政府は11日、国のスポーツ行政を総合的に推進するスポーツ庁の初代長官に、ソウル五輪競泳金メダリストで日本水泳連盟会長の鈴木大地氏(48)を起用する人事を閣議で了承した。
任期は2年で、発令は文部科学省の外局として同庁が発足する10月1日付。
鈴木氏は、水中を潜って進む「バサロ泳法」を武器に、昭和63(1988)年のソウル五輪男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得。
平成25年には46歳の若さで日本水連の会長、日本オリンピック委員会(JOC)理事に就任した。
順天堂大ではスポーツ健康科学部教授を務める。
スポーツ庁は、複数の府省にまたがるスポーツ施策を一本化する目的で、5月の関連法成立で新設が決定。鈴木氏は各府省からの職員120人を率いる。
任命権者の下村博文文科相は同日の閣議後会見で「(鈴木氏は)五輪金メダリストで知名度が高く、日本水連会長として高いマネジメント能力もある。
非常に明るい性格で、国民から見ても、明るいイメージを発信できる点でよりふさわしいと考えた」と述べた
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