コンサルティング会社のデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーは、政府のトラベル事業の検証結果をまとめたところによりますと、
「Go To トラベル」が高級ホテル・旅館にもたらした効果は、それ以外の宿泊施設の 3倍超 だったそうです。
これまでも高級施設に恩恵が偏っていると指摘されており、それが裏付けられた格好だ。
単価が3万円以上の客室は全国に約1万9800室(全体は約160万室)
1室2人利用と仮定するとトラベル事業で約37.7万泊分活用されたことになる。
提供された客室数は延べ約81万室のため、トラベル事業で稼働率は46%押し上げられた計算になる。
(37.7万室/81万室 =46%)
同社は「 高級施設に恩恵が偏っている可能性が高い 」と指摘。価格帯別に利用上限を設けるなど制度を見直す必要があるとの見解を示した。
◇Go To キャンペーンによる消費押し上げ効果は限定的(日本総研)
政府の経済対策「Go To キャンペーン」について、これまでの利用実績をみると、Go To トラベルは、累計5,260万人泊に上ったほか、Go To イート(ポイント付与)は、既に616億円分の予算上限に到達。
もっとも、宿泊者数や外食売上高の持ち直しは、政策効果というよりも、 自粛ムードが緩和した影響が大 。実際、品目別のサービス消費支出を比較すると、G o To キャンペーンの対象となっていない教養・娯楽サービス(入場、観覧料など)も、外食や旅行への支出と同程度のペースで改善 している。
◇GoTo、28日全国停止 移動抑制へ来月11日まで—政府
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