「英語で言うとはこういうこと」片岡義男 (角川ONEテーマ21)
作家の言語感覚から学ぶ英語感覚!!
とても気持ちよくて面白く腑に落ちます。
英会話は語学である前に想像力で発想を転換すること!!
小説家・片岡義男が考える
まったく新しい 英語の教科書。
『日本語の外へ』での英語論が注目を集めた
小説家・片岡義男氏による、まったく新しい
英語の教科書の刊行です。
根本的な視点 から英語を学び直す
強力なシリーズ。
人間関係、ビジネス、政治経済まで、
日常会話200例を徹底分析。
(1)日本語を骨組みに要約する。
(2) 英語の機能に沿って 話す。
二つのプロセスで英語の底力がぐんぐん身につく。
知りきっているつもりのいつもの日本語を、
明晰に機能 する正しい英語らしさへと、
いかにつなげるか。
その具体例がまず 二百通り 、
この本のなかにある。
たとえば、「 もうたくさん 」
英語で何て言います?
答えは・・・
I have it up to here.
成る程なるほど、そういう感じ!!
SVOで表現 するんだよね。
「地元にある隠れ家のような居心地のいい小さな店」 はどうですか?
答えは・・・
a cozy little neighborhood place
え、そんだけ?!
解説にはこうあります。
「 中心的な役割 を果たすのは
『地元にある』に該当する、neighborhoodという
一語だと僕は思う。・・・
『居心地のいい』と『小さな』のふたつの言葉を、
核となる一語であるneighborhood が引き受けている。」
深いでしょ。
面白いでしょ。
感覚を研ぎすましてゆく楽しみ があります。
もう一つだけ紹介します。
「 いろいろ言われると私は迷うのよ 」
発想を転換して下さい。
答えは・・・
Don't confuse me by giving me a lot of facts.
スッキリ 腑に落ちます。
こんな体験が200。
1ページの 最上段 に日本語、
真ん中に 解説 、
再下段 に正解となる英語が配置されています。
解説を読みながら、
片岡義男氏の答えを類推するのが
とても楽しいですよ。
僕の場合 15回に1回くらい の割合で
ほぼ正解の英文を思いつけることがあって
エキサイティングでした。
読み物としても面白いし、
きちんと暗記すれば、
こなれた英語 を
それなりに使いこなす快感に浸れます。
英語の機能 に沿って話す。
その感覚が 繰り返しの中 で見えて来ます。
片岡/義男
作家。1940年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。
『スローなブギにしてくれ』で野性時代新人賞受賞。
『エンド・マークから始まる』『七月の水玉』など著書多数。
97年に発表した『日本語の外へ』では、
湾岸戦争の進行を米国のテレビニュースだけで
追ってみることを試み、
米国と米国人の行動原理が
「ウェイ・オヴ・ライフを守る」ことにあることを
喝破して話題を呼んだ。
以降、『英語で日本語を考える』など
画期的な英語論を刊行している。
作家活動のかたわら、写真家としても活躍し
『東京を記憶する』などの写真集を刊行。
またNHK第1放送・NHK FMで、
自ら選曲を行うラジオ番組
『片岡義男のアメリカン・ポピュラー・ミュージック』を担当。
『朝日新聞』『Free&Easy』『先見日記』など
新聞、雑誌、WEB等に多数連載を持つ
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