『佐賀新聞』(四月二日版)には「四阿屋の登志雄歌碑」「金文字50年前の耀き」という見出しで、次の様に書かれています。そのまま転載させていただきます。
「鳥栖市牛原町の四阿屋遊泳場近くにある歌碑が、50年前の耀きを取り戻した。長年の風雨で表面に刻まれた短歌が読みづらくなっていることに気付いた地元のまちづくりグループ・四阿屋会(志藤会長)と歌碑設置者の短歌文学会(碇弘毅代表)が協力。周辺の雑木を払い、歌碑を磨き上げて金色の文字を施している。
文学会によると、歌碑は1964年に建立され、「からからと 桐の実鳴らむ日も近く 涼しきいろに 満てる大空」と刻まれている。会の創立者で県内歌壇をリードし、94に86歳で亡くなった碇登志雄氏の作品で、夏から秋に向かう自然美を詠んでいるという。
今回の整備は、遊泳場の清掃を担っている四阿屋会から呼び掛けた。昨年12月に周囲の雑木を払った際、かずらに覆われた歌碑を見つけ、文学会に連絡した。
登志雄氏は1933年に歌誌「姫由理」を創刊。会は戦時中を除き、月1回の発行を続けており、長男の弘毅代表(81)は、「みなさんの協力で歌碑は見違えるほどきれいになった。父も喜んでいることでしょう」と語る。
遊泳場近くには戦国時代の城下町跡で国史跡に指定されている勝尾城筑紫氏遺跡などがあり、四阿屋会の志藤会長(68)は「史跡めぐりと合わせ、新たな市の観光スポットになれば」と期待していた。(杉原孝幸)」
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2015年04月21日
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