日本と韓国の間でも分かるように、お互いが信頼を失くせば
相手の言い分は、信じられなくなるのである。
アメリカは「拿捕された」と言い、イランは「救助した」という。
そのタンカーの乗組員の話を聞けば、わかることでも
推測で相手国を非難する。
ホルムズ海峡でタンカー拿捕か イラン側「故障船を救助」
7/17(水) 1:30配信 共同通信
【イスタンブール、テヘラン共同】米英メディアは16日、中東のホルムズ海峡を通過していたパナマ船籍の小型石油タンカー「リア」がイラン領海に入り、 13日夜から行方不明になっていると報じた。米政府はイランが拿捕した可能性があるとして警戒を強めている。
国営イラン放送は16日、ペルシャ湾で外国のタンカーが故障して救助を要請したため、イラン当局がタグボートで領海にけん引したとイラン外務省報道官が発表したと伝えた。
英国防省は16日、ペルシャ湾に3隻目の軍艦と補給艦を派遣する計画を発表。フリゲート艦「ケント」、補給艦「ウエーブ・ナイト」が派遣される見通し。
「有志連合」参加を念頭に置いた覇権である。
イランが「報復する」とした、イギリス軍のイランタンカー「拿捕」を
受けてのイギリス側の警戒活動だ。
こうして、お互いの緊張感が徐々に増すことになる。
これで一番喜ぶのは誰か?
武器商人たちであろう。
行方不明タンカー、イランは要請受け領海内にえい航と主張
7/17(水) 7:46配信 Bloomberg
(ブルームバーグ): イラン外務省のムサビ報道官は、ペルシャ湾で行方不明になり、技術的問題が生じていた小型石油タンカーを修理のため同国の領海内にえい航したことを明らかにした。 イラン学生通信(ISNA)が伝えた。
ISNAによれば、パナマ船籍のタンカー「リア」のさらなる詳細については追って発表するとムサビ報道官は述べた。 タンカーからの援助要請を受けてイラン当局が対応したという。
タンカーに具体的に何が起きたかは、イラン側の説明でははっきりしない。AP通信によると、タンカーはホルムズ海峡を通過していたが、原因不明の状況で2日余り前に消息を絶った。APが匿名の国防当局者1人からの情報を引用したところでは、 米国はイランがタンカーを拿捕(だほ)したのではないかと「疑念を抱いている」という。
タンカーが消息を絶ったと最初に伝えたCNNは、イランの精鋭部隊「革命防衛隊」によってタンカーが同国の領海内に強制的に連行されたと米情報当局は確信を強めているが、 ペルシャ湾の複数の関係者は、タンカーが故障し、イランによってえい航されただけだと示唆したと報じていた。
原題:Iran Says Missing Tanker Had Problems and Was Towed for RepairsIran Took An International Tanker Into Waters for Repair: ISNA(抜粋)
(c)2019 Bloomberg L.P.
Zainab Fattah, Verity Ratcliffe, Zoya Khan
これは「救助」であれば、いずれ「解放」されることになる。
時間が解決する問題であろう。
ただしこれで、アメリカや他の国が、イランに対して何かすれば
イランは、この船を「人質」にするかもしれない。
「救助」が「拿捕」に変わる瞬間である。
そんなことがあってはならない。
BY いいとこどり
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