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2021年03月11日

【本を読んでみる?A】イノベーターはあなたの中にある

前回に引き続き【本を読んでみる】シリーズです。
最初に紹介している
【本を読んでみる?@】イノベーターはあなたの中にある
を読み進めていっている途中です。もちろんゆっくりですが(笑)


1冊目:イノベーターはあなたの中にいる?A


この本は野村総合研究所のプロジェクトクトで”地域創世”、”イノベーターの創出”を目指し、各地方を拠点に地場の人を中心にしたイノベーションプログラムに取り組んだ軌跡を記しています。





■Mission


本書の面白い点は、その構成にも表れているのかもしれない。
Mission,Human Network,Concep,Program,Casting,Backstage,Output,Future
と1章、2章のような進め方ではなく、実際のプラグラムの進行のような見出しとなっている。

そして導入となるMissionではまさに、地方創世を担うイノベーターを生み出すことの必要性をわかりやすく解説してくれます。

”地方創世のドーナツ化現象”と題してこれまでの地方の事業支援の在り方を表しています。
ドーナツ化現象といえば、みなさんも小学生の頃に聞き覚えがあると思いますが、
たとえば、東京のような都市では都心の地価が上がり居住するにはコストが高いような状態となり都心周辺エリアへ人々は居住することになります。そうすると、高くて住めない都心には人が少ない空白エリアとなり、その空白エリアを取り囲むように居住エリアが分布することから、真ん中が空洞のドーナツを模して、”ドーナツ化現象”と呼ばれています。

さて、では本書でとらえるドーナツ化現象とはどういったことだろう。
その答えとして、
これまでの地方創世事業のステレオタイプは、
地方行政、資金援助者が何か事業アイデアを募る”だけ”で、制度や資金の外枠を作るものの肝心な取り組みの終身となる起業家に具体的なアプローチはなく、外からのオピニオンリーダーにとどまっている
この状態を模したようです。

やはり、ビジネスとして利益を取りに行くためにはあまり多くの時間をかけることはできないといった現実的な問題が立ちはだかっていることも大きいようです。

そんな状態を覆すべく、ドーナツの中心にいる起業家の種を充実すべく、プロジェクト企画者が自ら中心に入りこみ共にもがき苦しみながら”0から1の創業プロデュース”、"イノベーションの連鎖を生み出す"ことをMissionにイノベーション・プログラムがスタートします!!







タグ: 紹介 読書
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