【外信コラム】イタリア便り 外国人お手伝い
イタリアもわが国と同様に高齢化社会に突入しているため、高齢者世帯ではお手伝いが必要になる。また、働きに出る女性の増加で、幼稚園や学校から帰る子供の世話にはお手伝いの手を借りねばならぬ。結局、イタリア人世帯の10軒に1軒、つまり、総数245万軒の家庭が家政婦に頼っているのが現状だ。
だが、最近はイタリア人家政婦の数が少ないので、80%以上の家庭は外国からの出稼ぎ女性に頼っている。出身地はフィリピン、ルーマニア、ウクライナなどが多く、ポーランド出身の前法王が存命中はポーランドからも多かった。
一昨年の調べではこの外国人家政婦の総数はなんと150万人にのぼった。彼女たちの53%は1軒への専属だが、47%は2、3軒の掛け持ちである。
週平均35時間働き、時給は社会保険料の雇い主側の負担分を入れて8〜10ユーロで月の平均収入は約1100ユーロ(約13万円)。しかし、住み込みの場合は部屋代と食事代は雇い主持ちだから貯金を残すことも十分可能である。
だが、この外国人家政婦のおかげで老人の自宅介護や自宅療養が可能になり、老人の入院が少なくなっている点は社会保険制度にとって大きな助けとなっている。わが国でも外国人家政婦導入を考えるべきだと思うのだが。(坂本鉄男)
イタリアに住んでいた時に、ルーマニア人のベビーシッターがいました
かなり若い女性で、一人でイタリアに来て大変なベビーシッターをしていました
レストランとかでも、外国人の皿洗いなどが沢山いるみたいです
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