2015年12月30日
A481・平成27年を振り返る(3)
(前回まで)
1、Myブログから
2、自分の健康
(今回)
3、日本の健康
3-1 虚弱体質の日本は輸入に頼って生きてのびている
日本の中にいると、日本が見えないのかもしれません。
私たち日本人は「日本は平和国家である」とかなんとか言っていますが、
「食料自給率の真の実力は10%そこそこ!」
「エネルギー源自給率は僅かに数%!」
こんな状態がずっと続いてきています。
このままでは
「日本は自力で生きていけるはずがない!
「日本には自立できるだけの体力がない。輸入が必須の生命線である」
ことを思い知らされます。
しかし、日本人はこの事実にほとんど関心を示していない様に思われます。
この事実を自覚したら、私たちのものの見かた・考え方はイヤでも変わることでしょう。
日本の健康状態は
「自立出来ない虚弱体質のまま、外国からの栄養補給に頼って生きている状態」
ということを、私たち誰もがよく知らなければいけないと思うのです。
技術の力などで高度成長期に蓄積された経済力で生き延びているのですが、
幸いにも!とでもいうのでしょうか、
政治的にも、経済的にも、たまたま輸出国があり続け来たので今日があるわけで、この先も同様に・・とは誰も言えないはずです。
国家の危機管理について、私たちは格段に目覚めなければならないと思うのです。
・異常気象が常態化するような昨今、洪水・干ばつなどの自然災害が多発し、食料輸出国が輸出不能になることは想定しなければ行けないし、
・人口増加、新興国の生活様式の変化などで食料需要が増大し、輸入が難しくなると考えるのが自然でしょう。
従前はも何度か国際価格が急騰して騒ぎになったことが度々ありましてが、治まると直ぐに忘れてしまうことを繰り返してきました。
今後は輸入出来る品物がなくなる!という事態を想定することが必要だろうと思うのです。
・輸出国の政策次第で、食料もエネルギー源も輸出が減少又はストップの事態への対応を国家として当然準備しておかなければならないと考えます。
(これは政府のみが行うことではなく、国民一人一人の問題でもあるはずです)
何かの理由で日本が追い込まれた時、自分の実力で生きていく力を持たずにあれこれ自己主張しても、何の支えにもなりません。相手が「NO!」といえばそれまでです。
「世界地図から日本を消すのはいとも簡単で、エネルギー源の供給をストップすればよい」とも言われているとか。
どこかの国がその気になった時、
日本はなすすべがないことは誰の目にも明らかなはずです。
3-2食料自給虚弱体質
「日本の食料自給率は僅か40%に過ぎず、半分以上の60%は輸入に頼ってる」と言われています。
(こう言われても危機感を持つ人は意外に少数派で、一般大衆はほとんど無関心のように思われ、心配です)
しかし、
「日本の真の食料自給能力は40%より格段に低く、実力は10%そこそこしかない!」という実態があり、何故かあまり報道もされていません。
「農産物」では肥料の多くを輸入に頼らざるを得ないので、肥料がなければ「コメ」すら自給できなくなります。また「種子」の多くが特許で外国資本に抑えられているという事情もあるそうです。
「畜産物」では飼料のほとんどが輸入です。畜産物の自給率は50%程とされていますが、飼料を含めてみると答えは明らかです。
「水産物」では、天然魚は資源の枯渇で国際規制が強まり、養殖が頼りですがその餌がこれまた輸入依存です。養殖魚も餌の輸入次第と言うのが実態のようです。
この様に食料自給率が実質的には僅か一割そこそこと言うのに、のんびり過ごしている!?
国際情勢一つで簡単に食糧危機に陥ってしまう!
巷には食べ物が溢れているけれど、日本の食料事情の健康状態を考えると、とても浮かれた気分ではいられなくなるはずです。
(参考)
465・宇宙から日本を見ると・・(1)食料危機
https://fanblogs.jp/hapise/archive/606/0
3-3 エネルギー源自給虚弱体質
エネルギーの自給率はわずか数%に過ぎないと統計に示されています。
ほとんど全てを輸入に頼っている訳です。
こんな状態が一体何年続いて来たのでしょうか?
