笑)娘の変な話に慣れきった母親ですが、否定は絶対にしません。
薬よりも冷やす方が掻きむしって熱をもった患部には痛みが落ち着いて良いのでお勧めです。熱も引くし腫れも引いてきます。薬を塗らず病院へも行かずに済みます。
夏になるといつもキャンプでの経験を思い出します。
せっかくなので次のブログも高校1年生の時のキャンプのお話を書かせて頂こうとおもいます。お付き合いの程、宜しくお願い致します。
またしても長くなりました。本日もお読み頂き有難うございました。感謝致します。