前の記事では、日光「奥院」について書きました。
今回は肝心の「本殿」です。
本殿は撮影禁止なので、紹介するとすれば文字になってしまいます。
唐門右手から靴を脱いで本殿へとはいっていきますが、本殿前の拝殿までの廊下に観光客が並びます。
拝殿は、たぶん100名程度はいると思いますが、座って日光東照宮の説明や、いろいろな殿内のことを説明してくれます。
拝殿の中央の間の天井には狩野探幽その他の絵師の合作になる百間100種の龍の円がはめこまれています。
欄間の上部には伝土佐光起の三十六歌仙の百人一首のカルタのような額が掲示してあります。
また、 襖には想像の探幽の漠と麒麟が描かれ、これら全てが平安な世の中を願う徳川家の表れのようです。
そんな話を拝殿に座り、15分程度説明されたのち、最後位に日光東照宮土産の鈴などを紹介され、順番に本殿に祀られた仏像を拝みつつ、出てくる途中買わされます。
いや、買わされますというか、自分の愚かさ欲深さ、或いは苦痛や悩みなど、買えばついつい自分が変わる、和らぐのではと錯覚し買ってしまいます。
これは効くのではないかと、東照宮頼みです。
鈴も匂い袋も買ったので、自分が生まれ変われるとひと時安堵致します。
と、もう一つ、東照宮で説明してくれる所が「本地堂」です。
何が有名かって、鳴き龍で有名です。
がこの鳴き龍は昭和36年火災により焼失した後再建されたもので、よって科学的に分析され鳴き龍も再現されたんだそうです。
ちなみにこんなことは、この記事を書くために調べてみたらわかったことで、現地では
「400年前に建てられたんだろうな・・・。」としか思ってませんでした。
よって、天井には狩野永真安信が描いた8mの竜も再現されたもの。
下で手を打った時の「鳴き竜現象」も再現されたものです。
ちなみに、分析は東京大学です。
本地堂の"鳴き龍"復元に関する研究pdf です。
広告
posted by fanblog
2015年12月26日
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4560010
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
コメントを書く