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合気道を嗜みながら整体・ライティング・読書、そして旅をしてインプットとアウトプットを交互に回して面白い人間になりたいです。

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2021年09月01日

人は変わり続ける。即ち歪み続ける?。

こんにちは、職業・施術屋HKRです。



自分の仕事を忘れて(?)切り抜き動画の作成に没頭しておりましたが、先日その動画の提供者である人物がついにメディアに吊し上げられました。


NHK NEWS WEB

↓↓↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210814/k10013201001000.html



炎上度合いはかなり大きく、最近の芸能人の不祥事系の中では最上級ではないでしょうか?
各メディアの報道+SNSの野次馬コメントで ボコスコに叩かれております。


私は彼の有料配信サービスに加入しており、YouTubeは切り抜き動画を始めてから見始めたくらい。


幸い(?)他の切り抜き師の方々がタイムスタンプで動画の場面を区切ってくれているので、自分の興味あるビジネス関連の話だけを淡々と切って動画編集を独学で学びながら試して楽しんでいました。なので件の話は見ておらず、おそらくは皆さんと同じタイミングで今回の騒動を知りました。


こんな私の立場では何を言っても「信者乙w」と一括りにされてしまうのがネット社会ですが、まあ気にせずに 長年見てきたからこそわかること+多数の学べるところがあったので暇つぶしに書いてみます。テーマは以下のとおり。


?@凋落の前兆(※ハインリッヒの法則)
?A切り抜きはマスコミの外注
?B孤高の天才はフィクションでしか存在し得ない
?C今後の活動は?



ネット炎上は全ユーザーの1%未満と言うけれど?


私が有料配信サービスに課金し始めたのは2、3年前からでしょうか。本を読むのが好きだった私は、より多くの情報を効率よく収集するためのモノの一つとして配信を楽しませてもらっていました。切り抜き動画の公募が始まったのがちょうど2ヶ月前。単純に興味があったのと、施術屋以外の収入源の可能性があるなら「とりあえず試してみよう精神」で始めました。


当時すでに 1000以上(!)の切り抜きチャンネルが開設されていたので、ただ無作為に切り抜いても先行する人たちに埋もれて終わりです。というかほぼほぼこの時点で収益化ハードル越えは無理そうでした(※ 登録者1000人×総再生時間:4000時間 )。


ならばと、ただ時間を浪費するのではなく、 何かしらの学び&楽しさを得られるような方法にしようと考えてビジネス関連の話だけを切り抜くことにしました。私はやはり収入源を増やしたいという思いがあったので動画を切り抜きつつ話の内容と動画編集方法を学べるだろうと。逆に言えば他のジャンルである時事ネタや恋愛系に微塵も興味がなかったです。他の切り抜きチャンネルを見ればそっち(時事ネタ・恋愛)の方が再生数が多いのはわかっていましたが、私は選びませんでした。


肌感として芸能関係と恋愛話をする場合、科学で論じられることに意味を見出せなかったのと 小ネタやディスりが強く出る傾向があって私はそのノリが苦手だったために何となく避けていました。


コメント欄を見るとウケているような印象がありますが、私はそのネット特有の笑いをあまり好まずただ有益な情報&面白い本が知りたいだけの身としては時間の無駄だと思っていたのでサクサク飛ばしていました。 ネット炎上のコメントは全体の0.47%というデータの話をよく引用されていましたが「コメント欄の笑いも多分全体の0.47%じゃないのか?」と思っています(言い過ぎ?)。


結果としてそのキャラクター設定で己を自決させるハメになったわけですが?。



ではここから本格的に今回の騒動について他とは違った視点から書いていきます。


凋落の前兆


結構前から論文に対する誤読や間違いなどちょくちょく指摘もありましたが「まあ全部が正しいことはないわな」とあまり気にせずイチ視聴者として楽しんでいました。なんとなく変な方向に行っているなーと思ったのはYouTube生放送での「質疑応答」というカタチでの配信が定番になったあたりから。ワインを片手にコメント欄のスーバーチャット(投げ銭)の質問に対して即答で返すという配信スタイルが固定化してからでした。





酔った状態でも即答で質問に答える姿にスゲースゲーと一部の人たちは囃し立てていましたが、だんだんと酔った状態(時には泥酔)で発言が過激になっていく様をみて「うーん、いつまでこういうことやれるんだろうか?」と心配しつつ、大体の質問内容と返しが似たようなものに集約されていくのを見て「紹介されている本を読んだほうが面白いな」と気づいてからはほとんどYouTube動画の方は見なくなりました。有料配信サービスの方は本人が力を入れているせいか、昔のように論文や本の解説がメインでこちらの方はまだ面白さがあったので興味ある分野(ビジネス系)だけ観ていた、という感じでした。





