飼い主が大好きでたまらないイヌが好きか。
居心地の良い飼い主の近くで好きに過ごすネコが好きか。
性格占いとかでも話題に上ることがある議題であるけれど、
なんとなく世話好きならイヌ派、独り好きならネコ派・・・なイメージがある。
イヌを好きで飼っている人は、実の子を叱るように飼いイヌを叱る。
そして、実の子を愛するように飼いイヌを愛する。
イヌは従順そうに見えて、実はやんちゃで不器用でドジで、親心がくすぐられる。
残念なことに、飼い主より先にいなくなってしまうことが多いので、
そのときを迎えた飼い主の気持ちを思うと心が張り裂けそうになるのだけれど。
イヌの出てくる話は、ほとんどが飼い主目線のストーリーだ。
「フランダースの犬」「名犬ラッシー」。「桃太郎」もそうだ(飼い主とはちょっと違うけど)。
ネコを好きで飼っている人は、強要しない。
ネコは自分の好きなときに好きなところで好きなことをしていたい。
だから、欲しいときに餌をくれる人が好きだし、そばにいると安心する人のところへ帰ってくる。
飼い主は基本ネコには好きにさせていて、たまたま自分のそばで丸くなったときになでる。
お腹がすいたときは「餌くれ」と露骨な目つきをしてくるから、はいはいと餌をあげる。
ネコにいいように使われているけれど、実はそういう距離感が好きだったりする。
ネコの出てくる話は、ネコ目線の気ままな展開になることが多い。
「吾輩は猫である」「ルドルフとイッパアッテナ」。「魔女の宅急便」もそうだ。
どっちが良いとか悪いとかカッコいいとかダサいとかではもちろんない。
まあ、結論イヌもネコも飼うのはそれなりに大変で、だからこそ可愛いわけだ。
そう言えば「となりのトトロ」のネコバスはどうだろう。
トトロが呼んだらやってくるところとかはイヌっぽいんだけど。
あれがネコバスじゃなくてイヌバスだったらまた違った印象なんだろうな。
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2017年05月26日
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