ドイツ軍 SSトルコ帽(フェズ帽) 5種 [HGH02] ホーネット ヘッドセット HORNET 5 heads, Ger. SS Handschar fez |
↑タイトルの「Fez」ってこの帽子から来てるんですね。たしかに、本作の主人公ゴメズが冒険に出るきっかけとなったのは、このFez帽を授けられた時からでした。
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「フェズ」のレビューです。
これは面白かった! 個人的には神ゲーでした。
一見すると、よくある2Dレトロアクションに見えるんですが、本作の斬新かつ欠かせない素晴らしいアイデアというのが「見方を変える」という発想です。
全てのステージは疑似的な立方体の中に作られていまして、プレイヤーは横のある側面しか見ることができません。
しかし、ここでトリガーを引くことでこの面自体を回転させ、別の側面からステージを見ることができるようになります。
すると、ある側面では遠くに見えていた足場が、視点を移動することによって近くに移動したように見え、実際にその足場に乗ることが出来るようになるんですね。
ステージは立方体であり、実際の距離はまったく変わっていないのですが、見方を変えることで主観的な位置関係が変わり、ゲームだからこそそこにアクセスできる「だまし絵」のような世界観、同時に全ての視点は正解であり矛盾の発生しない「理屈の明快さ」が両立しており、深い感銘を覚えました。
本作は、そんな視点変更を駆使してキューブを集め、最後の扉を開くのが目的の物探し系ジャンプアクションです。
初めは私もスクリーンショットに騙されて侮っていたのですが、体験版をやってみて目から鱗が剥がれ落ち、くるくるとステージを回す楽しさに目覚めた次第です。
これは動いて初めてわかる、体験して初めて真価がわかるタイプのゲームだと思いますので、興味がある方は是非体験版をプレイしてみてほしいです。
それからやはり、このちまっこく可愛いキャラや、2Dのみが持つ独特の暖かさ、ぼんやりと見える背景に癒されました。
視点変更はやってみなきゃわからないので、何が体験版をプレイするきっかけになったかと言えば、この可愛らしいキャラとシンプルですがすがしい世界観(マップの見た目、印象)でした。
そして本作は謎解きメイン。襲い来る敵も、制限時間もありません。
あそこに見えるキューブは一見すると、取るのは不可能に思える、でも視点をぐりぐりすると……。とか、その視点変更を駆使してマップのギミックにアクションをかけたり、あるいはそういった動くアクションだけではなくて、時には不可解な記号と睨めっこしたり、不意に震えだすコントローラの振動に注意を向けたり……。
ヒントはほとんどありませんので、怪しいオブジェクトを見つけたらいろいろといじってみることが重要です。
言葉はなくとも、そんな試行錯誤が、そのプレイヤーだけのストーリーになるんですよね。ゲームクリアする頃にはたくさんの思い出が詰まっていることと思います。
もうね、「脳みそコネこn(ゲフンゲフン)」、脳を刺激されっぱなしで没頭しまくりでした。
すごく楽しかったです。
シューターで暴れ疲れた人、ゲームプレイは頭脳派な人にぴったりだと思います。
シンプルで懐かしくて、最高に落ち着く世界の中で、丁寧に作られた2Dキャラの一挙手一投足に萌え悶えつつ、散りばめられた謎に頭を悩ませてください(笑)。
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