本日はこちら「ジャイロマンサー」のレビューです。
もうね、最近ね、パズルがやりたくてしょうがないのよ。
さてさて、本作ですが、非常に面白かったです。
本作の特徴はズバリ「ジャイロ」であり、「ツイスト」して3マッチを達成するのが面白いところです。
されにミソなのが、ツイストする方向は基本、右回転のみという点。
初めは動かし方が独特で、かつ左方向には動かせないということで頭が混乱しきりでした。
コンボやカスケードなどの技はもちろんのこと、マッチできる場所を探すのだけでも一苦労でした。
でも、全ては「目が慣れれば」どんなパズルだって楽勝なんですよ。
鬼門と名高い挑戦者の扉での「7マッチ」「7カスケード」だって、「うっは、おもしれえ」とか思いながら計算して、出来ちゃったんですから(笑)
まぁ、7カスケードの方は完全に運でしたけどね。うまい具合にアビリティなどが連鎖してあれよあれよ勝手に達成しちゃいましたので、本気で臨んだのは7マッチや1%勝利くらいです。
繰り返しになりますが、本作が他の3マッチゲームと違うところは、まずツイストであり、その方向が一方向であること(左回転をするには特定の敵の攻撃を受けるか、有限のアイテムを使うしかない)、好きなだけ回せる、敵は盤面をいじらない、などがあげられます。
演出上、自分と敵が戦っているわけですから、様々な妨害を受けることになります。結果として敵のアビリティ発動が早まったり、アビリティによってジェムが崩されることになるんですが、これらは副次的な効果であり、基本的には自分で好きなように、好きなだけパズルをいじれるのが他とちょっと違うところでしょうね。
その最たるものが石碑でのチャレンジで、「5カスケードを達成しろ」などのお題を出されるのですが、手数制限がないので好きなだけくるくる回して仕掛けを作っていくことが出来ます。
初めこそ回し方に違和感を感じ、もどかしい思いをしましたが慣れればもう一目みただけでどこがマッチし、どこがマッチできないのか、そこからの連鎖は普通の3マッチと同様なので、狭いのは入口だけですね。
さらに、良いシステムだと思ったのがチェインレベルです。
本作はどんなしょぼいマッチングだとしても、とにかくマッチを連続で続けることさえ出来ればほぼ100%勝てる仕組みになっています。
というのも、マッチを連続で決めるほどチェインレベルというものが上がっていき、自軍のアビリティ充填速度が上昇します。また、じり貧になっても、チェインレベルを上げ切ることが出来れば、問答無用のビッグバンが発動し敵に大ダメージを与えることができます。
このチェインレベルMAX大爆発、私がプレイ中に目撃したのは実績解除した一回だけという、かなり高難度(意識して溜めないと敵が堪えていられない)なんですが、チェインを重ねれば重ねた分だけ恩恵がある、というのが自分の色でも相手の色でもないジェムをマッチせざるを得ない時の「悪手感」を緩和させてくれ、容易に空回しさせない仕組みに繋がっていると思います。
逆に、敵のアビリティを消すためにあえて空回しをして、色を整えたりと、消さないことにもちゃんと戦略性が備わっているので奥が深いです。
傑作とまではいかないけれど、知名度の低い良作ですね。非常に楽しめました。
P.S.
DLCモンスターはかなり強力でした。お勧めは「ラシェフ」だったかな? 使えばわかる文句なしの強個体。次点は「エルダードラゴン」でしょうか。クセがなく、ステータスの底上げが確実で扱いやすく、地味ながら強力です。
以下、謎のヒント
(自作ですよ。誰がやっても似たような配置になるとは思いますが(笑))
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