2009年04月12日
ナイアード アルガン石鹸 ARGAN SOAP
◆商品の説明◆
販売名:アルガン石鹸
製造発売輸入元:株式会社ナイアード
原産国:タイ(ナイアード・タイランド)
種類と成分:
アルガン石鹸:
エクストラバージンオリーブオイル(トルコ産)・・30%
ココナッツオイル(タイ産)・・・30%
アルガンオイル(モロッコ産)・・・20%
パームオイル(タイ産)・・・20%
ダフネ石鹸:
エクストラヴァージンオイル(トルコ産)・・・70%
ダフネオイル(ローレルオイル)(トルコ産)・・・25%
パームオイル(タイ産)・・・5%
広告文:
コールド製法によるハンドメイド石鹸で、タイ北部、チェンマイ郊外にある工房で作られています。
タイのココナッツオイルとパームオイルが豊かな泡立ちを生み、アルガンオイルに含まれるビタミンEが、肌をふっくらと洗い上げるフレッシュで贅沢な石けんです。
※保湿成分が多く、洗顔・洗髪に最適です。
※製法上、保湿分が多く溶けやすい石けんです。ご使用後は水切りし乾いた場所に保管下さい。
コストパフォーマンス:
価格:1050円
内容量:145g
10gの価格:72.4円
pHの値:pH9.0
香り:
無香料
色:
使用前:オフホワイト
使用中:少し黄緑がかった黄色
テクスチャー&泡立ち:
※個人差が大きいようです
私が試したアルガン石鹸は、固くて石鹸の表面はツルツル。
ネットを使用しても泡立ちが悪く、泡の肌理はとても粗くトロトロで全く角が立ちませんでした。
購入店:
MS.Style(表参道エチカ内)
評価:☆
このアルガン石鹸、、私の感想は4つ、メンバーの評価はイマイチでした。
メンバーの意見をまとめると、、
石鹸自体が固い、石鹸自体が柔らかい、肌が乾燥する、肌に膜を張ったような感じになる、泡が固い、泡が柔らかい、泡のキメが粗い、泡のキメが細かい、 こんな意見でした。
話をきいていると、、全く違った石鹸を使っているかのようです。
アルガン石鹸は、サンプルサイズ×4つ、通常のサイズ×1(3人で分けた)を購入して7人で試してみました。。
(ダフネ石鹸は、サンプルサイズ×1を購入し、1人が試しました。こちらは好評価だったようです)
私が使ったのは「通常のサイズ×1(3人で分けた)」内の1つ。
泡立ちはとても悪く、泡立てネットを使用しても、泡のキメは粗く、全く角が立たないトロトロ系の柔らかい泡しかできなかったです。。
泡の質は、 久しぶりに洗髪をしてしまったほど潤いのある柔らかい泡 で、洗い上がりは「軽くてしっとり系」でした。
でも、泡立ちがよくなかったので、 泡立てネットで10回以上泡を作りながらの洗髪 になってしまいました!
久しぶりの石鹸洗髪だったので、この時の酸性リンスはビタミンCを溶かしたお湯を使用。
相性抜群サラサラの仕上がりでした。
泡の質は大好きですが、泡立ちが悪いので、その分石鹸の減りが早かったです。。
私はこんな感想ですが、、他のメンバーの感想も是非見てください。
写真上:泡を作った直後
写真下:泡を作って1分後
大好きな石鹸の話をします(石鹸の豆知識だと思ってよんでください)。。
固形石鹸は 「オイル」「水」「NaOH(苛性ソーダ)」 を使って作られます。
オイルと強アルカリ成分を混ぜると鹸化し、石鹸ができます。
そして、石鹸には、いくつかの製造方法があります。
「鹸化法」と「中和法」
簡単にこの違いを説明すると、天然の保湿成分(オイルに含まれる天然のグリセリン)をそのまま石鹸の中に閉込める(鹸化法)か、または予め石鹸を製造する前に取除いてしまう(中和法)かということです。
「鹸化法」 は、オイルとNaOH(苛性ソーダ)などの強アルカリ成分を直接反応させて鹸化(石鹸成分になること)させる方法です。
「中和法」 は、オイルを予めグリセリンと脂肪酸に分解して、その脂肪酸だけにNaOHを加え、鹸化させて石鹸を作る方法です。
グリセリンは吸湿性なので、グリセリンが含まれないと「固く溶けづらい石鹸」に仕上がる為、
大量生産している大手メーカーの石鹸の殆どがこの製法で作られています。
保湿成分のグリセリンが含まれないと「ツッパリ感を感じやすい」石鹸になります。
