あわせて、今作に広末の姉役で出演する一青窈が、主題歌に書き下ろしの楽曲「満点星(まんてんぼし)」を提供することが明らかになり、予告編内で初披露された。
映画は、乳がんのため33歳で早逝した安武千恵さんの闘病生活をつづったベストセラーエッセイを原作に、みそ汁作りなどの家事を通して、幼い娘・はなに“生きること”の本質や喜びを伝えていくヒューマンドラマ。
テレビドラマ化をはじめ、関連書籍の発売や教科書への掲載など、多方面で話題を呼んだ。
予告編では、広末涼子扮する千恵と娘のはなが、父親にみそ汁を作る幸せいっぱいのシーンから始まる。悪性の乳がんと診断されるも、リスクを負ってはなを出産した千恵は、自分の余命を悟り、はなにかつお節の削り方や豆腐の切り方など、みそ汁の作り方を丁寧に教える。
「それさえできりゃ、何とか生きていけるけん」とほほ笑む千恵の表情が胸を締め付ける仕上がりとなっている。
また、主題歌「満点星」は、安武さんが一青のヒット曲「ハナミズキ」を好きだったという縁もあり、にオファーされたという。
「素直な告白」という花言葉を持つ満天星躑躅(ドウダンツヅジ)をイメージして制作したといい、一青窈は「気持ちをいつもいつも素直に伝える家族のあり方が素敵だなあと思って、これに決めました」と楽曲に込めた思いを語っている。
広末は、劇中の「満点星」を歌うシーンで「涙が止まらなくなってしまい……困りました」と明かし、「とても大きな優しさに包まれた気持ちがしました。
聴く度に、心に沁(し)みる体に響く楽曲です」と絶賛している。
「はなちゃんのみそ汁」は、「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を務めた阿久根知昭が初メガホンをとり、滝藤賢一、紺野まひる、原田貴和子らが共演する。
12月19日から東京・テアトル新宿と福岡で先行公開、2016年1月9日から全国で公開。
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