事務局の玄関わきに繁る 金木犀
に黄色い小花が沢山について、いい香りが漂っています……と、写真が届きました。
金木犀は、モクセイ科、モクセイ属の常緑小高木で、中国南部の桂林地方の原産。古くから鑑賞用として植えられました。秋に芳香のある濃黄色の小花を沢山つけます。雌雄異株で日本のものは全て雄株で結実はみられません。
花色の白いのもありますね。このほうはシルバー・銀木犀です。金木犀は濃黄色です。元々、銀木犀のほうが原種とされています。銀木犀と金木犀、これらを含めた総称としてモクセイの名が使われることも多いですね。
花から香料をとり、干した花は 茉莉花
(まつりか)などと同様ウーロン茶の香りづけに用いられます。漢名は、「九里香」ともいわれ、カツラ(桂)の一種とされて、銀桂、金桂・丹桂ともいい、総じて桂花と総称されます。
「桂林」という地名も、木犀の木が沢山あることに由来するらしいですね。(参考『広辞苑』『マイペディア百科事典』『植物語源辞典』)
では、短歌を三首上げておきます。
碇 登志雄(『姫由理』登志雄の歌82)
木犀の香りすがしと妻言ひて洗濯物を干しはじめたり
佐佐木由幾(『短歌作例辞典』)
しきりに散る木犀の花踏みて立つ今わが心少し驕りて
碇 弘毅(『姫由理』2008)
声あげて門を入りつつ客は先ず金木犀の匂ふを告ぐる
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posted by fanblog
2014年09月28日
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