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短歌文学会
佐賀県鳥栖市に拠点をおく「短歌文学会」を紹介するブログです。短歌の楽しさ・魅力をみなさんと共有できたらと思っています♪管理者は、3代目主宰者の娘であり、文学会会員のaquaです。
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2019年02月02日

短歌文学会Facebookを開設しました

ご無沙汰しております。
昨年末に、短歌文学会のFacebookを開設いたしました。

今後は下記で、
情報発信してまいります。

https://www.facebook.com/tankabungakukai/

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2016年06月01日

【ご報告2】姫由理全国短歌大会

去る5月22日開催されました「姫由理全国短歌大会」の
優秀賞作品をご紹介します。

◆全国短歌大会作品抄◆

優秀賞


病窓は一枚の画用紙青き山に雲のあそびて鳥の舞ふなり
稲田 利子

咲くを待たれ咲きて愛でらる桜花散りてひとしほ華やぎ競ふ
江澤 幸子

2016.2.17-2.JPG
枯れ葉から顔を覗かせ紫の小さき?花(はな)が春を知らせる
多珂子

一文字「櫻」の書あり盛るとも散るともなきに華やかなりぬ
草野 眞理子

咲き満つる枝垂れの梅に白蝶の一つしづかに近づきてゆく
貝島 信子

おめでとうございます!
ご参加のみなさま、ありがとございました。



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2016年05月31日

【ご報告】姫由理全国短歌大会

ご無沙汰しております。
みなさま、いかがおすごしでしょうか。

さて、去る5月22日、短歌文学会の定期総会が開催されました。
午後は、毎年恒例「姫由理全国短歌大会」。

歌会のあと成績発表が行われ、25首の中から、
最優秀賞に佐藤照子氏、大会賞に碇弘毅氏の歌が選ばれました。

◆全国短歌大会作品抄◆

最優秀賞

老いの春八十路となればあとは運病んでたまるか惚けてたまるか
佐藤 照子

大会賞

葉の緑摘む頃合ひや良からむと踏み入る畑に蕗にほひ立つ
碇 弘毅

おめでとうございます!

明日は、優秀賞をご紹介します。



IMG_2520.JPG
(事務局庭のひめゆり)

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2016年02月11日

朝日新聞佐賀版「たいせつな本」で紹介されました

第一線で活躍する県内ゆかりの方々の心に残る 「たいせつな本」
を紹介するコーナーで、 代表 碇弘毅 が紹介されました。
asahi-taisetunahon.JPG

こちらの記事は、 朝日新聞デジタル でも、読むことができます。


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2015年11月24日

2日間限定ギャラリーPoet’s House開催

11月10・11日、短歌文学会本部で、
「2日間限定古民家ギャラリー Poet's House」
開催されました。
IMG_5452.JPG
歌人・碇登志雄の家だから、
歌人の家「Poet's House」。

年を重ねるにつれ、家や家具など
長く大事にされてきた
古きよきモノの魅力を感じるようになりました。
「その魅力を、もっと多くの人と共有したい」と、
今回のギャラリー開催を思いつきました。
IMG_5464.JPG
展示・販売品は、手紙にまつわるモノ。
そして、家と同じように、どこか懐かしく、
ぬくもりがあるモノ、やさしい気持ちにしてくるモノにしました。

展示・販売作品は、
・地元鳥栖の彩墨画家・実本貞枝さんのレターセットやハガキ
・書家碇麗水さんの展覧会出展作品や舞扇
・銅版画イラストレータ たやみよこ さんのカレンダーや一筆箋・カードなど。 
IMG_5487.JPG

当日の朝は、朝日新聞佐賀版でギャラー紹介記事が掲載され、
記事を見た方の来場やお問い合わせもありました。
asahi2015.11.10.JPG
(↑クリックして拡大できます)

