実は大学時代の卒論がシェイクスピアの「ハムレット」なんですよね。
ですから、シェイクスピアのことについては負けてられない。
色々文献調べて、ベストを尽くして書いたので、
知識量では負けていないつもり。
が、色々知らないこともあるんだなと、思い知らされました。
漫画家って凄いですね。
第一巻の冒頭がハムレットの芝居!
次に何故か、リバプールのチャイナタウン!
もう、展開に圧倒されます。
ビートルズファンでもある僕としては、
26歳の時にストラットフォードアポンエイボンとリバプールを訪れたわけです。(笑)
また、当時のイギリスでは、
国王が変わるたびに旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)が
入れ替わって弾圧されたなんてことも描写されています。
うーん、開眼!!
キリスト教の宗派の持つ重大な意味合いがとても良く理解されました。
命を奪われかねない程、重大な問題だったんですね。
この漫画、半端なく本格派です。
重厚でかつ、軽やか。
人間の罪深さ、偉大さを描く真剣さはどんな文学作品にも劣らない程です。
シェイクスピアの抱く野心も魅力的です。
「ゴリラーマン」のファンにも英文学のファンにも読んでいただきたい。
面白いですよ。時間を忘れます。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image