こんな状態を、今後何時まで続けるつもりでしょうか?
食料とエネルギー源という日本の首根っこを外国につかまれている現状をどう考えたらよいのでしょうか?
自前のエネルギー源をより多く確保するように国家プロジェクトを組んで強力に推し進めようとしないのは何故なのでしょうか?
エネルギー政策はあれこれとられてはいるようですが、何故か説得力に欠けるというか、的を射ていないように思われます。
(1)原発は数字上は大きな選択肢の一つでしょうが、懸念されるマイナスが大きすぎます。誰も責任を取る能力がない状態での再稼働はリスクが大きすぎます。
目先の利権にとらわれず、国家百年の計で対処すべき問題のはずです。
近い将来、水力発電、水素発電に置き換えられることを強く望みます。
(2)太陽光・風力・地熱発電などが話題にされていますが、量的に見て主役ではなさそうです。
(3)水力発電
原発事故があってもなお水力発電に注目しないのは何故でしょう。
統計によると、水力発電の現有設備能力は発電全体設備能力の19%ですが、原発事故以前も事故後も水力発電量は8%に抑えられています。
また未開発水資源での中小発電設備は現状設備能力の倍位には2020年目途に増やし得るという試算があります。単純掛け算では38%を水力で賄えることになります。この水力発電がほとんど話題にならないのは不思議なことです。
現行法規制の改定や、多くの技術者養成などが課題がありそうですが、原発や他の再生可能エネルギーよりも短期間に、量的にも日本のエネルギー自立を進め得るようです。
優先開発すべき分野であると思います。
(4)メタンハイドレート
日本の沿岸はメタンハイドレートの宝庫だそうです。現在のLPガス使用量の100年分以上の埋蔵量と言われます。
採掘技術のめどがついているというのに、なぜか進展を見せません。
(5)中国が東シナ海の日本との境界海域で海底油田発掘準備を進めていると非難していますが、日本も既成事実を残そうとしないのは何故?高度な政治判断?
(6)水素発電
水力発電と並んで、もう一つの期待は「水素発電」です。
実証プラントが建設されて実用性を確認済み!というのですから将来の夢物語ではなく、商用化が進んでいる現実の話となっているようです。
発電コストは、現行価格の水準まで低コスト化可能とされていて、原発の廃棄物処理費がどれ程高額になるか試算できないでいるのに比べると、はるかに優位のようです。
また、水素で走る燃料電池自動車の価格や水素ステーションの問題も電気自動車と比べてどちらが先行するか?と言われるまでになっているようです。
水素ステーションが大都市に広がるのは時間の問題となったようです。
水素化社会の前触れとも思われます。
この「水力発電」と「水素発電」をクローズアップさせることで日本の発電構成地図が大きく変わることが考えられます。
「水力発電」+「水素発電」+「太陽光・風力・地熱・潮力発電」+「メタンハイドレート」+「X」+「Y」・・・
この様な日本の自前のエネルギー源を増やす事に一人一人が強い関心を持つことが緊急、優先課題であると思うのです。
(参考)
A466・宇宙から日本を見ると・・(2)エネルギー危機
https://fanblogs.jp/hapise/archive/607/0
今年も残すところ明日一日となりました。
ブログを中断することなく、ここまで来れたことに満足しています。
6日ほどの間隔でブログを書くことが生活のリズムとなり、惰性で日時を過ごさない事に役立っています。
頭の老化防止にも効果がありそうです。
来年も引き続き同ペースで行こうと思っています。
今回までのアクセスに感謝致しますとともに、来年もまた宜しくお願い申し上げます 。
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1、「日記・諸事寸話」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
1、Myブログから
2、自分の健康
(今回)
3、日本の健康
3-1 虚弱体質の日本は輸入に頼って生きてのびている
日本の中にいると、日本が見えないのかもしれません。
私たち日本人は「日本は平和国家である」とかなんとか言っていますが、
「食料自給率の真の実力は10%そこそこ!」
「エネルギー源自給率は僅かに数%!」
こんな状態がずっと続いてきています。
このままでは
「日本は自力で生きていけるはずがない!
