時事通信 8月10日(水)18時15分配信
7月に日本配信が始まったスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」。
鉄道施設や広島の平和記念公園などでキャラクターが出現しないよう要請する動きが出る中、京都の観光スポットの寺社では対応が分かれている。
世界遺産の西本願寺(京都市下京区)は7月26日、境内でのプレーを禁止する掲示を出したが、3日後に一転して容認を決定。ゲームのアイテムが手に入る「ポケストップ」の境内での位置を示した看板を設置した。一律禁止への疑問の声が内部で上がったほか、危険性も低いと判断した。看板には「立入禁止区域に入らない」とも記した。
「祇園祭」で知られる八坂神社(東山区)は、配信元にポケストップの削除を要請した。プレーヤーが滞留し、参拝者の邪魔になる恐れがあるためだ。平安神宮(左京区)は、以前から撮影禁止だった大極殿内のスマホ操作を全面的に禁止。「ゲームをしているのか撮影しているのか分からない」との理由だ。
一方、京都府福知山市の海眼寺はプレーヤーを歓迎する。境内にポケモン同士が対戦できる「ジム」が出現することを発見した芝原三裕住職(36)が、ツイッター上で告知。「トイレも水道もご自由に」とした上で、境内に充電器も備え付けた。芝原住職は「ゲームをきっかけに、お寺に縁遠い若い人にも訪れてもらえたら」と話した。
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