また、四脚門の張り紙をご覧になって、
来場くださった方もいらっしゃいました。
IMG_5449.JPG
築80年以上の家を楽しまれていらっしゃる方も多く、
「懐かしい」
「もう壊してしまった実家を思い出す」
など、ほっこりとした時間・空間をすごしていただけました。
IMG_5498.JPG
ギャラリーを通じて、
祖父母の代よりお世話になっている地元の方々や、
俳句・書道が好きで立ち寄られた方、
よく家の前の通りを通り「ずっと気になって」
くださっていた方々との、ご縁がありました。

来場者の皆様に、感謝
出展くださった皆様に、感謝
家を建て大事に守ってきた、
曾祖父母・祖父母・両親に、感謝です


碇麗水の書作品は、下記にて販売しております。
美しい言葉と心を形に〜ネットショップ「湖月庵書院」

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2015年10月03日

烏瓜・からすうり

画像 1681.jpg
事務局の庭の楓に絡んだ烏瓜の実が
真っ赤に色づいたと写真が届きました。

烏瓜は、ウリ科、カラスウリ属の多年性蔓草で、
雌雄異株です。

本州、四国、九州の藪などに自生しています。
六、七月に白いレースのような糸状に
細かく裂けた花が咲き、
秋になって真っ赤に実が熟します。

名の由来は、『大言海』の
「熟すれば烏好みて食へば名とす」
が通説のようです。

大黒さまの顔に似ている種を洗って
大事に紙につつみ招福を願って遊んでいたと
父に聞いたことがあります。

IMG_3510大黒さま.jpg
(写真:今朝採れた種。本当に大黒さまの顔みたいですね)

IMG_0806大黒さん.jpg
(写真:「長崎街道まつり」の時撮影した大黒様とのことです。)

果肉を「荒れ止め」として化粧水にしたり、
塊根から採った澱粉を「天瓜粉」の代用として
汗知らずに使ったり、
黄疸、利尿、催乳などに用いたそうです。
(参考:『植物短歌辞典』『語源辞典』『ブリタニカ百科事典』)

では、短歌を三首あげておきます。

若山牧水(『くろ土』)
からす瓜はひのぼりゆきて痩杉のこずゑに赤き実をたらしたり

窪田空穂(『さざれ水』)
この家の檜葉にからまる烏瓜赤く熟れしが塀越えて見ゆ

碇  弘毅(歌誌『姫由理』)
冬枯れの楓に絡みからからと烏瓜の実ひからびて鳴る


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2015年09月11日

「魔法のことばと手紙サロン」盛会のうちに終了

去る9月6日、短歌文学会本部で開催されました
「魔法のことばと手紙サロン」 は、
おかげさまで盛会のうちに、終了いたしました。
IMG_4908.JPG
短歌文学会主宰の碇弘毅より、
日々 「言葉をみがく」 ためのポイントを
お話しいただきました。
IMG_3228.JPG
詳しいサロンの様子は、 こちら をご覧ください。


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2015年08月17日

「魔法のことばと手紙サロンin九州」開催します

こんにちは。
今日は、事務局からイベント開催のご案内です。

「魔法のことばと手紙サロンin九州」
【開催日時】 2015年9月6日(日)13:00〜15:30
【会場】 鳥栖市大正町 短歌文学会本部
IMG_2114.JPG

【講師】
 短歌文学会主宰 碇弘毅
 (社)手紙文化振興協会認定
手紙の書き方コンサルタント 青木多香子
【受講料】3000円(教材費込)

短歌と手紙、共通するのは、
言葉を磨き、心を磨く ことができるという点。

短歌・手紙を通じて、
言葉を豊かにすることで、自分の心のあり方や、
まわりの人との関係を、良質にすることができます。

そんな言葉を磨くコツについて、
体感することができるサロンです。

一部では、短歌文学会主宰の碇弘毅より
「言葉の磨き方」 についてお話します。

二部は、(社)手紙文化振興協会認定 
手紙の書き方コンサルタント青木多香子による
「手紙の書き方体験講座」 です。

SNSやメールが主流の今、「手書きの手紙」が見直されています。
かしこまった定型文の手紙の書き方ではなく、
気軽に日常的に気持ちを伝える手紙の書き方 についてお話します。