「日本には自立できるだけの体力がない。輸入が必須の生命線である」
ことを思い知らされます。
しかし、日本人はこの事実にほとんど関心を示していない様に思われます。
この事実を自覚したら、私たちのものの見かた・考え方はイヤでも変わることでしょう。
日本の健康状態は
「自立出来ない虚弱体質のまま、外国からの栄養補給に頼って生きている状態」
ということを、私たち誰もがよく知らなければいけないと思うのです。
技術の力などで高度成長期に蓄積された経済力で生き延びているのですが、
幸いにも!とでもいうのでしょうか、
政治的にも、経済的にも、たまたま輸出国があり続け来たので今日があるわけで、この先も同様に・・とは誰も言えないはずです。
国家の危機管理について、私たちは格段に目覚めなければならないと思うのです。
・異常気象が常態化するような昨今、洪水・干ばつなどの自然災害が多発し、食料輸出国が輸出不能になることは想定しなければ行けないし、
・人口増加、新興国の生活様式の変化などで食料需要が増大し、輸入が難しくなると考えるのが自然でしょう。
従前はも何度か国際価格が急騰して騒ぎになったことが度々ありましてが、治まると直ぐに忘れてしまうことを繰り返してきました。
今後は輸入出来る品物がなくなる!という事態を想定することが必要だろうと思うのです。
・輸出国の政策次第で、食料もエネルギー源も輸出が減少又はストップの事態への対応を国家として当然準備しておかなければならないと考えます。
(これは政府のみが行うことではなく、国民一人一人の問題でもあるはずです)
何かの理由で日本が追い込まれた時、自分の実力で生きていく力を持たずにあれこれ自己主張しても、何の支えにもなりません。相手が「NO!」といえばそれまでです。
「世界地図から日本を消すのはいとも簡単で、エネルギー源の供給をストップすればよい」とも言われているとか。
どこかの国がその気になった時、
日本はなすすべがないことは誰の目にも明らかなはずです。
3-2食料自給虚弱体質
「日本の食料自給率は僅か40%に過ぎず、半分以上の60%は輸入に頼ってる」と言われています。
(こう言われても危機感を持つ人は意外に少数派で、一般大衆はほとんど無関心のように思われ、心配です)
しかし、
「日本の真の食料自給能力は40%より格段に低く、実力は10%そこそこしかない!」という実態があり、何故かあまり報道もされていません。
「農産物」では肥料の多くを輸入に頼らざるを得ないので、肥料がなければ「コメ」すら自給できなくなります。また「種子」の多くが特許で外国資本に抑えられているという事情もあるそうです。
「畜産物」では飼料のほとんどが輸入です。畜産物の自給率は50%程とされていますが、飼料を含めてみると答えは明らかです。
「水産物」では、天然魚は資源の枯渇で国際規制が強まり、養殖が頼りですがその餌がこれまた輸入依存です。養殖魚も餌の輸入次第と言うのが実態のようです。
この様に食料自給率が実質的には僅か一割そこそこと言うのに、のんびり過ごしている!?
国際情勢一つで簡単に食糧危機に陥ってしまう!
巷には食べ物が溢れているけれど、日本の食料事情の健康状態を考えると、とても浮かれた気分ではいられなくなるはずです。
(参考)
465・宇宙から日本を見ると・・(1)食料危機
https://fanblogs.jp/hapise/archive/606/0
3-3 エネルギー源自給虚弱体質
エネルギーの自給率はわずか数%に過ぎないと統計に示されています。
ほとんど全てを輸入に頼っている訳です。
こんな状態が一体何年続いて来たのでしょうか?
