キム・キャトラル アンドリュー・マッカーシー 主演
B級映画の一級品!! スターシップ「愛はとまらない」!
セックス・アンド・ザ・シティーのキム・キャトラルが若い!!
『マネキン』は現実ばなれしたロマンチック・コメディーで、
アンドリュー・マッカーシーが運のないデパートの店員、
キム・キャトラル(「セックス・アンド・ザ・シティ」)が
ショーウィンドウのマネキンになった古代エジプトの王女を演じている。
王女はマッカーシーと2人きりの時だけ人間になれるのだが、
彼以外のだれかに見られるとマネキンに戻ってしまう。
王女に励まされて、マッカーシーは
ウィンドウ・ディスプレイのデザイナーとして
仕事に自信を持つようになり、彼女と恋におちていく。
ジェームズ・スペイダーがごますりで、
口ごもって話す重役を演じている。
この作品には、何とかしておもしろみを出そうと
試行錯誤しているところがたくさんあり、
スペイダーの役柄もその一例といえるのだが、
この程度の人物描写は90分の映画としてはもちろん、
テレビCMとしても大したことはない。
とはいうものの「セックス・アンド・ザ・シティ」のファンで、
若き日のキム・キャトラルの演技を大いに楽しみたい人には、
適当な気晴らしになるだろう。
(David Stubbs, Amazon.com)
いくらB級とは言え、この解説はひどい。(笑)
「たいしたことはない」とか「適当な気晴らし」とか。
僕自身は確か、TVで見て、レンタルビデオで見て、とても印象に残って、
DVDまで買ってしまいました。
その後、何度見てもやはり、やはり、極上のB級映画だと思います。
しょうもないA級映画よりも、断然面白いB級映画です。
予算がないかわりに、しがらみもありません。
あるのは良い映画を作るやる気と
あたってくだけろの何でもあり精神です。
そして、時々、神が降りて来たように、
奇跡のような1級品の素晴らしい作品が生まれる。
B級ですけどね。
あくまで、B級。でもB級の極上です。まちがいありません。
そうでなければ、全米で大ヒットしてパート2まで
作られたりしません。
DVDの帯にはこうあります。
大ヒット曲「愛はとまらない」にのせて贈る
ロマンチックな恋のフェアリー・テール。
「セックス・アンド・ザ・シティー」の
キム・キャトラルの可愛くてセクシーな魅力が満載。
たしかに、そうです。
若く、可愛く、素敵なキム・キャトラルの魅力がなかったら、
この映画は成立しません。
その可愛さは、なんというか、B級ならではなんですね。
屈託がなく、ストーリと隔絶して、いきなり、デパートの衣装を使って
キムのファッションショーが始まるんです。
でも、それは、愛する主人公に見せるためなんですね。
そこが、可愛らしい。
百貨店のオーナ女性社長がまた、いい味出しています。
たたきあげで、人間の器が大きい感じ。
主人公はショーウインドウの飾り付けで成功するんですが、
その成功にマネキンの彼女が絡んでいくんです。
マネキンが本当に人間になって彼のアイデアを助けるのか、
彼自身のイマジネーションのなせる技なのか。
そんな風に考えると結構、文学的な深みを感じます。
信じればかなう。
そんなメッセージが隠れているんです。
同僚の黒人男性と仕事を通して親友になるんですが、
彼はゲイでゲイの話す英語とかゲイの仕草とか趣味とか勉強になります。
本当に良い人で感動屋さんなんです。
車の趣味とサングラスの趣味は最悪ですけど。(笑)
また、百貨店の警備員は軍隊マニアでかなりクレイジーです。
でも、なんだか、こんな人いるよねって感じで、愛が感じられるんですね。
拒絶していない感じ。
続きを読んで下さい。
映画全体にそんな、人間愛が満ちていると言ったら
大げさすぎるでしょうか。
僕がこの映画に惹かれる理由はそこにも大きな理由があると感じています。
そしてアメリカで大ヒットした理由も、表面的なキムの可愛さよりも、
そこら辺りに実は本当の理由があるのではないかと懐疑する訳です。
良くできたストーリーです。
愛する女性を見つけた主人公が才能を開花して成功する
サクセスストーリなんです。
理想の恋人と理想の仕事と素晴らしい地位を手に入れるハッピーエンド。
分かりやすくて、元気になれます。
前向きのイメージトレーニングに最適です。
信じればかなうんですね。
アマゾンで見る
内容(「Oricon」データベースより)
1980年代の大ヒットムービー。
何をやっても不器用な青年と、
魔法により彼の前でだけ人間になれるマネキンが
恋に落ちる様子を描いている。
主題歌に起用されたスターシップの「愛はとまらない」も
大ヒットを記録した。
製作総指揮: ジョセフ・ファレル/エドワード・ルゴフ
製作: アート・レヴィンソン
監督: マイケル・ゴットリーブ
出演: アンドリュー・マッカーシー/キム・キャトラル/G.W.ベイリー
内容(「Oricon」データベースより)
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