そうこうしている内に切り抜き動画の公募が始まり、その波に乗ってひさびさにYouTubeの方を見たのですが?驚きました。

質疑応答の配信では成功者とそれ以外(現状に悩みをもつ・努力が足りないと思われる人)を雑に仕分けて片方は徹底的に擁護し、もう片方は見下すような物言いが強まっており、中には一部成功している人間に対してもおそらく下に見てるんだろうなーという物言いも見られました。





チャット欄にアンチとまでは言わない発言のものでもモデレーター(※チャット欄のコメント削除の権限が与えられている人たち)が即効でブロックするので賞賛のコメント以外は即時BANされる世界観だともう天上天下唯我独尊なんだろうな?と感じました。





論文や本の紹介、事実の提供ではなくそれを元にした“個人の意見”であると主張し始め(間違いの指摘を回避するためだと思われる)、リチャード・P・ファインマンの「社会的無責任論者(=物理に関係の無い雑事で機会損失が発生するのを酷く嫌がること)」を名乗り始めてからはより一層「あくまでも個人の意見として責任を取らない、けれども他人に影響は与えたい」という都合の良いポジションに立ちたい印象を受けました。(後にまた語ります)





質疑応答の一部とサムネ等で見るかぎり法の解釈やオンラインサロンビジネスの誤認など、間違いがあった時に一応謝罪という形はとってはいるものの



「今後は法の解釈ではなくそもそも何でこんな法律になっているのかを指摘する」

「人から聞いた話をそのまま受けとって発言しただけ。先輩には謝る“掟”だから謝っておく」



などどうにも負けず嫌いというかプライドの高さが見え隠れし、それから逃れるための妙な理屈を提示するようになっていくのをみて「ハインリッヒの法則」が私の頭に浮かんできました。





ハインリッヒの法則とは、労働災害における経験則のことで、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもののことです。質疑応答は過激な発言がウリであり、ズバズバ斬るのが是である。という誤解から「ヒヤリ・ハット」する発言が多く散見されるようになり「軽微な事故(=謝罪案件)」が立て続けに起きていた。加えて東京五輪でも見られたように「差別関係の言動や行為に世の中はかなり敏感になってきている」という風潮もあれば気をつけられたはずなのですが、彼自体がメディアやマスコミに対して根深い反発があり(これも後で語ります)、「テレビは見ない、オリンピックも興味ない」というスタンスをとっていたので気にもしなかったのでしょう。差別関係については高齢者の価値観が老害呼ばわりされることもありますが、今回ばかりは氏の価値観も老害化していたのかもしれません。





そして今回、氏を失墜させた痛恨の一撃は、自身が始めた切り抜き動画が発端だと思います。





切り抜き動画はマスコミの外注?

切り抜き動画とは元2チャンネルの運営者であるひろゆきさんが広めたと言われており、自身の生配信動画を視聴者に短い動画にして自由に切り取らせて収益を分配するビジネスモデルです。その手法を取り入れて開始されたのですが、私が初めて切り抜き動画をはじめた時は「2時間以上ある動画を全部チェックしなきゃいけない労力が大変だなぁ」と思っていました。なにせ動画編集なんてロクにやっていませんし、切り抜くだけでも最初は苦労しました(PCが雑魚すぎてしょっちゅうフリーズしてた)。が、他の切り抜きチャンネルの方々が配信後すぐにタイムスタンプ機能を使って1つ1つの質問時間と内容を区切ってくれるようになり、ビジネス系の話だけを切り抜きたい自分としては「こりゃ楽だ」と喜んだものです。





これはいわゆるネタの外注みたいなもので、わざわざ自分が探す手間が省けてありがたいのですが、これはマスコミにとっても非常にありがたかったんだろうなと思います。

わざわざ自分たちが動画を全部見る必要はなく、切り抜きチャンネルをベンチマークしてネタになりそうな動画だけ物色する?。いわば切り抜き動画はマスコミへのネタの外注にもなっていたのでしょう。





加えて切り抜き動画のサムネはマスコミと同様、刺激的なタイトルをつけて興味を惹くことが多いので尚更拾いやすい(コピーライティングの良し悪しは別にしても)。マスコミは労力を割かずに無料でネタを仕入れられて便利だったのではないでしょうか?私を含め、切り抜き動画でお金稼ぎ、ないしは応援するユーザーたちが結果的に母体の攻撃に加担してしまうとは何とも皮肉なものです。





