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2019年05月17日

やるねえ、23回目だと。 エベレスト登頂   〜ネパール人 シェルパ〜

hotel2.JPGエベレストビューホテルから望むエベレスト山


地の利があるのと、山岳ガイドと言う職業柄、エベレストに


しかし、行ったら登れるという山ではない。
技量以上に「天候」による「運」もなければ、エベレストには登れない。

その中で23回と言うのは、驚異としか言いようがない。
登り慣れてる分、ルートは熟知しているだろうが、アイスフォールは
常に地形が変化している。
毎年ここだけは、違うル−トになる。

毎年と言うか、ひどい時には、登る時あった橋が、帰りにはない。
ということはしばしばだ。

しかも、上部では「雪崩」が頻発する。

もともと「シェルパ」の心肺能力や、サバイバル性には
敬意を抱いていたが、無事に今まで生きていたことに、あらためて
尊敬の念を持つ。

また、この「シェルパ」たちが居なければ、登山者だけでは
エベレストに登れない、という現実もある。

ルート工作費が高いの安いのと言っている連中もいるが
彼らが居なければ、登山者自身にとんでもない労力が必要になるのは
事実である。

現実として「安い」方がいいには決まっているが・・・。

エベレスト登頂で世界記録を更新
2019.5.15 16:52ライフくらし

 シェルパと呼ばれる ネパール人登山ガイドの一人、カミ・リタ・シェルパさん(49) が15日、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)の 23回目の登頂に成功 し、自身の世界最多登頂記録を更新した。観光当局者が明らかにした。

 地元メディアによると、カミ・リタさんは2017年に21回目の登頂に成功し、他の2人が持っていた記録に並んだ。昨年、22回目の登頂を果たし、 単独の記録保持者となった。カミ・リタさんは25回の登頂を目指しているという。 (共同)


このカミ・リタ・シェルパは、我々の時代には「キッチンボーイ」
として、登山隊に参加していた、少年であった。

それが今や、第一人者である。


生活の為に危険な仕事である「山岳ガイド」をしなければならない環境で
名誉も手に入れるのは、並大抵ではなかっただろう。

文字通り「死活問題」でもあるわけだ。


25回を目標にしているらしいが、その一歩手前が一番危険だ。
「九合目が一番きつい」と山では言われているが、記録達成もまた
その少し手前に危険が潜んでいることが多い。

不慮の事故など起こらないように、祈りたい。

彼は49歳と言われている。しかし、多分、年齢は予想でしかない。
本人も良くは知らないはずだからである。

となれば、年齢的なハンデも出てくるだろうし、ネパール人の寿命は
日本人よりはるかに短い。
体力的に優秀とは言え、油断はできない。


カミ・リタ シェルパ  GOOD LUCK



BY
  いいとこどり


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