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カジヤマ シオリ(@Kindermeer )
元女性アシスタントディレクター。 心は広島とオランダにおいてきぼりですが、名古屋市民です。 いちにんまえのトラベルライター目指し、日々これまでの旅行経験や映画や洋楽、西洋美術や海外ドラマなどについての記事を更新してます。 ネタになるだけ、今までの経験は無駄じゃない!
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2016年04月13日

ホテル・ルーフォロ/アマルフィ・ラヴェッロ観光におすすめ/日本人オーナーの細やかな気配り





そもそもイタリアに行ったことがない。
イタリア語にも英語にも不安。
海外旅行というものにも慣れてない。

だけどイタリアに行きたいんや!!!

海外旅行になれてない人には、こんな人も多いのでは。
さらに、イタリアにはたくさんの見どころがあります。世界遺産だけでも50いくつって聞くしね…
アートもお城も食べ物もショッピングも、海も大いなる自然も全部そろってるもんなあ。
ヨーロッパ行きたい!って人が、真っ先に旅行先に検討する国のひとつともいえる。

だけど、女ひとり旅、初めてのイタリア。
不安ばかりではないでしょうか?
ええ。わかります。イタリア語できないし、治安なんか悪そうだし、なにもわからなくて立往生しちゃいそう…
そんな人におすすめしたいホテルがあるので、今日はそれを紹介します。

不慣れだけど、アマルフィ・ラヴェッロ地区を観光したい!
そんな人におすすめのホテル。
ホテル・ルフォロ です!

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ラヴェッロにあるこのホテル。
海に面した美しいラヴェッロの観光はもちろんのこと、

DSCN0504.JPG

すげえ、落ちそう…
こちらは、ラヴェッロにある展望台からの風景。
かなり高いので要注意。
でも、ほんとに息をのむ美しさなんです。

そして、世界遺産に登録された、アマルフィ海岸。
その他アマルフィ街並み、紙工房の見学を考えているかたにはぴったりです。
アマルフィの景色、すごいんだから!

さて、こちらのホテル。
私は大学3年のとき、学校の研修で訪れました。

lrg_12378396.jpg

ロビーから、テラスへ出ると、こんな場所になってます。
(大学時代の写真センスのなさとこの暗い感じね…)
すっごく広くて、ここから海岸を見渡せます。
ラヴェッロの街自体が高台にあるので、こちらのホテルも高台にあります。
観光バスでは来れないので、車をチャーターするか、ホテルの方にご相談ください。

こちらのホテルをおすすめするのは、
景色だけじゃないのです。
アマルフィ観光に便利だからじゃないのです。
(それだけだったらほかのホテルでもいいじゃん…)
それだけなら、旅慣れてない人に紹介する理由になんないじゃん。

その理由は、
日本人がいる ことです!!!

こちらのホテルのオーナーはイタリア人。
その奥様が、日本人です。

だから、なんだか安心できるのです。
そういうことです。

慣れない海外滞在。
日本語が通じない。
滞在期間が長ければ長いほど、孤独やさみしさを感じてしまう人もいるかと思います。
私は、このイタリア滞在が初めての海外経験で、にもかかわらず2週間以上も滞在。時差ぼけすごいしトマト嫌いだし(これに関しては克服できました。イタリア国内限定でですが…長くなりそうなので、これに関してはまた話します)、イタリアの夏の日差しはひたすら痛いし、得意じゃない宗教美術と教会とゴシック・ルネサンス建築づくしの勉強の日々。イタリア中を観光バスで長距離移動しまくる日々。20数名の学生との集団行動。同級生との行動にはお互い嫌気がさしはじめてる…
イタリア滞在はすっごく楽しかったし、また行きたいんですが、こんな状況では「日本が恋しい…」となるのも致し方ありません。

だから、同行者以外で日本語が通じて、親切にしてもらえたのはとっても助かりました。
海外で日本語が通じるのって、とても安心しますよ!
もちろん、旅行中ぜーんぶ日本語ってわけにはいきませんし、それも風情がありません。
なので、ちょこっとだけでいいので、日本語の通じる瞬間がほしい。
慣れないまちの観光でも、日本人に頼れる機会があると心強い。

この日本人奥様、引率の大学教授と知り合いで。
実際にイタリアで暮らす日本人とのかかわりは、きっと学生にも刺激になるだろうということで、チョイスされました。

実はイタリアに出発する前日、
この日本人奥様、日本のテレビ番組で取り上げられていたのです!

