日本を代表するクルーズ客船といえば、「飛鳥」。高級クラスの客船ということで、これまで多くの方が船旅を楽しまれ、著名人もプライベートで乗船されるほどの人気は長年培われてきた「飛鳥クルーズ」の魅力だと思います。2006年より現在の2代目の「飛鳥2」が就航しています。
その飛鳥2を引き継ぐ3代目の構想が、日本郵船 内藤忠顕社長が2016年6月4日の日経新聞の取材より明らかになりました。
以下、引用です。
豪華客船「飛鳥2」に後継船 日本郵船、20年めど
日本郵船は2020年をめどに豪華客船「飛鳥2」の後継船を投入する。新船の建造か中古船の購入を検討しており、新造なら500億〜600億円規模の投資となる。優雅な旅が楽しめる客船クルーズは人気が高まっており、イタリア大手のコスタ・クルーズも今夏に日本市場に参入する。郵船は日本を代表する豪華客船を刷新して、外国勢に対抗する。
2016/6/4 0:44 日本経済新聞 電子版
「飛鳥2」の3代目、後続船の話はこれまで何度も浮上してきましたが、具体的な構造を発表したのは初めてのことです。2013年にアメリカの船会社「プリンセス・クルーズ日本発着クルーズ」を開始以来、これまでになかったクルーズ人気が日本で起きています。結果、競合するクルーズ客船がそれぞれ「飛鳥クルーズ」の具体的な構想や方向性をそろそろハッキリさせなくてはならない時期になってきたのでしょう。
クルーズを専門とする海事プレス社配信のWEB CRUISEでは、以下のように伝えています。
日本郵船社長
「飛鳥?Uまたは後継船のアジア配船の可能性も」
内藤忠顕日本郵船社長は「飛鳥?U」(5万142トン)の後継船を就航させた場合、どちらか1隻のアジア配船を検討していることを明らかにした。20日、都内で開催した日本郵船の株主総会での質疑応答で、複数の株主から挙がった客船事業についての質問に回答したもの。
内藤社長は「飛鳥?Uはまだ活躍できる船齢だが、一部で老朽化も進んできた。本船は日本籍船で、今後、後継を考えていく中で、できれば日本の造船所にお願いしたいという希望があるが、高級クラスの客船を造れるのは日本で三菱重工業のみ。同社もいろいろとお考えの点があり結論はまだ出ていない。そろそろ後継を考えていかねばならず、選択肢はいくつかあり、近年中に答えを出したい」とした。
後継船を造った後も飛鳥?Uの利用を求める声に対して、「将来のことなので何とも申し上げられないが、後継船を造ることになった場合はさまざまな可能性を追求したい。例えば1隻は日本中心、もう1隻は日本〜アジアやアジア内というようにフィールドを変えて模索するのも一案と思う」と述べた。
WEB CRUISE 2016/06/20より
ポイントは
?@日本で飛鳥の後継船(飛鳥3)を建造したい
?A日本発着だけに止まらず、アジアをフィールドに入れたコース設定
ということが見えてきました。
「飛鳥クルーズ」の今後の方向性に目が離せないこの頃です。
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