11時の帰国便だったが、少し早めに宿を出た。
コーヒーを飲みながら、読書にでもふけろうかという魂胆。
ラッシュとは反対の流れとはいえ、地下鉄はそこそこ混んでいる。
いつもことながら、ソウルの街は夜遅くまでうごめき、朝も早くから動き出す。
昨夜の帰り道から、いや、宿に帰ってからきになっていたことがあった。
市場で買った「ニンニク」。
「これは便利!」と思って買ったのはいいが、剥き身なので、臭気がスゴイ。
ビニール袋で3重に包み、プラスティック・バッグ(日本語で「コンビニ袋」)で閉ざして、
なんとか凌いだか、と思ったのだが、背負っているバッグから香ってくる。
ひょっとすると自分だけしか匂ってないのかもしれない。
わたくし、異常に鼻が効くのでそのせいかも。
ヨーロッパではバーの向こうのワキガのウェイターに閉口し、
寿司屋ではカウンターの端で納豆巻きを食べるカップルに気づくほどなので。
ニンニク、という原因を知っているが故の気のせいかもしれないが、
地下鉄内でもカバンが気になった。
国内も海外も旅行にはこの1枚
韓国自体は「空港降りるとニンニク(キムチという説もあり)くさい」といわれるぐらい、
食べ物にニンニクが多く使われているので、
日本ほどニンニク臭が嫌われてはいない。
多少カバンが臭くてもにらまれたりはしないだろうな、きっと。
バッグのニンニクに想いを馳せながら、A’REXで仁川空港へ。
窓の外に海が見えてきたが、水面と空の境目がない。
靄だか霧だかわからないが、あたり一面真っ白け。
う〜ん、かなり白い。
これ、飛行機飛ぶのか?
と思いつつも空港へ向かい、マシンで自動チェックインを行うと、
フライトは通常通りらしい。
えかった、えかった、と思いつつ、ボーディング・パスを手に出国へ。
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ラウンジに滑り込み、のんきに朝食を摂った。
満腹し、コーヒーを楽しんでいると、
「東京行きのお客さま〜。東京行きのお客さま〜」と、
スタッフが英語でペイジング。
「はい?」と手を挙げると、笑顔で悲しいお知らせ。
「機材の到着が遅れまして、30分のフライト・ディレイです。
出発が遅れますので、電光掲示板でご確認ください」
「ほい」
う〜ん。
霧だか靄だかで飛べないんじゃなくて、
どうやら機材が到着できなかったらしい。
遅れて到着したので、整備と準備で出発が遅れるわけかな。
たぶん30分じゃすまないでしょう、1時間覚悟かな。
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まあコーヒーもあるし、新聞もあるし、のんきに過ごしましょう、と思い、
普段使わないマッサージ・チェアなどに身を沈めることにした。
ニンニクのことはすっかり忘れていた。
毎月ソウル 2009年6月編
—完—
写真1; 朝の地下鉄駅。無料の新聞がたくさん置いてある
写真2; 通勤客だけじゃなく、近隣の人たちも新聞を取りに
写真3; 定宿の部屋。冷蔵庫が便利。シャワーは共同だが無線LANも無料で使える
写真4; ラウンジの朝食。ホテルのブッフェと同じレベルです
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