ホウドウキョク 3/11(土) 17:33配信
「『ポケモンGOの次』を準備」とCEOが発言。米テキサスで「次のブーム」を探る
ホウドウキョク
TwitterやUberはここから成長した
アメリカ南部テキサス州オースティン。毎年3月、ここには斬新なアイデアや創造的な技術を持った世界中の新興企業やイノベーターたちが集まることで知られている。
その目当ては、世界最大規模のイベント「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」だ。
SXSWから世界に広まったサービスは多い。TwitterはSXSWでのアワード受賞がきっかけで世界中でブームになった。また、自動車配車サービスとして世界中に広がっているUberは、SXSW期間中に参加者の無料送迎サービスを実施したことで、一気にユーザーを獲得し、口コミで話題を広げたと言われている。
SXSWには世界中から情報感度の高い人々が集まるため、自社の製品やサービス、アイデアを売り込んだり、実際に売れるかどうかテストができる。「次のブーム」を予測できるとして、日本からの参加も年々増えている。
「『ポケモンGOの次』を準備」とCEOが発言。米テキサスで「次のブーム」を探る
ホウドウキョク
「次の展開を準備している」
そんな由緒あるSXSWが3月10日に始まった。初日からセッションには多くのイノベーターたちが登場した。
注目を集めた一人はナイアンティック社のジョン・ハンケCEO。ポケモンGOの生みの親として知られる。日本や台湾など、世界中でいかにヒットして、その理由が何かなどを説明。さらに、「ポケモンGO」の次に何かやろうと考えているのかと会場から質問されると、「まだ具体的には言えないが、次の展開を準備している」と発言した。
ポケモンGOがリリースされる前、ジョン・ハンケCEOが来日して講演を聞きにいったことがあるが、その際は「まもなくポケモンGOというARを使ったゲームを出す。社会現象のようになると思っている」という趣旨の予言をしていた。今回の「次の展開を準備」という発言も大きな意味を持っているかもしれない。
そのほか、動画配信サービスで世界最大の会員数を誇るネットフリックスのプロダクトデザイナー、サム・ホーナー氏が登場。米国のみで展開していた「デジタルコンシェルジェ機能MAX」などこれまで開発でうまくいかなかった事例を紹介し、「失敗が大事」と述べた。それこそが、事業が伸びている秘訣なのだという。
SXSWは街のかなり広い範囲で行われていて、そのすべてを見ることは不可能だが、「次のブーム」を探るべく、引き続き現地リポートをしていく。
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