教材例.JPG

ワークを行いながら、言葉の磨き方と、
自分らしい手紙の書き方を学ぶことができます。
「文字に自信がない」「文章を書くことが苦手」な人も歓迎です。
講座風景.JPG
(過去の「手紙の書き方講座」の様子)

・言葉を磨きたい
・短歌に興味がある
・手紙好き・文具好き
・さらりと手紙を書きたい
・人間関係を改善したい
そんな方にお勧めです。

みなさんとお会いするのを楽しみにしています

【お申込先】tegamigift@gmail.com
お名前(ふりがな)・住所・メールアドレス・携帯番号・ご質問(講座で特に学びたいことなど)をお送りください

おかげ様で盛会のうちに終了いたしました。


◆手紙の書き方コンサルタント 青木多香子さんの
ブログ「手紙、おくります。」は こちら

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2015年06月21日

蓮・はす・はちす

蓮の花が咲いたよ、と事務局から便りが届きました。

ハスは、熱帯アジア(インドとも)原産のハス科、ハス属の多年性水生植物です。日本での自生ははっきりしませんが、鑑賞用(花バス)、食用(レンコン)として古くから池や沼、水田で栽培されてきました。

『古事記』『日本書紀』『万葉集』には、いずれも花や葉の上の露の美しさ、面白さを取り上げています。蓮葉・荷葉の風に立ち騒ぐかそけき音、宿る白玉にも風情を感じ、その枯れ姿にも寂びを受け取っています。

蓮の花、すなわち蓮華は、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多くあります。菩提寺の和尚さんの法話にも「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という中国の成句が出て来ます、
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自分で栽培してみて、この蓮の花、蕾の時は赤ないし桃色かと見えたのが、咲いてみると芯に少し黄を帯びた白い花びら、そのつまが薄紅の何ともいえない高貴な姿には驚かされる、と事務局から書いて来ています。
(参考:『植物短歌辞典』『花の履歴書』『広辞苑』『万葉の花』)
IMG_2735.JPG

では、短歌を三首あげておきます。
作者不詳(『万葉集』巻16・三八三五
勝間田の池は我知る蓮(はちす)無し然言ふ君が髭無き如し

岡  麓(『朝雲』)
すきまなくしげれる蓮の葉の池にぬきいでて立ちひらく蓮の花

土田耕平(『斑雪』)
濠のおもて咲きうづめたる蓮の花のさかんなる気をたちてききをり


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2015年06月04日

姫百合・ひめゆり

IMG_2520.JPG

ひめゆりが美事に咲いたと事務局から写真が届きました。

ひめゆりは、ユリ科ユリ属の多年生草本です。近畿地方以西の山地に自生しています。また古くから鑑賞用に栽培されています。茎の高さは大きくても1mぐらい。夏に濃い朱色の花を数個上向きにつけます。英名はmorning-star lilyと素敵な名前がついていますね。
(参考:『植物短歌辞典』『ブリタニカ百科事典』『広辞苑』『万葉集』)

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では、短歌を幾つかあげておきます。

大伴坂上郎女(『万葉集』巻八)
夏野乃(なつののの)繁見丹(しげみに)開有(さける)姫由理乃(ひめゆりの)不所知戀者(しらへぬこひは)苦物乎(くるしきものを)
(訳)夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを

土御門院
庭の面の土さへさくる夏の日にひとり露けきひめゆりの花

太田水穂(『螺鈿』)
大羽黒ゆらり舞ひきて花畠のひめ百合の花にくらく羽ばたく

碇登志雄(『姫由理』1933)
萬葉の人らの歌ふ姫由理の歌この思ひ心愛しも
人知れずなやみもすなる若き日の心を咲ける姫由理ろかも
姫由理を君もみまさばなどでかもしらえぬこひとなり果つるべき


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