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2013年04月06日

「神道はなぜ教えがないのか」島田裕巳がイイ!!!

「神道はなぜ教えがないのか」島田裕巳がイイ!!!

自分の宗教的バックグラウンドを考えてみよう。

世界へ出たら説明を求められることもある!!

イスラム教との共通点があることに目から鱗です。


日本人はともかく宗教にうとい。
こだわりがない。

初詣に神社に行き、
彼岸と盆には墓参りをして線香を焚き、
クリスマスソングを歌って 
結婚式はチャペルがお洒落。
でも、葬式は仏式だったりする。

神道、仏教、キリスト教。
およそ、3つの宗教に漠然となじみ
受け入れています。

すべてを引っ括めて
強い宗教心を必要としない
日本人の道徳感を
「日本人教」とする考え方もあるようです。

そんな、日本人の宗教観、道徳観を
外国人に説明するのはとても
難しくて、めんどくさい。

世界的には宗教を何も信じていないと発言することは
私には道徳がありませんとか、
よるべき行動の指針はもちません的な
極めてワイルドで
背徳的で自堕落な印象を与えるようです。

あなたの宗教は何ですかと聞かれて何と答えるか。
僕は I'm a Buddhist.と答えて来ましたが、
むしろ、Shintoist と答えた方が
本当はより本質に迫っているのかなとも感じました。

先日、伊勢神宮を訪れました。
日本最大のパワースポット。

伊勢参りと言えば、
江戸時代から、日本人の一大レジャー。

参道の作りとか、
巨大な木々の佇まいに
この場所の特別さを感じました。

神道を語ると右翼や国粋主義者であると偏見を持たれがちです。
でも、正月や冠婚葬祭や私たちの文化は神道を抜きにしては実は語れません。

もっと、 自分自身の姿とキチンと向き合える日本人
なっていこうではありませんか。

そして、神道や日本の文化をキチンと説明できる、
発信できる本当の国際人になろうではありませんか。


木でできた巨大な鳥居。
鳥が居るから鳥居。

門をくぐると神様へ近づく感じがするのは
何故なんでしょうね。

有り難さを感じさせるためのシステム、仕組みがいっぱいなんです。


神々しさを感じさせる
巨木。
時間を超えて
空間を支配している存在感。
人間の小ささを空間的にも時間的にも感じさせます。

そして、普遍の神的存在に思いを馳せることになります。


赤福本店。
平日にこれだけの賑わい。
日本中、世界中から人が集うだけのパワーが
この場所にはあるのかしらん。

空も、ちょっと高くて
霊的な感じを受けました。



本殿は写真禁止なので撮影することはできません。
その空間を特別な場所にするための門、参道、境内、木々、玉砂利、榊・・・

祈るための場所、
自分の内面と向き合う環境を整えるための環境、しくみ、工夫。

これって、イスラム寺院と似てるんです。
本尊は存在しないんですね。
偶像崇拝の否定。

向き合うべき神は実は、
祈りを捧げる自分自身の心の中にあるという考え方なのかなと
僕は感じました。








神道はなぜ教えがないのか (ベスト新書)




内容紹介
神道には、開祖も教義も救済もない。
私たちはいつの間にか信者になっている!

古代から守り続けられてきた日本固有の宗教の本質とは?

目次

第1章 「ない宗教」としての神道 
 ■神道には開祖も、宗祖も、教義もない 
 ■神社の中心には実質的に何もない 

第2章 もともとは神殿などなかった 
 ■沖ノ島の祭祀は一貫して屋外で行われていた 
 ■登呂遺跡や吉野ヶ里遺跡に祭殿があったとは考えられない 

第3章 岩と火 原初の信仰対象と閉じられた空間 
 ■斎場御嶽の祭祀は岩壁の前で営まれた 
 ■神倉神社のゴトビキ岩から経典を奉納した経塚が発見されている
 ■神倉神社の御燈祭では、火が信仰の対象になっている 
 ■岩と火の組み合わせは、『古事記』の天の岩屋戸こもりにもみられる 

第4章 日本の神道は創造神のいない宗教である 
 ■日本神話では天地を創造した神が不在である
 ■神道では、唯一神ではなく、無数の神が祀られている 

第5章 神社建築はいつからあるのか
 ■紀元前から社殿が建てられていたという社伝には、信憑性がない 
 ■日本最古の仏教寺院は6世紀末に創建された法興寺 
 ■『日本書紀』や『続日本紀』にも神社創建の記載がない

