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2021年07月02日

457.Asdivine Hearts II

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「アスディバインハーツ2」のレビューです。

 開幕こう言ってはなんだが……そろそろKemcoゲーについて語ることがなくなってきたぞー。

 いや、それなりに面白かったですよ。すごく、というわけではありませんが、ちゃんと、それなりに(笑)
 さすがにKemcoの看板タイトル(主にXbox界では)だけあって、以前プレイしたレブナントシリーズや前回遊んだクロノスアークなどとはクオリティの差が歴然でした。
 とは言っても元がスマホなだけに、その差にはどんぐりの背比べ的な、ちょっともやっとしたものは残るのですが、そこは抜きにしても「ちゃんと作られてるな」という感覚はありました。

 本作は前作アスディバインハーツの終幕から二年後が舞台であり、登場するキャラクターも続投ということで、彼らの関係性や世界との関わりは完成された状態でのスタートなんですよね(私が前作を遊んだの丸三年前なんで、キャラもストーリーもキレイサッパリ忘れてました!)。
 そういうこともあって、本作は新規プレイヤーよりもファンに向けた作品という趣向が強く、行く先々で同窓会(というほど規模は大きくないけど)みたいな雰囲気になります。旅の調子もそこまでシリアスな感じでもなく、なんならもういっそのことRPG部分削ってテキストアドベンチャーっつうかギャルゲスタイルでやれよと言わんばかりのニヤニヤ展開も豊富でした。

 でもぉ、たしかにニヤニヤさせたくて狙ってやってるイベントで、確かにニヤニヤできるんですけどぉ、うーん。
 単語の選び方だとか、セリフ回しだとか、掛け合いだとか、もう少し見直しても良かったんじゃないかな。単調だったり、お決まりの流れだったり、どうにもヒネリがなくて、粗を感じました。

 だんだんKemcoゲーに対する評価が辛口になっていくの、自分でもよくわかってるんですけどね(笑) やりたくなる時まで待ってたら一生終わらない気がしたので、そこはもう我慢して一気に消化していく所存です。
 決して欠伸が出るほど、逆にイライラするほど面白くないわけじゃないんですよ。
 単調で地味で、変わり映えのしないBGMに包まれてひたすら同じ作業するのも、案外楽しいんですよね。ひたすら戦闘繰り返してスキルレベル上げたり、合間にちまちまガーデニングしてフルーツ漬けにしたり。
 Kemcoゲーを消化する度に初見のゲームでも手際が良くなって攻略時間が短くなっていったり(笑)

 攻略時間は短くなっても、逆に記事にかける時間が長くなりそうだなぁ。次回は雑談記事とかになっちゃいそう……。

 あ、そうそう。今作は限定的な一季節、冬、というか寒い季節にテーマを絞って展開しましたね。ゲーム内の設定というよりはたぶん配信時期的なものなのでしょう。雪が降ると見慣れた景色が一変する様には、何か特別な浪漫を感じさせるところが、多くの人を惹きつけるんだと思います。雪の降りづらい地域の人は、雪に対する思い入れや憧れも強いですしね。私も夏や冬といった極端な季節や気候は好きです。実際に過ごすならその逆だがな!
 そういや如くも0、1、2と決まって物語の時期は年末だったんですけど、東京の繁華街が舞台ということもあってイマイチ12月感、今が12月!、もうすぐ年越し!、めっちゃ寒い季節って、季節感を感じられないのが残念だなぁと思ってプレイしてました。
 雪は降らないし吐く息も白くないし、季節感がわかるものと言えばせいぜい街行く一般人が厚着なことくらいですけど、それも全員ってわけでもないし。のぼりやチラシにクリスマスや年末セールとかの文字がないのもそうなのかも。どこにも書いてなかったよね?
 思えばメインサブ問わず季節ならではのエピソードも無かったかも?

(12月の、しかも後半となれば多くの人が連想するのが年越しや新年といった時間に関するイベントです。如く作品の舞台となる季節があくまでもこの時期に拘るならば、是非ともこの、寒さがいよいよ深みを増してくる季節、そして悲喜こもごもを孕んだ一年が終わろうとしている季節、新しい一年がやってくる期待感、慌ただしいクリスマスを越え正月を迎えようというある種の倦怠感、そんな時の経過や人々の一大イベント感を匂わせるような小物たちを仕込むことで、ただの張りぼての複製された街から、生きている街に変貌を遂げると思います……が、0がシリーズ最高との呼び声が高いのであれば、そこで感じた不満というのは今後も改善されることはないのでしょうね)

 あ、ほら。雑談の方が筆が乗るやん〜(汗)


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