そして今回の炎上の件でマスコミはおそらく本気で氏を表舞台から潰しにいくだろうなぁと私は思っています。

はじめは1ヶ月もすれば沈静化するだろう、と思いましたが連日の報道の仕方と社会情勢を見るとそんな簡単なものではないかも?とも思いました。





孤高の天才はフィクションでしか存在し得ない

コロナ禍において皆がストレスを抱え、攻撃対象を探しているなかで、ビジネスを成功させてお金持ち、そして何でも知ってるかのように振る舞いで話す姿に嫌悪感や胡散臭さを持つ人がいてもおかしくはないでしょう。そして以前からマスメディアに対して敵対視して訴訟などを行い、動きを牽制していた氏をマスコミはそれなりに疎ましく思っていたのかもしれません。危険な発言は今までも数多くあったと思いますが、差別への目が厳しくなっている中で「自分は枠の外で自由に発言できる」と増長していた隙を逃さなかったのはさすがと言えます。(まあたまたま拾ったネタが想像以上に拡がった可能性も大きいですが)





影響力を手に入れてお金もあり、元芸能業界にいたという経歴もありつつマスメディアに忖度せず自由に発言できる。

自分は攻撃されない安全な枠の外から自由に攻撃できるという、誰も手に入れていないであろうチートをついにGETした!!



___その結果がコレです。驕りってマジで怖いですよね。





秘密の司令塔から人々を操る。そんな孤高の天才はフィクションでしか存在しないでしょう。

もしいたとしたら、表舞台には絶対に出ない人です。

あれだけの頭脳を持っていたらわかりそうなものなのですが、記憶能力と知性は別ものなのか、あるいは頭脳明晰すぎると単純なことすらわからなくなってしまうものなのか。私には一生わかりそうもないことです。





凡人の私は淡々と王道から学ぶのが良さそうです。





今後の活動は?

さて、このように私も“外側”から好き勝手書いてみましたが、彼は今後活動の場はないのか?というとそんなことは全くないだろうと思っています。



安定のヤフコメやSNS等では批評家気取りの名もない匿名さんたちが口々に言いたいことを書いています。





「どうせ炎上商法だ。メイン収入であるYouTubeを取りあげればいい」

「スポンサーに縋らないと生きていけないからビビってる」

「芸能界から追放しろ」





みたいなコメントを読みましたが、長年見てきた身からすると「ああ、世間はこのくらいの認識なんだな」とやや驚きました。

彼自身の収入源はどれもこれも的が外れているからです。





スポンサー収入(某・水の会社)がいくらかは知りませんが、仮に1億だとしてもYouTubeの収益数ヶ月分くらいでしょうし、YouTubeの収入は有料配信サービスでの約8億の収益には届かないと思います。その他の本の収益や彼が紹介する本のアフィリエイトだけでも数千万の収益という話もあったくらいなんで、YouTubeはちょいと痛いくらいでスポンサー収入なんか鼻くそみたいなものでしょう。





もちろん「(年商に)ウソついているに決まっている!」というかもしれません。ですが数年前、彼のネットでの知名度を上げる一端となったニコニコ動画の生主では月10万人以上の登録者がいたことは間違いありません(表彰もされていましたよね)。月額\550のサービスで取り分が80%以上(たしか83%だったかな?)、それで10万人だと単純計算で月\45,650,000 です。(※550×100000×83%)





コレに12ヶ月分かけ合わせると\547,800,000になります。異次元すぎません?

10万人を超えたのはニコニコ動画を始めてから数年後の話ですが、それまで積み上げてきた収益に先程のYouTube、本の出版、コンサルなど含めて、かつ数年間同じような活動を続けてきたとなると?って話です。





YouTubeやスポンサー・芸能界から離れようとも、とうの昔に人生あがっているので別に大した痛手ではないと思います。

炎上後の有料配信では録画での放送でしたが、取り扱っているネタを見るかぎり上手いこと目を背けてる感があります。相変わらずコメ欄が性に合わないし(※個人的な感想です)。



コロナ禍であったりアフガンの話題など、大きく取り扱うべき新しい報道は次々と出てくるし、あくまでも「発言の問題」であって実行したわけではないので、良くも悪くもすぐに風化する話題の一つとなっていきそうです。(すでにそうなっているかな?)





ただ、コロナ禍の厳しい状態は今後もしばらく続くでしょうから(※私は4〜5年以上かかると予想)、経済的苦境も付随して続いていきます。

なので、お金・貧困の話を取り扱うたびに今回の炎上話は蒸し返されることになるでしょうね。そういう意味で表に出てくることはもうないと予想しています。





まあ、あくまでも凡人の考えなんで一つも合っていないかもしれませんが、言うほど気にしない(=気にしないようにメンタルを安定させる術を駆使している)という点に関しては当たっている自信があります。まあ、人はそう簡単には変わりません(変わらないことはないけれど、時間が相当かかります)。





私もまだ有料課金は継続していますが、最近は上位互換のコンテンツが育ってきているのでこっちだけでいいかもなーと思っております。

まあ一部の性に合わない取り巻きに惑わされずに、ただただ面白い科学ネタを淡々と提供し続けてくれることを心から願っております。
タグ: 優生思想 炎上
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