第6章 「ない宗教」神道と「ある宗教」仏教との共存 
 ■仏教伝来以来、1400年にわたり神道と平和的に共存してきた 
 ■世界の宗教では、土着の民族宗教との平和的共存は生まれなかった 
 ■神道は「ない宗教」、仏教は「ある宗教」だから衝突がなかった 

第7章 人を神として祀る神道 
 ■日本の神々は、「なる」神である 
 ■人が神として祀られるケースも少なくない 
 ■人を神として祀る際に制約はなく、いくらでも増殖していく 

第8章 神道とイスラム教の共通性 
 ■イスラム教では神の像は造られず、ムハンマドの姿も描かれない 
 ■イスラム教も神道も、聖と俗の世界の区別がない 
 ■両宗教とも礼拝の前に身の穢れを浄める場所がある 

第9章 神主は、要らない 
 ■仏教の僧侶は修行を実践するが、神主は儀礼の執行者である 
 ■神社の小祠の場合は、神職が常駐していないのが普通である 
 ■中世では天皇が神社で祭祀を営み、神主の役割を果たした 

第10章 神道は変化を拒む宗教である 
 ■出雲大社の国造は、祭る役割ではなく、祭られる側に位置している 
 ■出雲国造の「神火」は、はるか昔から少しも変わらず受け継がれている 

第11章 遷宮に見られる変化しないことの難しさ 
 ■伊勢神宮の社殿は古代と同じ姿を保っているわけではない 
 ■神社の境内には祈祷所があり、真言の祈祷が行われていた 
 ■江戸時代の復古神道が純粋な神道を確立しようとした 
 ■出雲大社の社殿も時代によって形態が変わってきた 

第12章 救済しない宗教 
 ■人は救いを求めて宗教に接近するのが一般的イメージである 
 ■神社に祀られた祭神は救いをもたらす存在とは考えられていない 
 ■神道の世界では救済論を確立しようとする動きは少数派であった

第13章 姿かたちを持たないがゆえの自由 
 ■神道において偶像崇拝は禁止されているわけではない 
 ■神が姿形を持たないがゆえ、移すことや「分霊」もできる 
 ■神に祈る作法が感覚として身についていて、規制は必要とされない 

第14章 浄土としての神社空間 
 ■仏教においては浄土を地上にあらわそうとする試みが行われてきた 
 ■神社の境内は世俗性がないことが、神聖さを保持することにつながった 

第15章 仏教からの脱却をめざした神道理論 
 ■「吉田神道」は密教の影響を色濃く受けた 
 ■江戸時代の「儒家神道」は、神道と儒教の一致を説いた 
 ■賀茂真淵が仏教や儒教の影響を排除した「国学」を打ち立てた 
 ■平田篤胤は膨大な著作と500人を超える弟子を残した 

第16章 神道は宗教にあらず 
 ■明治時代の「神仏判然令」により、神社から仏教要素は一掃された 
 ■皇室から仏教信仰が一掃され、国民に神道が強制された 
 ■神道は国家全体の祭祀であり、宗教ではないとされた 

第17章 「ない宗教」から「ある宗教」への転換 
 ■天理教が神道本局から独立して、教祖、教典のある教団を組織 
 ■13の教派神道が「ある宗教」としての形態を整えて、教団を形成した 

第18章 神道の戦後史と現在 
 ■戦後、神社は国家のものではなく民間の宗教法人へ移行した 
 ■都市に出てきた人間の冠婚葬祭を神社が司るようになった 

おわりに 


著者略歴

島田裕巳
1953年東京生まれ。宗教学者、作家。
東京大学文学部宗教学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。


日本人なら知っておきたい神道




“日本誕生”や『古事記』の根底にある“神道”。
神社はもちろん、わたしたちの生活の習慣のなかにも、深く根付いている“神道”。
信仰の移り変わり、生活への浸透ぶりから、日本人の根源に迫る。

しきたり、風習、そして、ものの感じ方…私たちの生活には、神道が広く関わっている。
また、神社の存在や冠婚葬祭、年中行事は、
神とともに生きてきた日本人の心を物語るものである。
古代以来、日本は何ゆえに神道を必要とし、後世に伝えてきたのか?
知られざる“この国の原点”がみえてくる。

著者略歴
武光誠
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。
同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。
比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、
飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している。
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