海外で暮らす日本人妻はいったい、どんな生活をしてるのか!?
という例の番組。
ホテルのスイートルームも紹介され、ひたすら広くて豪華、海を見渡せる大きなテラス付き!
しかも4つ星ホテル!
同級生みんな、それぞれ自宅でこれを見てたのですが、
「悲報:ラヴェッロで泊まるホテルが4つ星の超高級リゾートホテル」
「やばいやばい楽しみ楽しみ」
「うちらこんなとこ泊まるの」
というメッセージが、グループラインで飛び交いました。女子大生w

部屋のことはもちろんですが、日本人奥様の生活っぷりもご紹介。
日々忙しくホテルの経営に携わり、しかも2人の男の子の育児にも追われる…
そんな姿が印象的でした。

が!

イタリア人の旦那。
これもとっても印象的だったのです…!

とても亭主関白。
おうちのことにわれ関せずな感じとか、もう、亭主関白なのです。
奥様がかいがいしく、頭にサンオイルをぬってあげてる姿…
しかもすっごくせっかち。イライラしてる。
車の運転がとても荒い…

そればっかり記憶にあります。
「イタリアの男のひとってみんなこうなの!?」
とグループラインが荒れました

で、実際泊まってみると。

やはり、日本人が経営にかかわってるということで、
サービスがきめ細やかに行われていました。
チェックイン後、部屋についてしばらくして、奥様が「お困りのことはありませんか?」と部屋に聴いて回ってました。
たしかに奥様、忙しそうなのですが、
ホテル近くのおすすめ絶景レストランにも案内してくれました。
ホテルとしての対応も、とても丁寧です。
男の子がとても小さいので、子どもを連れて対応していたこともあったのですが、
イタリア語と日本語、両方で子どもとコミュニケーションとっててびっくりw
はっきり会話できる歳の子どもではありませんでしたが、子どもも両方ともしゃべってるしw
これも育児のひとつの方法なのね…と驚き。

「じゃんけんに勝てば、1組は広めの部屋、もう一組は庭付きの部屋を割り当てる」
ということになり、学生グループ内でじゃんけんをして、
見事、私、勝ちました!

ということで、庭付きの部屋、割り当てられました。
たしか2番目にじゃんけんで勝って、余ったほうにされたんだっけ。

庭付きの部屋の感想ですが、
まあ、ホテル自体がとても古いので、どの部屋も無理くり作られた感があり、
わたしの部屋も入り口からちょっと通路になってて、奥にベッドルームが広がっているというもの。
通路も狭いわけじゃないので、そこにソファとかおかれてました。
くつろぎスペースみたいな。

lrg_12378395.jpg

こんなソファです。
レトローなヨーロッパ風の建物、部屋の雰囲気にあった家具でした。
テレビは箱型でした(宿泊当時)なんかチャンネルもわけわかんなくて、
そういうアダルトなお店のCMがひたすら流れてたり、今まで宿泊したフィレンツェやローマ、ミラノの都市型ホテルでふつーに見てたチャンネルがひとつも映らない…(クイズ番組とかアニメチャンネルとか。言葉が分からないイタリアではアニメチャンネル、けっこう心の支えだったのに…)
まあテレビなんて見るな!せっかくこんないいところに来たんだ!海を見ろ!海を!
ということで、庭に出てみると…

まあ蚊だらけ!緑がうっそうと茂っておる!海が見えそうで見えない!

ということで、写真撮ってたら虫刺されだらけになりそうで、
写真が残っておりません(おい)
どういう経緯でわたしたち学生グループがこの部屋に宿泊できたのかはわかりませんが、
この「庭付き」はあまりあてにしないほうがいいかも。
この旅にはどのホテルでもモーニングコールが設定されてたのですが、
こちらのホテルのモーニングコールは、もちろん、人間味のないイタリア語です。
さすがに日本語なわけないよね。これも他のホテルと一緒。

lrg_12378393.jpg

こちら、バスルーム。
(なんでこんな写真しかないの、もう)
バスタブ付きで、そんなに不便なところはありませんでした。
ドライヤーもあります。
アメニティは、シャンプー・リンス・石鹸くらいなので、そこは他のイタリアのホテルとさほど変わりません。

トータルで言えば、不満はとくになし!
むしろこのラヴェッロで、素敵なホテルステイができたことに満足!
あと、日本語が通じるってとても安心できた!
これ、かなり重要じゃないかな。

あ、亭主関白の旦那様ですが。
あんまり接する機会がなかったのですが、親切でしたよ
(お客さんの前では亭主関白というわけではないでしょう、さすがに)
写真撮影にも快く応じてくれました。
ぜんぜん嫌なイメージはありません。亭主関白でもいい人はいい人ってことです。

イタリア行ったことないけど、アマルフィ・ラヴェッロで一泊したいと考えている人におすすめです。



(情報や感想は、すべて2013年夏当時のものです)
Hotel Rufolo
住所:Via San Francesco 1, Ravello






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