こんな状態を、今後何時まで続けるつもりでしょうか?
食料とエネルギー源という日本の首根っこを外国につかまれている現状をどう考えたらよいのでしょうか?
自前のエネルギー源をより多く確保するように国家プロジェクトを組んで強力に推し進めようとしないのは何故なのでしょうか?
エネルギー政策はあれこれとられてはいるようですが、何故か説得力に欠けるというか、的を射ていないように思われます。
(1)原発は数字上は大きな選択肢の一つでしょうが、懸念されるマイナスが大きすぎます。誰も責任を取る能力がない状態での再稼働はリスクが大きすぎます。
目先の利権にとらわれず、国家百年の計で対処すべき問題のはずです。
近い将来、水力発電、水素発電に置き換えられることを強く望みます。
(2)太陽光・風力・地熱発電などが話題にされていますが、量的に見て主役ではなさそうです。
(3)水力発電
原発事故があってもなお水力発電に注目しないのは何故でしょう。
統計によると、水力発電の現有設備能力は発電全体設備能力の19%ですが、原発事故以前も事故後も水力発電量は8%に抑えられています。
また未開発水資源での中小発電設備は現状設備能力の倍位には2020年目途に増やし得るという試算があります。単純掛け算では38%を水力で賄えることになります。この水力発電がほとんど話題にならないのは不思議なことです。
現行法規制の改定や、多くの技術者養成などが課題がありそうですが、原発や他の再生可能エネルギーよりも短期間に、量的にも日本のエネルギー自立を進め得るようです。
優先開発すべき分野であると思います。
(4)メタンハイドレート
日本の沿岸はメタンハイドレートの宝庫だそうです。現在のLPガス使用量の100年分以上の埋蔵量と言われます。
採掘技術のめどがついているというのに、なぜか進展を見せません。
(5)中国が東シナ海の日本との境界海域で海底油田発掘準備を進めていると非難していますが、日本も既成事実を残そうとしないのは何故?高度な政治判断?
(6)水素発電
水力発電と並んで、もう一つの期待は「水素発電」です。
実証プラントが建設されて実用性を確認済み!というのですから将来の夢物語ではなく、商用化が進んでいる現実の話となっているようです。
発電コストは、現行価格の水準まで低コスト化可能とされていて、原発の廃棄物処理費がどれ程高額になるか試算できないでいるのに比べると、はるかに優位のようです。
また、水素で走る燃料電池自動車の価格や水素ステーションの問題も電気自動車と比べてどちらが先行するか?と言われるまでになっているようです。
水素ステーションが大都市に広がるのは時間の問題となったようです。
水素化社会の前触れとも思われます。
この「水力発電」と「水素発電」をクローズアップさせることで日本の発電構成地図が大きく変わることが考えられます。
「水力発電」+「水素発電」+「太陽光・風力・地熱・潮力発電」+「メタンハイドレート」+「X」+「Y」・・・
この様な日本の自前のエネルギー源を増やす事に一人一人が強い関心を持つことが緊急、優先課題であると思うのです。
(参考)
A466・宇宙から日本を見ると・・(2)エネルギー危機
https://fanblogs.jp/hapise/archive/607/0
今年も残すところ明日一日となりました。
ブログを中断することなく、ここまで来れたことに満足しています。
6日ほどの間隔でブログを書くことが生活のリズムとなり、惰性で日時を過ごさない事に役立っています。
頭の老化防止にも効果がありそうです。
来年も引き続き同ペースで行こうと思っています。
今回までのアクセスに感謝致しますとともに、来年もまた宜しくお願い申し上げます 。
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・参加カテゴリーランキング”医療と健康” 665/4733人中
”医療と健康(全般)” 18位/214人中
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バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
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タイトルをクリックいただくと本文が開きます。
1、「日記・諸事寸話」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)