寡黙な祖父
祖父は私が高校の時に他界しました。
「船木~」
と言っているのを見ながら葬式の準備をしたのを覚えている。
祖父は若い時に
「脳梗塞」
をして体の左側が思うように動かなかった。元気な時は杖をついて散歩したりしていたが、体の調子が悪くなってからは車椅子、誰かの手助けなしでは生活できませんでした。
杖をついて寡黙な祖父は怖い存在でした。なにか怒られたとかではないですがなぜか怖さを感じていました。家の中ではいつも決まって応接ソファに座っていました。小学生のころ家に帰って祖父しかいないと怖くて家に入れなく外で誰かの帰りを待っていたこともあります。
そのくらいなぜか怖い存在だったのです。
立派な五月人形
そんな祖父が私が生まれた時に買ってくれたのがこの五月人形。
五段くらいになっていてかなり立派です。しばらく出していませんでしたが息子が生まれてから実家でこの時期になると出してくれています。
当時は自営ということもあり羽振りも良かったと思いますが、それでも初孫のために買ってくれたのです。
そんな事とは知らず、ただ恐ろしい存在と思っていた幼少期。介護の補助が面倒だと嫌がっていた思春期。
祖父が注いでくれた愛情を全く分かっていませんでした。ただ不器用なだけでほんとは孫に寄り添って欲しかったのかもしれません。そんな期待に添えず•••
実家の五月人形を見るこの時期にそんな祖父の事をいつも以上に思い出します。
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