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佐賀県鳥栖市に拠点をおく「短歌文学会」を紹介するブログです。短歌の楽しさ・魅力をみなさんと共有できたらと思っています♪管理者は、3代目主宰者の娘であり、文学会会員のaquaです。
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2014年07月11日

紫かたばみ

ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミ (紫片喰、紫酢漿草)は、かたばみ(前回)と同じくカタバミ科カタバミ属の多年生植物です。



花は、五月〜十月に淡紅色の5弁の花が、伸びた長い花柄に咲きます。

元々、南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されただけあって、目だって美しい花です。

今も栽培して愛好する人もいますが、日本に広く帰化して、今では雑草として扱われています。多くの小さい鱗茎を地中に密集し、これによってふえるのでやっかいな雑草の一つにされています。環境省により要注意外来生物に指定されています

では、短歌を一首。

永野 光子 (『花鳥小辞典』(講談社)より)
かたばみの小さき花のうすべにをつみて見するよこの女(め)わらべは

「かたばみ」となっていますが「小さき花のうすべにを」とありますから、摘んだ「紫かたばみ」の花を見せている女わらべを詠まれているのですね。かわいい情景が目に浮かぶようですね

ムラサキカタバミ


(碇弘毅記)

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