おはようございます。あるへです。
さっそくですが皆さんは映画「Wanted」を知っていますか?
ざっくり紹介しますと、とても冴えないダメダメ男が、ある日自分が暗殺者の血を引く者だと知り、己の運命を受け入れて一流の暗殺者へと成長していく映画です。簡潔すぎると思いますので、もうちょっと補足します。
ウェスリーという青年がそのダメダメ主人公です。彼の父親は元凄腕の一流暗殺者として秘密組織「フラタニティ」で社会の正常化のために暗躍していました。しかしある日何者かに暗殺されてしまい、その息子であるウェスリーに白羽の矢が立つわけです。暗殺者やフラタニティの存在、いないと思っていた父親が実はつい最近まで生きていて、何者かに殺されてしまったこと、突然押し寄せて来たトラブルに翻弄され、主人公ウェスリーは翻弄されながらも、やがて暗殺者となり、父の仇を討つことを決意します。
というのが掴みの部分。映画ファンの間ではいまいち評判が良くないようですが、私個人は非常に楽しく鑑賞出来ました。というのも、一つのフィーチャーがとても斬新で、憧れすら抱いてしまうのですね。
そのフィーチャーというのがずばり「バレットカーブ」です。撃った弾の弾道を曲げ、物陰に潜む敵を見ずして討つ、究極の射撃技術です。
これがまた格好いいんです。見た目的にはただ腕を振りながら銃を撃っているだけなんですけどね。
腕を振っただけで弾道が曲がる道理はありませんから、これはもちろんフィクションです。でもお話の中の剣豪だって岩や滝をいとも容易く真っ二つにするでしょう? あんなノリで、「お前はあいつの血を引いているんだから、信じればできる」と言われて本当に出来ちゃうのが、なんかもう熱くってしようがありません(笑)
そしてこの映画、このバレットカーブをばんばん用いてがんがん敵を倒し、最後には衝撃的な結末を迎えます。ラストシーンは思わず「なんじゃこりゃー!」と叫ぶこと請け合いです。
さてさて、今回紹介するゲーム「ウォンテッド ウェポンズオブフェイト」ですが、なんとこの映画の後日譚なんですね。映画の後のお話ということで、そのこと前提でお話が進みます。
ですので、これからこのゲームをプレイしてみようという方は、まず映画の方を先に視ることを強くお勧めします。
で、肝心のゲームプレイ部分ですが、これまでお話してきたように、この「バレットカーブ」が攻略の肝となります。映画でバレットカーブに憧れ、惚れてしまった人は、このゲームで自ら弾道を描き敵を誅することができます。これがまた気持ちいいんですよね。
バレットカーブの他にも新要素「バレットエクスプロージョン」やスローモーなど、気分はまさにアサシンです。言いそびれましたが、ジャンルはオーソドックスなTPSです。カバーの概念があるので、だからこそバレットカーブが活きるんですね。
ストーリーの方は可もなく不可もなく、映画の方が斬新さもあって面白いです。ですのでこのゲームのイチオシといえば一も二もなく「バレットカーブ」(つまり1だけ。2はない)。アイデアだけでごり推す作品となります。
本当に、地味ながらうまいことを考えたもんだ、と感心してしまいました。このWantedは映画とゲーム、合わせて一つの作品と見るべきではないでしょうか。
そういうこともあって、今回はゲームの他に映画の商品リンクも貼っておきますね。是非、眺めてみてください。