逆にグリセリンが含まれていると「グリセリンの保湿成分」が肌の表面に薄い膜を張り、肌を保護してくれる。
「グリセリンの吸湿性」が空気中の水分を引き寄せてくれるなどの効果があります。
そんな理由もあって、一般的にコールド製法の石鹸はしっとりするといわれています。。
※オリーブオイルを原料とした石鹸にはグリセリンの他にスクワレンも含有されています。
「冷製法(コールド製法)」と「熱製法(釜炊き法)」
これは石鹸を作る工程で高熱を加えるか加えないかということです。
熱を加えるとオイルとNaOH(苛性ソーダ)の化学反応が早まり「早く石鹸成分に変化させることができます」が、オイルは熱を加えると酸化しやすくなりるので、酸化しやすい石鹸ができます。
熱を加えないとオイルとNaOH(苛性ソーダ)が時間をかけてゆっくりと化学反応する為、石鹸ができるまでに最低で1ケ月ほどかかります。
コールド製法のメリットとデメリット:
加熱しないので油脂の酸化を防ぎ、オイルの有用成分、天然のグリセリン(保湿成分)がそのまま残ります。
が、グリセリン成分(吸湿性の保湿成分)が残るということは、柔らかく溶けやすい石鹸に仕上がります。
※湿気の多い浴室などに石鹸を放置した時に「石鹸の周りに透明な粘りのあるジェル状の膜」が張ることがありますが、それが天然のグリセリンです。
熱製法に比べ「冷製法」は、オイルと水に対して使用するNaOH(苛性ソーダ)の量が少ない為、石鹸カスが出づらい石鹸ができます。
高熱を加えた「熱製法」の石鹸は「オイルが酸化した独特の臭い」がすることがあります。
「塩析法」と「塩析しない方法」
この違いは、石鹸を作る工程で塩水を加えるか加えないかということです。
塩析法は、石鹸成分から不純物を取り除く為に石鹸を作る工程で塩水を加える方法 です。
不純物とは「グリセリン(オイルの保湿成分)」と「NaOH(苛性ソーダ)」のことで、この 塩析をすることで、純度の高い石鹸ができます。
※石鹸の純度が高いということは、保湿成分が失われているということです。
※塩水を加えても石鹸成分には塩分は残りません。
趣味の手作り石鹸
最近は作っていませんが、何年か前は石鹸作りにはまってしまい毎週石鹸を作っていたこともあります。
手作り石鹸を作るときのオイルの最低量は1回につき1Lが目安。
オイルの量が少ないとNaOHの微妙な量の加減が難しいので、できるだけ1L以上のオイルを使います。
石鹸を1回作ることを1バッチといいますが、現在までに30バッチ以上の石鹸を作ってしまいました。。
石鹸作りは、劇物のNaOH(苛性ソーダ)を使うので十分注意しなければなりませんが、、化学の実験をしている感じでとても楽しい作業です。
実験が好きな人、お菓子やケーキ作りが好きな人、石鹸が好きな人、エコやオーガニックが好きな人、好奇心が旺盛な人は、1度石鹸作りを体験したらはまる可能性大だと思います。
使うオイルの種類で、色々な色の石鹸ができます。
そして、泡立ちの良いものから悪いもの、泡の質もしっとり系からさっぱり系まで自分好みの調整ができます・・・・。
う〜ん、、手作り石鹸の話になると止まらなくなるので、、あえて次の機会にコメントすることにします。
石鹸の純度と石鹸ができるまでの期間
〔製法〕 〔鹸化率=石鹸純度〕 〔石鹸ができる所要時間〕
加熱法 95% 約5日
中和法 95% 約5時間
加熱法+塩析法 98% 約10日
コールド製法 調整可能 1〜3ケ月間
私にとってコールドプロセス法の石鹸の魅力は
「つっぱらないこと」
「泡が優しく肌になじむこと」
「泡がみずみずしく柔らかいこと」
「調理前でも安心して使えること」
「偶発の産物でできた製法であること」
「天然のグリセリンが含まれていること」
「泡の質を比べることが趣味であること」
コールドプロセス法以外では「ピーリング石鹸」や「ロクシタンの石鹸」を使うこともありますが、
やっぱり基本は「コールドプロセス法」の石鹸です。
私の手作り石鹸をハニヲさんがブログにUPしてくれました!
ぜひ見てみてください(^^)。。
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